春の里山 砥石権現 鹿舞ダキ山    2016.05.02
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- アケボノツツジ カタクリ満開の砥石権現と鹿舞ダキ山 -

3日連続で山歩きをしたので今日はノンビリと読書でもして過ごしたい。

しかし今日も良い天気。

明日からは雨の予報なので読書は明日にして今日も山へ。

「晴山雨読」の生活が夢だったが、こう晴天が続くとキツいなあ。



ファガスの森まで来るとライダーが次々とやってくる。

スーパー林道は去年は土砂崩れの工事で通行止めが多かったが、今年は通行止めが解除されている。

準備中の平井さんに挨拶すると、砥石権現のカタクリや南高城山のアケボノツツジが素晴らしいらしい。

どちらに行こうか迷うが、南高城はシロヤシオの咲く時に行くことにして砥石権現に向かう。

8時42分。



登山口ではヒメシャラやブナが芽吹き始めている。

足下にはブナの赤ちゃんが顔を出している。



登り初めは急坂。

コミヤマカタバミが咲き始めている。



標高が少し上がるとまだブナは芽吹いていない。



ミツバツツジが鮮やかに咲いている。

ユリ科のような葉っぱが多いが何だろうか。



頑張って稜線まで上がるとカラマツの新緑が美しい。



カラマツは薄汚く感じる時もあるが、新緑の時は柔らかな緑が綺麗だ。



最高標高点(西砥石権現)1457mを過ぎて少しアップダウンを繰り返しながら下っていく。

右には樹間に高城山のドームが見えている。



マイヅルソウの葉が一面に出ているが花が咲くのはまだ少し先のようだ。

見晴らしの良い岩場に来ると正面に東宮山。

その左奥にはお高越山。



樹冠に白い花が見える。

オオカメノキの花が咲き始めている。

咲き始めたばかりなので葉が焦げ茶色だ。



景色を楽しみながら下っていく。

ファガスの森から登った時は行きに大きく下り帰りに登ってくることになる。



標高が下がるとオオカメノキの花が多くなる。

葉も緑になっている。



白いスミレが沢山咲いている。

これはブナ林に咲くシコクスミレだろう。

フモトスミレに感じが似ているが少し花が大きい。



葉は長さ2―4cmの心形で薄く光沢があり脈がへこむ。

葉先は尖る。鋸歯は波型。表面は明るい緑、裏面は白っぽい。

何しろ四国で初めて発見されたスミレなので大事にしたい。



ユキザサの蕾が出ているが花が咲くのは少し先かな?

ユキザサの花が咲いているのは随分と見ていない。



下るにつれて新緑が多くなる。

これはカジカエデかな。



この柔らかな葉は何の木かな?



ブナの細かな若葉も繊細で美しい。



イヌシデかな?



ブナの赤ちゃんが少し育っている。

子葉の上に2枚の初生葉を開いている。

頑張れ!



倒れて朽ち始めているブナとミツバツツジ



ワチガイソウが一面に咲いている。

足の踏み場に困る位だ。

昨日の高丸山では葉が細いヒナワチガイソウばかりだったが、この砥石権現はワチガイソウばかり。



さらに標高が下がるとオオカメノキが満開。

コミヤマカタバミもしっかり花を開いてきた。



堂の窪に着くとブナが一斉に芽吹いている。



小さなミツバテンナンショウが沢山出始めている。



新緑を楽しみながら急坂を登っていく。

こんな所にコバイモの種が。

アワコバイモだろうか。



家内はブナの若葉が気に入って何度も上を見上げて足が進まない。

やっと稜線に出る。



以前はこの辺りにカタクリの畑かと思う位の群生があった。

今日は、ほんの少しのカタクリが出迎えてくれる。

今年はもうカタクリが終わったのかな?



砥石権現のミツバツツジは色が淡い。

良い雰囲気だなあ。



水恋沢への新しい看板が出来ていた。

少し登ると古い看板。

水恋沢へは後で寄ることにして登って行く。



ワチガイソウのすごい群生。

頂上近くなるとカタクリが多くなる。



今年はカタクリの数が多い。

びっくりする程沢山咲いている。



11時丁度 砥石権現到着。

此所にもカタクリが咲き誇っている。

砥石権現のカタクリは小さいが色が濃くて綺麗だ。



アケボノ展望岩に来ると予想以上の素晴らしいアケボノツツジ。



去年は花着きが悪くもう砥石権現のアケボノはだめかなと思っていたが今年は素晴らしい。

老木なのに頑張って目一杯花を咲かせている。



下の岩場でも咲き誇っている。



下を見ると凄いアケボノが爆発。



鹿舞ダキ山へ。

11時51分。



カタクリの花を眺めながら昼食。

今日はおにぎり二個。

下山後の楽しみがあるからね。

100円のおにぎりでも有明海苔がパリっとして美味しい。



また引き返して砥石権現に向かう。

ファガスの森からかなり高齢のご夫婦が上がってくる。

上から下りてきたご夫婦にホームページ見ていますよとお声がけいただく。

ありがとうございます。

昨日は大川原高原から高鉾山を楽しまれたようだ。



水恋沢に向かう。



カタクリ自生地の看板があるがカタクリは随分と前から見たことが無い。

キケマンが咲いているだけ。



水恋沢のアケボノは丁度見頃。



見渡すとあちこちでアケボノツツジが爆発している。



また稜線に帰って下っていく。

頭に黒いベレー帽のような模様のコガラが飛び回っている。



堂の窪に帰る。

前回はここから下りて林道を帰ったがやはり山道の方が良い。

10数年前に初めて砥石権現に来た時から倒れて頑張っているヒメシャラ。



見上げるとブナの新緑が美しい。

黙々と登って行く。



岩場まで来るとまだシハイスミレが綺麗に咲いている。



西砥石権現から下っていくとライダーの声が響いてくる。



14時34分 ファガスの森に帰ってくるとライダーの数が凄い。



平井さんに砥石権現のカタクリとアケボノツツジが素晴らしかったと報告。

家内はケーキとコーヒーを注文。

私は鹿カレー。

歩いた後は濃い味のカレーが最高。

これでビールが飲めれば最高なんだけれど。





総歩行距離 9.1㎞

累計標高差 ±856m

行動時間 5時間58分





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