春の里山 砥石権現      2018.05.04
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春が駆け足で通り過ぎる砥石権現 -

今年は花の咲くのが早い。

砥石権現のカタクリやアケボノツツジは、もう見頃を過ぎただろうか/

ファガスの森に向かうと、多くのライダーが帰ってくる。



8時前にファガスの森に着くとテント泊まりの人達はもう引き払ったようだ。

ガランとした店内に入ると平井さんは留守。

鹿罠の見回りに行かれたようだ。

ブンコさんに挨拶して出発。

8時11分。



ファガスの森の裏から登り始める。

何時登っても急な坂だ。

ミツバツツジが綺麗だ。



ヒメシャラが見事だ。

それにしても寒い。

ジャケットを着ていて一生懸命登っても暖かくならない。

手が冷たくて手袋を履く。

ブンコさんによると今朝は0度だったらしい。



ブナが多くなると烏丸分岐に着く。

此処からは稜線歩き。



稜線にもミツバツツジが咲き誇っている。

西砥石権現(1467mピーク)に着くとカラマツが芽吹いているが、雲が多く暗いので綺麗に見えない。



オオカメノキが満開。



マイヅルソウの葉が沢山出ている。

花が咲くのはいつ頃になるだろうか。

稜線にはミツバツツジが咲き誇っている。



風が冷たくて寒い。

高城山のネギ坊主も寒々と見える。



立派なヒメシャラが折れている。

ヒメシャラの幹は粘くて中々折れないのだけれど。

鹿に皮を囓られて中が枯れてしまったのだろうか。



堂の窪までの稜線を下って行く。

立派なブナとヒメシャラの自然林が続く。

此の稜線に、発電用巨大風車が建ち並ぶとは想像もできない。



ウリハダカエデの芽が一面に出ている。

1m位に伸びたのも沢山ある。

このままでは此の山一面にウリハダカエデが生えてしまうかも。



標高が下がってくるとブナが芽吹き始めている。

四国のブナは葉が細かくて繊細なのが素晴らしい。



此のヒメシャラは随分と前に倒れたが、まだ根が土に着いていて元気に生きている。

ワチガイソウが一面に咲いている。



林道登山口への分岐にはマムシグサがニョッキリ。



最低鞍部から砥石権現へと登り返す。

新緑の緑が素晴らしい。



青空が出てきてブナの緑が輝き始めた。



稜線まで登ると、まだ芽吹きが始まったばかり。

もう、ファガスの森から登ったというご夫婦が降りてきた。

私のホームページを見ていただいているそうだ。

有難うございます。

明日は西赤石にアケボノを見に行かれるそうだ。

きっと西赤石山はピンク色に染まって見頃のことだろう。



稜線のカタクリはもう殆ど花が終わっている。

登山道にはジロボウエンゴサクが咲いているだけ。

見上げるとウリハダカエデの花が咲き誇っている。

本当にこのまま変移が進むと、ウリハダカエデの山になってしまいそう。



更に登るとオオカメノキとミツバツツジが益々綺麗だ。



水恋沢の分岐を過ぎると日が差してきて寒さが緩んでくる。



少しカタクリの花が出てくるが新鮮な花はない。

もう実になっている花も多い。

今年はもう花の時期が終わったかな。



やっと綺麗な花を見っけ。



青空が出てきて、若葉の明るい緑と濃いピンクのコントラストが目に染みる。



砥石権現 頂上着。

10時7分。

ファガスの森から2時間近くかかった。



砥石権現を過ぎて鹿舞ダキ山に向かうと、元気なカタクリの花がまだ多く咲いている。

此の山のカタクリは、花が小さくて色が濃いことが特徴。



上の岩場のアケボノツツジは可成り花が散って入るが、まだまだ綺麗だ。



ミツバツツジの向こうにアケボノツツジ。



アケボノツツジの下にはシャクナゲが咲き始めている。

弾けそうな蕾も一杯。

今年はシャクナゲの当たり年の予感。

雲早山のシャクナゲ尾根は、もう咲初めているかもしれない。



アケボノツツジの看板がある岩場のアケボノツツジは、もう咲終わっていた。



鞍部から鹿舞ダキ山に登っていく。

岳人の森からだろうか、二組の御夫婦が登ってきた。



鹿舞ダキ山頂上は、日が差して暖かい。

まだ時間は早いが、昼食にする。

後で鹿カレーを食べる予定なので少なめにしておく。

この森の妖精は、岳人の森の山田さんが購入して、此の山に据えたとのこと。



ブナの大木にはヤシャビシャクの花が満開。

こんなにビッシリと咲いているのは初めて見た。



他にも沢山ヤシャビシャクが生えているが、花は咲いていない。



イシヅチテンナンショウが沢山咲いている。



白いスミレはシコクスミレ。

今年も沢山咲いているのに出会うことができた。



日が射して暖かくなってきたせいか元気なカタクリが増えてきた。



砥石権現まで帰ってきた。

頂上付近にも綺麗なカタクリが咲いている。

やはり日が射して暖かくならないと、カタクリは綺麗にカールしないようだ。



苔むしたカエデの大木にもヤシャビシャクが生えている。

ブナでなくても苔むした大木であれば、ヤシャビシャクは生えるようだ。



水恋沢まで降りてみると、アケボノの花はすでに殆ど散っていた。



代わりにシャクナゲの花が満開。

蕾も沢山ある。



ツクバネソウやミツバテンナンショウが咲き始めている。



ブナのこもれびや新緑の輝きを楽しみながら、また西砥石権現に登っていく。



緩い登りで、高々標高差200m位なのに結構足に来る。

ユキザサの蕾が膨らんでいる。

関東ではよく花を見たが、徳島に帰ってからは、綺麗に咲いているのを見たことがない。

タイミングが悪いようだ。



西砥石権現に帰ってくると、日が射してカラマツの若葉が綺麗だ。



ファガスの森に帰ってくると、凄い数のライダーが今出発しようとしていた。



鹿カレーを注文すると御飯が売り切れ。

御飯が出来上がるまで、発電風車の反対署名を書いたり、平井さんの朝焼けの霧氷の写真を見たりして過ごす。

お客さんの女性からも、ホームページ見ていますよとお声がけいただく。

有難うございます。

自分で炊いた御飯を持ってきてカレーを注文している。

T沢さんもやってきた。

お久しぶりです。

其のうちにカレーも出来上がって美味しくいただく。

やはり山歩きの後のカレーは美味しいなあ。

帰りに、「霧氷の朝焼」写真の表彰状と副賞の高級デジイチも見せてもらう。

何しろ日本一に選ばれたのだから凄い。

次々に車やオートバイがやってくる道を注意しながら帰宅。

此れからはシロヤシオとシャクナゲのシーズンに入る。

もう雲早山縦走路では咲いているかもしれない。

早く観に行かなければと思うと気が焦る。



 


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