春の里山 高城山  2019年05月16日  
里山倶楽部四国編 

- まだブナの芽吹き前の高城山 -

例年なら、南高城山のシロヤシオ開花の知らせが届く季節となった。

しかし、今年のシロヤシオは裏年でしかも開花が遅れているらしい。

ちょっと見に行ってみようかな。



今日はファガスの森はお休み。

ファガスの森裏から登山開始。

ホウチャクソウが咲いている。



オオカメノキが沢山咲いて登山道に花弁(萼)が散っている。

今年は何処の山でも、オオカメノキが咲き誇っている。



芽吹き始めた山道を登って行くと、ツクバネソウが咲き始めている。



ミツバツツジが沢山咲いている。



ブナやヒメシャラの若葉が綺麗だ。



ブナやシロモジの若葉が綺麗だ。



一旦、林道に出てまた登山道を登り始める。

ヒメシャラの木肌が綺麗だ。



シハイスミレが可憐な花を咲かせている。

このスミレは、まだ寒い早春から咲き始めて、随分と長い期間楽しむことが出来る。



ブナの細かな若葉に見入ってしまう。



ブナの若葉の間に、オオカメノキの白色が目立つ。



シャクナゲは全く咲いていない。

やっと一株だけ咲いているのを見っけ。

今年はやはり裏年かな。



ヤセ尾根に来ると、大規模崩壊地の向こうに樫戸丸。



オオカメノキとミツバツツジが次々と現れる。



シャクナゲ尾根に来ると蕾が沢山ある。



これから咲き始めるのかな。



ブナの根っこに腰を掛けて一息入れる。

ブナの赤ちゃんが沢山出てきていた。



ブナの木の股には、ヤシャビシャクが生えているが花は見えない。



頂上手前の急登を登ると、ワチガイソウやコミヤマカタバミが咲き誇っている。



頂上に着くとブナはまだ芽吹いていない。

若葉の緑はなくて、アオベンケイの緑色だけ。



3本のブナはすべて芽吹いていない。

カエデが芽吹き始めたばかり。

今年の芽吹きの遅さは異常だ。



高城山頂上着。



カエデが春紅葉して花が咲き始めている。



剣山方向は曇っているが、三嶺までよく見える。



西尾根を下っていくと、バイケイソウの葉が大きくなっている。



暫く下っても、カエデは芽吹き始めているが、ブナは寒々としている。



カエデとブナ



テンニンソウもまだ芽吹いたばかり。



ニョイスミレが群生していて、フデリンドウも咲いている。



タチツボスミレもまだ元気だ。



ミツバツツジが鮮やかに咲いている。



カマツカの赤い蕾が可愛い。



林道に降りると、今年も八重桜が満開。



アオベンケイの着生している古木の下で一休憩。



林道沿いでは、ブナが芽吹いている。



崩壊地跡では、大きな岩が今にも崩れてきそうで怖い。

ヤマボウシに可愛い蕾が沢山できている。

今年も、山中が真っ白になるほど咲いてくれるかな。



赤石山系の蛇紋岩地帯でよく見かける、ヒロハヘビノボラズに似た花が咲いていた。

葉の縁に棘状の鋸歯がないので違うのだろう。

何の花かな?

メギにも似ているような?



林道から見下ろすと、ヤマシャクヤクが沢山生えている。

まだ蕾が殆どで、咲いているのは一株だけだった。

路面にはジシバリが咲き誇っている。



オオカメノキが驚くほど咲いていて、目が奪われる。



アケボノツツジもまだまだ綺麗だ。

南高城の斜面にも沢山咲いている。

白く見えるのはもしかしたらシロヤシオかな?



レーダードーム下の崩壊地も岩が落ちてきそうだ。

ウリハダカエデの花の明るい緑色が綺麗だ。



丁度見頃のミツバツツジが鮮やかだ。

トリガタハンショウヅルもあちこちに咲いている。



大雨が降ると崩れ落ちそうだ。



モノレールもこのママでは際どい。



南高城に着くとアケボノツツジが満開。



ザレた小石の転がる道を南高城に向けて登る。

ブナがほんの少し芽吹き始めている。



アケボノツツジがまだ綺麗だ。

遠くから白く見えたのはオオカメノキだった。



お目当てのシロヤシオの木は、若葉が芽吹き始めたばかり。



頂上の二本のシロヤシオも、まだ白い蕾は全く付いていない。



ブナの木も若葉が展開していない。

こんなに遅いのは初めての経験だ。



少し南斜面まで行ってみるが、シロヤシオの花は見えない。



ブナの下で昼食。

大きなトンビが直ぐ側まで舞い降りてくる。

弁当のエビフライを狙っているのかな?

昔、鎌倉で天ぷらを持っていかれたことを思い出して、注意しながら食べる。



アケボノツツジをもう一度楽しんで下山。



ミヤマザクラが、まだきれいに咲いていた。



徳島のへそで雲早山から高丸山の稜線を眺める。



新しい鹿の罠が幾つか設置されていた。

檻は入り口の戸が閉まっていた。



コミヤマカタバミが群生している。

トリガタハンショウヅルが咲き始めていて、花弁にまだ緑色が残っている。



谷を覗くとヤマシャクヤクの蕾がいっぱい。

跡一週間後くらいに満開となるかな。

一本だけ綺麗に咲いているのが有った。



タラの芽とミネザクラ



トチノキの葉が大きく開いていた。

ファガスの森まで帰って、神山温泉で汗を流す。

シロヤシオを見るためには、後一週間後くらいにもう一度来ないとだめかなと思う。



里山倶楽部四国

ホームページにも是非お立ち寄りください