秋の里山 高城山  2019年09月15日  
里山倶楽部四国編 

- アサマリンドウ咲き始める高城山  -


昨日は久しぶりに昔の職場のゴルフコンペに参加した。

随分と昔に私が始めた会だが、もう78回になるという。

年4回なのでもうすぐ20年になるようだ。

年月の経つのは驚くほど早い。

今日は、久しぶりに高城山に秋の花を探しに出かけよう。



体力に不安があるので、作業小屋から出発。

アキノキリンソウがポツリポツリと咲いている。



ブナやヒメシャラの林の中を、朝日に向かって登っていく。

清々しい朝だ。



足元に可愛いクチベニタケが顔を覗かせている。

随分と前に伯耆大山の麓で出会って以来だ。

赤橙色の星型の胞子撒布孔がまるで口紅を塗っているように見える。

良く見るとあちこちに顔を出している。



ヤマジノホトトギスもきれいに咲いている。

久しぶりの山道らしい急登を登っていく。

ちょっと脹脛が張るが、気持ちが良い。



見上げるとブナの細かな葉から溢れる光が柔らかい。



シャクナゲ尾根から樫戸丸方向を眺める。

剣山山頂には雲が湧いている。



キッコウハグマはまだ細い蕾。



アサマリンドウの蕾がもうスグ開きそう。

サンゴのようなベニナギナタタケは良く目立つ。



少し標高が上がると、咲いていました。

今年初めてのアサマリンドウ。

秋の花は、標高の高いところから咲き始める。

これからドンドンと標高の低いところでも咲き始めることだろう。



シコクママコナも少し咲き残っている。



何時ものブナの木の下で一休憩。

このピンクのキノコ?は何だろう。



色々なキノコがニョキニョキ。



頂上直下の急坂はちょっとキツイ。

一生懸命登っていると、男性が一人降りてきた。

早いなあ。



静かな高城山山頂着。

風もなく、意外と暑い。

しかし、山歩きは気持ちが良いなあ。

山頂に立つと満足感一杯だ。



素晴らしい眺望を楽しむ。

久しぶりの高城山は気分最高。



気持ちの良い空気を胸いっぱい吸ってから下山開始。



西尾根はテンニンソウの花盛り。



シコク部下一面に咲いている。



バライチゴの実とフシグロセンノウの花。



シコクブシの咲く中を下っていく。

大好きなアルプスのような風景。



電力鉄塔に向けて降りていく。

チョウ達が吸蜜活動で忙しそう。

それにしても風がなくて暑いなあ。



ツマグロヒョウモンもシコクアザミに寄ってきた。



アオベンケイが少し色付いて、花も咲き始めている。



l林道を歩き始めると、次々とバイクがやってくる。

県外ナンバーが殆どだ。

スーパー林道は全国のライダーに人気があるようだ。

林道沿いのヤマボウシやヤマザクラも少し色付き始めている。



ヨメナとガクウツギかな?



メイゲツソウとサルナシの実。



アメダスが建ったため保水力がなくなり大きく崩れた斜面。



暑い日が差す林道歩きでお腹が空いた。

帰りにファガスの森で鹿カレーを食べたいけれど、我慢できないので昼食にする。



昼食後林道を帰ると、賑やかな鳴き声がする。

崖下を見るとお猿の家族が一目散に逃げていった。

しかし、離れた所で止まってコチラを見ている。

子供を背負った母猿も何頭かいる。



ガマズミの実が真っ赤に熟れていて、この実を食べに集まっているようだ。



大きなブナが林道に落ちてきている。

見上げると、崩壊した斜面のギリギリに立っているブナがまだ沢山ある。



徳島のへそで、雲早山から高丸山への稜線を眺める。



オタカラコウが群生する道を歩いて車まで帰ってきた。



ファガスの森に寄ると平井さんは、ボーイスカウトの子供たちに講義中。

残念だが、山菜蕎麦を頂いて帰途につく。

今日も気温は33度もあったようだ。

お彼岸をすぎると少しは涼しくなるかな。





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