冬の里山 津乃峰山 鍛冶ヶ峰 2008/1/14
         

− 阿波三峰の一つ津乃峰山そしてお隣の鍛冶ヶ峰 低山だけどとても良い雰囲気の山でした −

久しく津乃峰山に登っていない。

長生の石門公園からの旧参道はとても良い感じだったと記憶している。

低山(284m)なので、お隣の鍛冶ヶ峰へと歩いてみよう。

那賀川橋を渡り長生に向かう。

長生中のバス停手前から曲がろうとすると工事中でダメ。更に奥に行ってから対岸に渡り引き返す。

以前大洪水のあった桑野川は大規模改修中。

現在は新しくできたローソンの手前を左に入り大原から橋を渡る方が良いみたいだ。



橋を渡った直ぐ右に公民館?が有るので其処に駐車。

のどかな田園地帯を津乃峰山に向けてドンドン歩いていく。

やがて左後ろにゴジラの背の様なロックゲレンデが見てしばらく歩くと石門公園に着く。



石門公園にも2台位は駐車できる様だ。

更に進むと正面に立派な三角錐の津乃峰山が見えてくる。

このまま道なりに右に行ってはダメ。

ビニールハウスの手前を左に行くと登山口がある。



以前来た時より更に痛んでいる看板を右にはいる。

10時丁度



古い丁石がきちんと残っている。

二個有る所もある。

鍛冶ヶ峰への分岐を右に石柱で出来た橋を渡る。




津峰山橋の石柱がある。

今は津乃峰山と表記されているが昔は津峰山と表記されていた様だ。

気持ちの良い落ち葉の参道を行く。



大正6年と大正14年と刻まれた石の鳥居が出迎えてくれる。

大正6年の鳥居は他の場所にあったが道路拡張工事の為平成10年にこの地に移設されたらしい。

丁石が欠けることなく残っているのは珍しい。



古の面影が残る石畳の参道そして石の階段へと続く。

大昔の人達がこの石畳や石段を大変な思いで積んでいったのだろう。

信仰心の強さが偲ばれる。



途中長生の町や頂上下の岩が見える眺望の良い場所もある。



10時26分津乃峰町への分岐

10時30分、裏参道との分岐着。

道標には徳島6里、日和佐7里と刻まれている。



左へと鳥居をくぐり行く。



常緑広葉樹の茂る中を登って行く

表参道との分岐を過ぎると直ぐに境内に飛び出す。

10時36分。



相変わらずの素晴らしい橘湾の景観を楽しむ。

木が茂ったのと四国電力の石炭発電所が増えたのが昔と変わった所。



津峰神社は延葵四喜式内社で約1200年前に創立。寿命を司るお神様らしい。

境内には土俵が綺麗に整備されていた。



軍鶏が元気に遊んでいた。



御神酒があったがクルマなので飲めない残念。

お詣りの後リフト乗り場に行ってみる。

リフトは相変わらず運行されていない。



大潟の漁港と橘湾。そして橘の町。

学生時代はこの辺りを良く走った。



土産物屋は一軒だけ開いていたが少しは商売になるのだろうか?

10時50分下山開始。



岩場の向こうにこれから向かう鍛冶ヶ峰

11時22分分帰着。



沢山用意してある杖をお借りして鉄塔巡視路を進む。



自然林が豊かに残った道は気持ちが良い。

樹間に先ほど登った津乃峰山が見える。



ピークに出ると全く文字の読めない看板の有る十字路。

稜線に踏み跡があるが藪が繁っている。

真っ直ぐピークを下って行く。



鉄塔に出ると道が見あたらない先ほどの稜線の道が正しかったのかと思い戻ってみる。

やはり稜線の道は違うみたい。

鉄塔下に回ると踏み跡が続いている。



しばらくドンドン下っていく。

トラバース道はもどかしいので直登する。



鉄塔への道を左に分けて右に曲がる。

228mのピークが山頂と思っていたが道はピークを巻いて下って行く。

ピークに這い上がるが山頂標識や三角点は見つからない。



ドンドン下っていってまた少し上り坂になると206mのピークを巻く。

突然鉄塔が現れ眺望が広がる。

立派?な展望台がある。



桑野川、那賀川そして旧那賀川町が眼下に見える。



コンクリート道を登ると立派な鳥居

12時10分



真新しいお堂が出来ていた。

トイレのある建物の日当たりでご夫婦が食事をされていた。

私達と同じ石門から登ってこられたらしい。



昔鍛冶屋が住んでい他という逸話のある神社をお詣り。



大岩に沢山の毘沙門やお大師さん、お地蔵さんが祀られている。



展望台と書かれている岩場を登る。



岩を回るとこんな所に立派な展望台。



桑野川、那賀川和田島の向こうに紀伊水道。

淡路島や和歌山港の工場群そして南紀の山々がクッキリと見える。



大岩に大岩権現


大岩権現の向こうに津乃峰山

国民宿舎が輝いている。



見能林の向こうに北の脇の海水浴場。

良く此処で泳いだりキャンプをした。

その左は中林、淡島海岸。

丸島などの島々が見える。



岩陰で食事を楽しんでのんびりとコーヒータイム。

引き返すと正面に中津峰山。



旭ノ丸や高丸山の冠雪がボンヤリと見える。

13時29分、分帰着。



タチツボスミレを発見。

春はもうすぐ?



今日は想い出の津乃峰山を歩くことが出来た。

天気も最高で気持ちの良い歩きが出来た。

冬はやはり里山歩きが最高。