秋の里山 砥石権現    2016.11.07
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- スーパー林道紅葉真っ盛り -

例年ならもうブナの黄葉は終わっている。

しかし今年は、まだ楽しめるかもしれないと砥石権現に出かける。



ファガスの森に着くと何故か閉まっている。



ファガスの森の周りは紅葉真っ盛り。

裏から急坂を登る。



ハリギリの葉が一杯落ちている。



他の所では傷んで綺麗ではないシロモジが此処ではとても綺麗だ。

風があまり当たらないのだろうか。

色々な種類の落ち葉を踏みしめて登って行く。



紅葉がとても奇麗だ。



少しの距離だが、歩き始めたばかりにこの急坂は応える。



立派なブナが出迎えてくれる。



傾斜が緩やかになると烏丸の分岐に到着。

烏丸へは此処から左へ通りていくが、砥石権現へは右へと行く。



カラマツが綺麗に黄葉している。



赤い実はアオハダかな。

砥石権現最高標高地点1,457m(西砥石権現?)のピークを過ぎていく。

このピークを烏丸と言う人がいるがそれは間違い。



木屋平の方向は雲海が広がっている。



稜線上のブナは、もう葉を落としている木が多い。



色取り取りの落ち葉の絨毯を踏みしめて歩くのは、とても贅沢な気分になれる。



ヒメシャラやシロモジの紅葉は今が盛り。



木屋平方向は完全に雲の下。



高城山方向は暗い雲に完全に覆われているが、この砥石権現は日が差している。



ミヤマシキミは赤い実と新しい冬芽が並んでいる。



立派なヒメシャラにはつい見とれてしまう。



ハリギリの落ち葉は、散ったばかりなのかまだ青い。

すぐに黒くなってしまうのだけれど。



淡い光が私達を包んでくれる。



堂の窪まで下ってきた。



ピンク色に紅葉した葉はガマズミだろうか。



砥石権現に向かって急坂が始まる。



素晴らしいブナに感激する。



黄金色に輝くブナの黄葉と地衣類の衣を纏った幹の対比が美しい。



見上げてばかりいるので首が痛くなる。

見事なブナが続く。



水恋沢の分岐を越えていく。



頂上近くになると人声がする。

なんとカモシカさん達だった。

ネパールから帰ってきてから直ぐなのに、とてもお元気そうだった。

暫くお話をしてからお別れする。



砥石権現頂上 11時22分着。

でっかいヒキガエルが落ち葉に埋もれてじっとしている。

早く冬眠しないと凍え死んでしまうよ。



岳人の森分岐を過ぎて鹿舞ダキ山に着く。

此処の可愛い森の妖精は、岳人の森のオーナーの山田さんが担いで登って設置したそうだ。



アケボノポイントの岩まで帰ってきて昼食。

風は冷たいが、日が照っていて寒さを感じない。



ウリハダカエデの見事な紅葉。



帰りも今年最後かもしれないブナの黄葉を目一杯楽しむ。

それにしても沢山有るブナは、それぞれに特色があり魅力的だ。



堂の窪から林道に向けて降りる。

立派なヒメシャラが多い。



この東砥石権現の標識が出来て、東があるのなら西もあると1,457mのピークを西砥石権現と呼ぶようになった。



林道を歩くとモミジの紅葉が鮮やかだ。



この時期のスーパー林道は色の洪水。

進むのが勿体無いほどだ。



スーパー林道は山に登らなくても素晴らしい紅葉を楽しむことが出来る。

しかも四国のヘソのあたりの標高1,500mあたりから紅葉が始まって今は標高1,100位のこの辺が見頃。

もう少し標高が低いところならこれからが紅葉の見頃となる。



登りの林道歩きが暫く続くが、素晴らしい眺めに疲れも忘れてしまう。



ファガスの森まで帰ってから、平井さんとお話しながら美味しいコーヒーを戴く。

その後、岳人の森にお寄りしてお蕎麦を戴きながら、鹿舞ダキ山への登山道作りの苦労話などをお聞きする。

随分とノンびりして帰宅。

今年は紅葉が遅くて心配していたが、高城山、剣山、高丸山、砥石権現と素晴らしい紅葉を楽しむことが出来た。

後は、近くの里山歩きを楽しもうかな。



総歩行距離 9.4㌔

累計標高差 ±998m

行動時間 5時間22分


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