春の里山 高丸山      2018.04.27
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アケボノツツジ咲く 高丸山 -

月曜日に講演会を開催して肩の荷が下りたが、火曜、水曜とボランティアだった。

昨日は天気が良いので出かけようと思ったが、家内が珍しく乗り気でなかった。

今日は曇りの予想だが、高丸山に出かけることにする。

もしかしたらアケボノツツジが咲き始めているかもしれない。



8時8分出発。

エイザンスミレの花が終わっていた。

やはり今年は何処の山でも花の咲くのが早い。



シハイスミレはまだ元気。

やっと一輪だけ咲いているエイザンスミレ見っけ。



タチツボスミレも、まだ元気に咲いている。

フデリンドウは朝が早いのでまだ目覚めていない。



キケマンが少しばかり咲いている。

可愛いユキモチソウが咲き始めている。



ミツバツツジも綺麗に咲きはじめている。



高丸山を見上げると、ピンクのアケボノツツジがアチコチに咲いているのが見える。

やはり例年よりカナリ早く咲き始めたようだ。



若葉が優しい。



カエデ属だが葉に切り込みがなくて、クマシデの葉によく似ているのはチドリノキ。



シロバナネコノメソウが沢山咲いているが、もう盛りは過ぎている。

サイコクサバノオは、花が殆ど終わって実になっている。



ヤマネコノメソウとネコノメソウ



お不動さんとお地蔵さん



ブナの若葉が綺麗だ。



ブナの大木にはヤシャビシャクの花が咲きはじめている。



ワチガイソウも少し咲いている。



三ツ尾の峠に着くとウリハダカエデの花が咲き始めている。



ウリハダカエデの花は、葉の展開と同時に咲く。



10年前に子供達が植えたブナは殆ど枯れたが、二本だけまだ生きている。

しかしそれにしても成長が遅い。



足元にアケボノツツジの花が沢山落ちている。

見上げるとアケボノツツジの花が咲いている。

しかし、木々に阻まれてキレイに見えない。



アケボノツツジが山頂下の斜面をピンクに染めている。



見晴らし岩の所からの眺め。

ミツバツツジが咲き誇っている。



アケボノツツジが満開。



ミツバツツジもすごいボリュームで咲いている。

曇っているのが残念。



曇っている割には剣山がクッキリと見える。

一ノ森の左奥に次郎笈も見えている。



頂上直下にはアケボノツツジが咲き誇っている。



頂上直下に、こんなに沢山アケボノツツジが咲いているのを見るのは初めてだ。



雲早山縦走路に向かうと、此処にもアケボノツツジが咲き誇っている。



濃いピンクのミツバツツジも咲き誇っている。



色が濃いのはツルギミツバツツジだろうか。



岩場の回りにはアケボノツツジの花が真っ盛り。



アケボノツツジの向こうに高城山。

あの高城山の一帯に風力発電の計画があると言う。

砥石権現から高城山、樫戸丸そして天神丸へと続く稜線に42基の風車が建つと言う。

風力風車は現在、大川原高原に総出力1万9500キロW、出力1300キロWの風車15基が建っている。

そして高鉾山から薬研谷へと向かう稜線にも、建設計画が進んでいる。

しかし、今度の高城山の計画は其の規模が桁違いに大きい。

風車自体の大きさも150mもあり、其の範囲もとてつもなく広大だ。

また、大川原高原は元々牧場や観光地として開発されていた。

高鉾山の計画は自然林を破壊するけれど、半分は植林地帯で林道や作業道が張り巡らされている。

しかし、高城山近辺の稜線は徳島でも数少ない自然林が広がる。

ブナやヒメシャラの古木が手付かずで残っている。

春の若葉、秋の紅葉、冬の霧氷。

他の何処の山でも見ることが出来ない素晴らしい自然美が残されている地帯だ。

そこに風車を建てるためには、大規模な作業道やメンテナンスのために大型クレーンが入る舗装路が必要だ。

ブナやヒメシャラそしてカエデは壊滅的なダメージを受けることだろう。

オリックスは現地を見たことも、其の美しい自然を感じたこともないだろうと思う。

何とかならないかと胸が痛むばかりだ。



アケボノの向こうに西三子山。



ブナの芽吹きと咲き始めた花。

今年は花が多い。

秋には沢山ドングリがなることだろう。



頂上に帰ってコーヒータイム。

今日は天気がすっきりしないのと気温が低いので少し肌寒い。

温かいコーヒーが美味しく感じる。



アケボノツツジを楽しみながら東尾根を下る。



古くて苔の生えているブナの木の又にはヤシャビシャクの花がさいている。



東尾根は寒いためかミツバツツジには蕾が多い。



旗立分岐から旗立山に向かう。



ブナの若葉とミツバツツジ。



アケボノ岩ではアケボノツツジとミツバツツジのコラボ。



ブナとヒメシャラ



カエデの若芽とブナの若葉



クマシデにも花が咲いている。



トチノキの芽吹きとキケマン



アケボノ展望所に行くと、丁度花の盛り。



咲き誇るアケボノツツジを堪能する。

話し声が聞こえて女性三人組がやってきた。

満開のアケボノツツジに歓声を上げている。

車で此処まで見に来られたらしい。



旗立山へと急階段を上ると、此処でもアケボノツツジが満開。

今年はアケボノツツジの当たり年だ。



シャクナゲの蕾も沢山付いていて今にも弾けそう。



旗立山から大岩に向かい昼食にする。



昼食後、旗立分岐に引き返す。

見上げるとブナの花が終わって沢山ぶら下がっている。



ピルリー、ピールりと澄んだ鳴き声がする。

オオルリがコチラを見て鳴いている。

ブルーの体に真っ白のお腹がとてつもなくキレイだ。

手前の枝にピントが合って、オオルリがピンぼけなのが残念。



暗い谷間なのに、コミヤマカタバミやミツバテンナンショウがたくさん咲いている。



ブナの広場に、ユキモチソウがたくさん咲いている。

5月5日の春祭りまで咲いていれば、子供達が大喜びだろう。



ツクバネウツギやコガクウツギもたくさん咲いていた。

帰りには、鯉のぼりが沢山泳ぐ月ヶ谷温泉でまっとり。

明日は天気が良いようだが、久しぶりの高専時代の同窓会。

卒業してからもう50年も経つのに、40名以上が集まる予定。

山には行けないが、美味しいお酒が飲めそうだ。


 


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