春の里山 高城山 南高城山    2016.05.19
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- 高城山から南高城山のシロヤシオを楽しむ -

南高城山のシロヤシオが満開だとface book等にアップされている。

昨日は、岳人の森の皆さんやファガスの森の皆さん等大勢の方が見に行かれたようだ。

例年に比べて咲くのが相当早いようなので私達も見に行くことにする。



今日も良い天気だ。

ヒメシャラの赤い幹と若葉が青空に映えて美しい。



ファガスの森の回りにはミヤマザクラが沢山咲いている。

平井さんに挨拶してから出発。

8時3分。

ホウチャクソウが沢山咲いている。



ツクバネソウも変わっているけど可愛い花を咲かせている。



車が停まる音がしたので見下ろすとカモシカさんの車だった。

今日はシロヤシオ見物ツアーかな?

ブナの赤ちゃんに本葉が出来ている。



ギンリョウソウも咲き始めている。

例年より緑が濃い。



ブナの赤ちゃんは一年目には本葉を二枚出しただけでその年を終えると聞くがこのブナの赤ちゃんは二年目なんだろうか。

となりにはカエデも本葉を出している。



岩場まで来るとシャクナゲが見事に咲いている。

今年は花が多い。



一旦林道に出て作業小屋から又山道に入る。

例年紅葉が美しいブナとカエデの新緑が見事だ。



ブナに細かな柔らかい若葉が芽生え始めている。

この時期のブナは繊細で、見ている私達の気持ちを優しくさせてくれる。



柔らかい緑のシャワーを体一杯に浴びる。

山歩きをしていて最も幸せを感じる瞬間だ。



ドウダンツツジは花を付けていないが、シャクナゲは満開。



尾根に出ると、目の前に風の広場と樫戸丸。

その向こうに天神丸。

さらにその稜線の奥には一の森、剣山。

そして三嶺から丸笹山までの眺望。

剣山から逆に高城山を眺めるとこの稜線が綺麗に連なっているのが見える。



高城山はファガスの森1,300mから頂上1,628mと標高差320m位を登るだけだ。

しかし、いくつも小さなピークがあり岩場や細尾根そして急登などがあり、楽しく登ることが出来る。

そしてブナやヒメシャラしてカエデなどの大木の新緑や紅葉を楽しむことも出来る。



足下にはブナの赤ちゃんが一杯顔を出している。



本葉が可成り生長しているのもある。

もう芽が出てから数年経っているのだろうか。



まだ殻を被っているものや重ね合って生えているのもある。

虫やネズミなどに食べられず、病原菌にも負けずに10年100年と育ってほしい。



ロープのある急登を登る。

オオカメノキの花が咲き始めている。



ブナの林の中を登って行く。

倒れかかっても踏ん張って持ちこたえるブナ。

頑張れと言いたくなる。



足下には沢山ワチガイソウが咲いている。

一息ついて振り返るとオオカメノキの花が綺麗だ。



今年はコミヤマカタバミの花が少ない。



背は低いけれど貫禄のあるブナが出迎えてくれると頂上着。



カエデの葉が出始めていて赤い?が目立つ。

この赤いのはなんと言ったっけ?



高城山山頂着。

9時48分。

ブナの若葉の美しさなどに見とれて随分とユックリと登ってきたので1時間45分掛かった。

目の前に剣山の山並みが見えるが少し霞んできた。



轟音がしてヘリコプターが樫戸丸を越えてやってきた。

谷底近くまで降りていって旋回している。

徳島県警の新鋭機「しらさぎ」Eurocopter EC135/635 (JA110T) だ。

遭難事故でもあったのだろうか。



賑やかな声がすると思ったらカモシカさん達がやってきた。

もう南高城のシロヤシオを堪能されてきたようだ。

今日は人数が少ないが、先日津志嶽のシャクナゲを楽しまれた人達のようだ。

メンバーは今年の正月に次郎笈でお会いした神戸の方々だった。

私のホームページを見ていただいているそうでありがとうございます。



頂上に白い泡のような花を咲かせている木がある。

パーティーの女性からアオダモではと話があった。

今年はアオダモの花が多い。

しかし今までこの高城山山頂でアオダモの花を見たことがない。

しかも中津峰などで見るアオダモは大きくても幹はとてもバットにはならないような細い木が多かった。

此所の木は太くて立派だ。

近くにも同じ木がありよく見るとやはりアオダモの木のようだった。



此所からカモシカさんは車を取りに降りて、私達は西尾根を降りることにする。



高城山西尾根はブナやカエデの古木が素晴らしい。



冬の風雪がキツいため枝が折れたりして背が低いが、それぞれの木は年季が入っていて風格がある。



ブナの根元にはワチガイソウ。

ハイジになったような気持ちが味わえる草原。



斜面に小さな青い花が沢山咲いている。

メンバーの奥様がタチイヌノブグリではと言う。

私も目を近付けるが小さくてとても見えない。

花は1~2㎜位しかない。

とりあえず撮影して帰って見ると、確かにタチイヌノフグリだった。

良く花をご存じだなあ。

しかも目が良いのに驚き。

でもこんな標高の所に野原の花が咲いているとは驚き。



ブナの若葉を楽しみながら剣山に向けて下って行く。



カモシカさんが待っていてくれた。



林道の八重桜は今年はすでに盛りが過ぎていた。

皆さんにお別れして林道を上り返していく。

今日は楽しくご一緒させていただきありがとうございました。



ミヤマザクラの花が多い。

カマツカはまだ蕾。



大崩落していた所は綺麗に修復されていた。



先に進むとまた崩壊地があり修復作業中。

但し車が通るスペースがあるので通行に支障はなし。



ハウチワカエデに赤い花が咲いている。

ミツバツツジが咲き残っているのも嬉しい。

今年は見納めかな。



アメダスの修理用のケーブル施設が出来ている。

アメダスも出来てから四半世紀になるので修理が必要なようだ。



南高城山登山口着。

車は意外と少なく3台停まっている。

登山口直ぐ上のシロヤシオは満開。



南高城山に向かうと直ぐに満開のシロヤシオが出迎えてくれる。

見事な花付きだ。



上からお声がけいただく。

数年前も此所でお会いした男性だった。

すでにシロヤシオを堪能して帰る所だった。



ご夫婦も降りてきた。

皆さん素晴らしかったと大喜びだった。



頂上まで来ると少し花を落としている木もあるが丁度見頃。

去年がサッパリだっただけに余計に見事に思える。



稜線のシロヤシオは溢れるばかりに咲いている。



ピンクのシロヤシオを見に降りていく。



可愛いなあ。



満開のシロヤシオの下で昼食。

今日は爆弾おにぎり。

中に半熟卵とハムが入っている。

298円するだけあってボリューム満点。

通常のおにぎりが3個ぐらい入っている感じ。



上のピンクのシロヤシオの木はまだ蕾が多かった。



食後登り返して頂上付近を散策。

立派なブナが多い。



又登山者が多くなった。

皆さん素晴らしい塩や塩を見て感激している。



私達も飽きる程堪能して下山。



林道を行くとジシバリが一面に咲いている。



ヤマシャクヤクもあちこちに咲いている。

ウツギは咲き始めたばかり。



ミヤマザクラを楽しみながらファガスの森に着く。

14時46分

大勢のお客様がいて今日のシロヤシオは素晴らしかったと話し合っている。



何時ものように私は鹿カレー。

家内はコーヒー。

おにぎりとカレーで腹一杯になり帰宅。

これでは又太るばかりだなあ。





総歩行距離 15.1㎞

累計標高差 ±820m

歩行数 24,178歩

行動時間 6時間40分



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