里山の秋 綱附森 2007/10/28
         

− 先週に引き続き、天狗塚や三嶺の展望台を歩く −

今日も良いお天気。

お山の紅葉も少しは進んだだろうか。

今週もまた天狗塚や三嶺の美しい姿を眺めながらの稜線歩きを楽しむことにする。

例によって5時過ぎに出発。

先週は高速を利用したが今日は国道192号を走る。

先週と同じコンビニで弁当を調達し祖谷川橋から右へと曲がる。

京柱峠への分岐を左へと谷道川に沿って行く。

先週舗装されているとビックリしたが、200m程で舗装は終わり、ガタガタ道となる。

オコヤトコの対岸を過ぎて谷道への林道と別れ右に行くと益々道は悪くなる。

3年前に来た時よりもかなり道は荒れている。




先着車2台。

トイレをお借りし、湧き水で顔を洗ってから出発。

少し紅葉の始まった林道を登山口に向けて歩く。



登山口に着くと大きなテントが張ってあった。



8時42分登山開始。

静かな登山道を登って行く。

振り返ると先週登った土佐矢筈山が正面に見える。



濡れた笹の中を登って行く。



20分程、シロモジの黄葉に見とれながら登って行くと、ピークに着きまた急な下りがある。



ブナやカエデが少し色付き始めている。



幾つかのピークを越えていくが、素晴らしい眺めに足取りは軽い。



素晴らしい色彩に魅了されてしまう。



ブナの黄葉は派手さはないが心が落ち着く気がする。









この赤く紅葉した樹は何だろう?



カエデの落葉の絨毯の上を歩いていく。



樹間をでるとススキ野の原にでる。





クマザサの向こうに綱附森が顔を出す。



天狗塚や三嶺も顔を出す。



また樹間に入って行く。



綱附森はなだらかな笹原の稜線と天狗塚や三嶺の展望が有名だが、

素晴らしいブナの林があることは余り知られていない。





また一旦下がって笹原を行く。



緑の間に見える紅葉もとても綺麗。



また樹間に入る。



しばらく笹原を行く。

秋風が爽やかで気持ちが良い。



紅葉の向こうに天狗塚



もう頂上が近いかと思うとまたブナの林。



こんなに楽しませて貰って良いのかと思う位の山からのサービス。



ひたすら頂上を目指す。



綱附森のイメージ通りのたおやかな稜線





ヒッヒッヒッとさえずりながら上昇し、チャッチャッ、チャッチャッと下降するセッカの鳴き声が

ススキの野原に響き渡るる



少しばかりの急登が始まる。



振り返ると土佐矢筈山。



やつと頂上直下の登りとなる。



天狗塚も近いる



何かの赤い実。




天狗塚の左奥には端正な中津山とその左に国見山。



頂上からは賑やかな声が聞こえてくる。



登山口にテントを張っていた高知大学のWFの若者達。

中には二週間前天狗塚であった青年もいた。

みんな明るくて礼儀正しくて可愛い。



頂上着11時1分。



少し天狗塚の方に下り、岩の上で昼食。





天狗塚から西熊山、三嶺の眺め。



昼食後少し東のピークまで散策。

永瀬ダムが霞んで見える。



石立山から白髪山。

白髪山の左に剣山、次郎笈が覗いている。

振り返ると天狗塚、三嶺。




少し休んで綱附森に引き返す。



12時13分下山開始。



帰りはアップダウンが足に答える。

しかし、陽を浴びた紅葉、黄葉は朝よりも輝いて美しい。



登山口14時12分。

高知大の若者達はテントの前で楽しそうに食事をしていた。

挨拶をすると明るい声が帰ってきた。

駐車場に帰ると少し車が増えていた。

土佐矢筈山に登っているのだろう。

また祖谷を通り家に着いたのは18時前だった。