夏の里山 高城山    2016.08.14
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- 高城山 夏山周回を楽しむ -


お盆を過ぎると山は秋の気配が強くなる。

家内が、近くで涼しい山に行きたいという。

今日は、涼しい風の吹く高原歩きを楽しもうと高城山に出かけることにする。



ファガスの森に着くと、テント泊やキャンピングカー泊の人達が大勢居る。



7時40分 平井さんに挨拶して出発。

ボタンヅルの花が満開。



登山道に入ると、ヤマジノホトトギスやシコクママコナが咲き誇っている。



ファガスの森からは、キャンプ泊まりの人達の賑やかな声が聞こえてくる。



ヒメシャラの赤い幹が朝日に輝いている。



ミヤマシキミに新しい蕾と青い実が出来ている。



ピークを越して、林道に出てからまた登山道に入る。



ブナの林の中を登っていく。

気温は21.4度

気持ちの良い朝だ。



見上げるとブナとヒメシャラの緑は濃い。

徳島のブナとヒメシャラの葉は、小さくて細かいのがとても良い感じだ。



シャクナゲ尾根に来ると、小さなシャクナゲが沢山生えてきている。

大きく育って、綺麗な花を咲かせてほしいなあ。



風の広場でも、テント泊をしている人達が居る。



キッコウハグマにもう蕾が出ている。

早いなあ。



ツルリンドウにも蕾が出来て、秋が直ぐそこまで来ているのが感じられる。

シギンカラマツはもう終わりみたい。



素敵な稜線歩きが続く。



高城山は頂上直下が急坂。



アサマリンドウも蕾が出来ている。



急登の前にブナの根に腰をかけて一休み。

予想していたより気温が高く、冷たいスポーツドリンクが美味しい。

足下に沢山のブナの幼木。

今年発芽したのと、もう二~三歳になった幼木が沢山育っている。

病原菌に冒されたり小動物に食べられたりせずに、この中の一本でも大きく育ってほしい。



ロープ場を過ぎると急坂ももう少しで終わり。

このブナの幼木は、もう5年位は育っているみたいだ。

幼木の主枝の芽鱗痕(がりんこん)を数えれば樹齢が解るそうだが?



背が低いけど年季の入ったブナが出迎えてくれる。



ナナカマドに実が出来ている。



小さな二人の子供連れの男性から話しかけられる。

お孫さんを連れての山歩きを楽しまれている様だ。

高城山山頂到着。

9時17分。



三角点横に座って景色を楽しんでいると、ブヨが沢山寄ってくる。

一寸油断しているとカチッと咬まれた。

今年はブヨが多くて何回も咬まれて、咬まれた跡が堅くなっている。

其処をまた咬まれて、これは堪らないと下山開始。

剣山方向は雲が掛かっていて見えない。



ナナカマドの実が少し色付き始めている。



大好きな西尾根を下って行く。

緑の草原は、笹原では無くてテンニンソウ。



ナツツバキの実に似た実が沢山出来ている。

樹皮がナツツバキと違うし??



葉はナツツバキそっくりだけど。

樹皮が??



テンニンソウの草原の中に白い花が目立つ。

バライチゴの花だ。

このピンクの花はフシグロセンノウ。

関東の山では良く見たが、徳島の山では滅多に見かけない。



気温が上がってきたが、時々爽やかな風が吹くので気持ちが良い。

タケニグサが沢山咲いている。

里山に沢山咲いて余り好きでは無いが、新鮮な花は綺麗だなあと思う。



徳島の山とは思えない、ハイジが出てきそうな草原を降りて行く。

この西尾根は大好きだが、ファガスの森まで帰ることを考えると少しうんざりとする。



テンニンソウがもうすぐ咲きそうだ。



タンナサワフタギに小さな実が沢山出来ている。

サワフタギだと綺麗なブルーの実になるが、タンナサワフタギだと地味な黒い実になる。



鉄塔広場から大岩の横を降りて行くと、此処にもフシグロセンノウが沢山咲いている。



コフウロがこんな所にも咲いている。



林道まで降りてきた。

此処からは林道を、南高城山登山口まで標高差150m程の登りとなる。

ヤマボウシに沢山実が出来ている。

ピンクになって、食べることが出来るのはもう少し先。



林道沿いにはツル性の花が沢山咲いている。

以前名前を教えてもらったが、また忘れてしまった。



林道崩落場所の工事はもう直ぐ完成しそうだ。



ヤマアジサイの花後の萼がピンクになってきている。

車道歩きは直射日光に照らされてジリジリと暑い。

気温も28.5度と上がってきた。



アメダスの葱坊主は、定期メンテナンス中。

しかし、何かイメージが違う。



以前のアメダスのドームは蜂の巣状。

今度のドームは柿の実の様にツルンとしている。

太陽の光を良く反射しそうなので、遠くからピカピカ光るドームが見えるかも。



南高城山登山口にも、ナツツバキの様な実が沢山なっていた。

木陰で少し早い昼食。




今日はお盆の最終日の所為かライダーが多い。

埃が舞うし、擦れ違う度に避けるので中々進めない。



白いノリウツギとピンクのヤマアジサイの萼。



マーガレットの様な白い菊とオタカラコウ。



やっと小屋の登山口まで帰ってきた。

ヤハズアジサイも花が終わっている。



12時9分 ファガスの森に帰ってきた。

平井さんは、お孫さん?達に囲まれて嬉しそう。

私は何時もの鹿カレー。

家内はアイスコーヒー。

1時間ほど前に昼食を食べたばかりなのに、これではカロリーオーバーかな。

ビールを飲みたいが我慢我慢。



入り口の鉢に、レンゲショウマが咲いていた。



帰りに充さん所にも寄る。

家内は冷たいわらび餅、私はミルク金時。

暑い時には特に美味しい。



帰りの車道脇に沢山咲いているイワタバコを楽しんでから帰宅。

熱いシャワーを浴びて冷たいビールを飲むとあっという間に爆睡。

東邦の大逆転の歓声で目が覚めた。

9回裏から4点差をひっくり返した様だ。

ミラクルは時として起こる。

それが人生、面白くも残酷だ。





総歩行距離 9.3㎞

累計標高差 ±742m

行動時間 4時間35分




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