秋の里山 高城山    2016.10.31
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- 高城山 素晴らしいブナの黄葉を満喫 -


例年、10月には剣山を始めとして、高城山、砥石権現、高丸山そして竜王山等の紅葉を楽しみに登っている。

しかし、今年は天候に恵まれず、北アルプスの笠ヶ岳に行った事もあり、全く登る事が出来ていない。

今日は午前中は晴れマークだが午後から下り坂。

午前中に登ることの出来る高城山に出かけることにする。



6時頃出発してファガスの森を目指す。

スーパー林道に入ると紅葉が奇麗だ。

しかし何という事。

先程まで青空が見えていたのに、ファガスの森に着く頃には空一面に広がる雲。

コレでは朝日に輝くブナの黄葉を見ることが出来ないかも。

7時41分出発。



平井さんに、ご挨拶。

何時も元気だなあ。

朝早くから鹿ハンバーグのバンズを焼くのにお忙しそうだった。

帰りに戴くことにしよう。



登山口から少し登るとカエデの紅葉が真っ赤。



シロモジはまだ完全には黄葉していない。

ドウダンツツジは真っ赤。



ヒメシャラやブナの黄葉が綺麗だが、日が差していないので色が冴えない。



しかし、この柔らかな色合いにもしびれてしまう。



シロモジとブナの黄葉。

光が欲しいなあ。



エッコラしょと登って、時々立ち止まってブナを眺める。



気温は8.5度。

風もあるが登っていると寒さを感じない。



曇り空なので光が弱いが、この優しい色調も中々捨てたものではない。



いい感じだなあ。



ピークを幾つか越えると次々に異なった色合いの紅葉を楽しむことが出来る。



一旦林道に出て、作業小屋からまた登り始める。

キッコウハグマはもう花が終わっている。



高城山は標高1,628m。

ファガスの森が標高1,301mなので、標高差327m。

標高差からすれば、楽チンコース。

しかし、結構アップダウンがあり、急坂もある。

久しぶりなので脹脛が張る。



崩壊地の細尾根から樫戸丸を眺める。

その右奥には一ノ森と剣山がクッキリと見えている。

晴れた日には逆に霞んでハッキリと見えないときが多いのだが。



ブナの黄葉は、光の具合によって異なって見える。

この色の変化がブナの黄葉の魅力だ。



気持ちのよい稜線歩き。



ドウダンツツジが真っ赤だ。



普通、標高が上がると紅葉が進んでいて、葉がない木が多いのだが高城山は標高が高いところが綺麗。



傾斜が急になると、アメダスのレーダードームが見えてくる。



ホコリタケが胞子を放出してクシュンとなっている。

最後の急坂を気合を入れて一息で登る。



頂上手前の二本のブナ。

気候が厳しいので背が低い。



9時29分 高城山山頂着。



樫戸丸、天神丸そしてその奥に剣山。

その右奥には三嶺も見えている。



時間も早いので西尾根経由で帰ることにする。

ナナカマドの実が真っ赤。



雲の切れ目から日が差して、テンニンソウの草紅葉の向こうのブナが輝く。



青空が出るとブナの黄葉が美しい。

お気に入りの古木が今年も元気で嬉しい。



大好きなテンニンソウの草紅葉が広がる、緩やかな斜面を下って行く。



青空が広がり、ブナが益々輝く。



開放感満点の広い尾根を降りていく。



鉄塔付近には芝生が広がる。

何故このようなところに芝生が生えているのか不思議?



カマツカの赤い実がキラキラと輝いている。



スーパー林道に降りてファガスの森に引き返す。



標高が下がったので、ブナの黄葉が素晴らしい。



林道下の斜面は錦色に染まっている。



プナとウリハダカエデの紅葉。



お気に入りのブナは、少し葉が落ちているがまだ美しい。



アメダスはまだ工事が終了していないようだ。

モノレールで作業者が登っていくのが見える。



徳島のヘソから雲早山と高丸山。



シロモジの丸い芽が大きくなっている。



紅葉を見ながら道端で座り込んで昼食。



上を向いた赤い実が可愛いが、木の名前は不明。

ヒメシャラの幹が輝いている。



ジンジソウが咲いている。

モミジの紅葉もきれいだ。



12時56分 ファガスの森に帰ってきた。



鹿ハンバーガーとコーヒーで700円。

鹿肉はボリューム満点で、今朝、平井さんが焼いていたバンズが美味しかった。

帰りに神山温泉でまっトリ。

シットリしていて本当にいい湯だ。

ブクブクも勢い良く出ていて、脹脛や膝の疲れを癒やすのには最高。

効能は、筋肉痛、関節痛なので私には最適。





総歩行距離 9.8㌔

累計標高差 ±950m

行動時間 5時間23分




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