－ シロヤシオ咲き始めた南高城 －
3日ほど前に、数輪咲き始めていた南高城のシロヤシオ。
日曜日の大雨の後一気に咲いたかもしれない。
朝一寸ゆっくりして高城山に向かう。
 
今日はチョット楽をして作業小屋から出発。
ホウチャクソウが咲き始めていた。
 
ブナの緑が一日一日濃くなっていく。
ツクバネソウが一面に咲いている。
 
足元には色々な種類のモミジの実生。
 
少し標高が上がると、ブナは芽吹いたばかり。
 
まだミツバツツジが咲いていた。
 
シャクナゲは、まだ蕾が多い株もあれば、盛りを過ぎかけた株もある。
 
ブナの実生が大変多い。
ブナは本に依れば5年で1mとも書かれているが、私が見た範囲では、5年では、まだ赤ちゃんのままのように思う。
 
崩壊地の向こうに風の広場と、樫戸丸から剣山に続く山並み。
 
細尾根を上がる、とシャクナゲが見事に咲いている。
 
見事に咲いたシャクナゲは見飽きることがない。
 
シャクナゲは、ツツジ類の中では一番ゴージャスだ。
 
ブナの実生やツクバネソウに囲まれて一休憩。
 
急坂を登って行くと、3日前にはたくさん咲いていたオオカメノキの花が少なくなっていた。
本当に花の命は短い。
 
カエデが葉の展開と同時に花を咲かせ始めている。
コミヤマカタバミも数が少なくなった。
 
ブナの枯れ木にアオベンケイが着生している。
 
急坂を登りきると、目の前に剣山へと続く山並みが現れて、ブナの古木が出迎えてくれる。
 
3日前には満開だったブナの花がもう黒くなって散っている。
 
頂上のブナとカエデ。
 
カエデの花
気温は高いが涼しい風が拭き上げてくる。
気分は最高。
 
一休みして西尾根を降りていく。
 
西尾根では、年季の入った厳ついブナに優しい繊細な若葉が芽生え始めている。
樹齢数百年のモミジにも、柔らかな若葉が芽生え始めている。
樹木は良いなあ。
自分は皺だらけのゴワゴワになっても、毎年新しい若葉が出てくる。
樹というのは年老いていて、なおかつ若い。
こんな営みを数百年の間、毎年毎年繰り返している。
 
気持ちの良い稜線を降りていく。
 
樹木の花を眺めながら、緩やかに下って行く気分は最高。
 
3日前に満開だった牡丹桜は、早くも姥桜になっていた。
 
林道では、ミヤマザクラが満開。
ヤマボウシの花はまだ小さい。
 
早くもブナに実が出来ていた。
今年は豊作のようだ。
 
何度直しても、また崩壊するほど高城山の地質は脆い。
 
気温が上がってきた。
照り返しも有って29.3度。
暑いと林道の緩やかな登りも応える。
 
環境に留意して自動車道を作らず、モノレールで作業をしたアメダス。
それでも稜線に人工物を作った見返りは、保水力の低下に依る大崩壊。
 
気温がドンドン上がってきた。
3日前に、綺麗に咲いていたヤマシャクヤクは花が落ちている。
 
南高城の登山口には車が2台。
登山口のシロヤシオは咲き始め。
登り始めると、男性が下りてこられた。
「此処は南高城ですか?」と聞いてくる。
「そうですよ」と言うと「標識はないんですか?」
そう言えば、何処にも南高城の標識はない。
他所から来られた人には解りにくいかもしれないなあ。
 
急斜面のシロヤシオはまだ蕾。
rokusnの奥様が下りてこられた。
rokusanはロープを持って何処かを散策中らしい。
3日前に蕾だった頂上のシロヤシオは丁度満開。
ものすごいボリュームで咲いている。
青空の下の純白のシロヤシオは、眼を見張るほど綺麗だ。
 
斜面を下って日陰で昼食。
谷から吹き上げてくる風が、とても冷たくて気持ちが良い。
暑い日の涼しい風は、このまま眠ってしまいそう。
 
此の花は、イシヅチテンナンショウかな。
 
ピンクの花の咲く樹まで下りていくと、まだ三部咲き。
それでも、ホンノリしピンクの可愛い花が咲いていた。
 
また登り返してピークのシロヤシオに見惚れる。
 
此処、南高城も風車建設の候補地。
平らな所は少ないので、風車が建つとすれば此のブナやシロヤシオを切り倒すのだろう。
しかし、巨大な風車のプロペラなどを運ぶトレーラーや、100mの高さまで伸びるクレーン車が走る道路が必要なはず。
そんな道路を、此の急で小さな山の何処に作るつもりなんだろうか。
 
林道を帰ると、平井さんの鹿罠が仕掛けられている。
 
徳島のヘソを越えるとヤマシャクヤクが群生。
 
先程、南高城でお会いした男性が走ってきてお声がけいただいた。
最近、facebookでお友達申請いただいた男性だった。
話し終わると、あっと言う間に走り去っていった。
 
ミヤマザクラが満開。
 
まだタチツボスミレが咲いている。
ヒメウツギの可愛い花も咲き始めている
一寸汗ばむ程歩いて車に着いた。
今日は久しぶりに、岳人の森で冷たいわらび餅。
さっぱり甘くて美味しい。
添えられたヤマボウシの花を貰って帰宅。
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