夏の里山     剣山 一の森 槍戸山     2008/7/6
 

− 一の森にはネット仲間の暖かい交流があった −

夕べから、一の森で「藪山を歩こう」のWAIWAIさんの呼びかけでネット仲間が集まっているらしい。

もしかしたら皆さんとお会いできるかもしれないと剣山に出かけることにする。

ぼんやり車を走らせていると木屋平からコリトリに向かう道でとぼとぼと歩いている男性。

何処かで見たような??

と思うがまさかね。

7時26分見の越の駐車場着。

エントツ山さんのラッシュが停まっている。

夕べは楽しい寄り合いだったのかな。

今頃何処らを歩いているんだろう。



剣神社でお参りをしてから登山開始。



いつものようにキンロバイ、ギンロバイが咲いている。



山道にはいると??ショウマとオククルマムグラ



ツルアジサイが元気に大木に巻き付いて花を咲かせている。



今日は登山者は誰も見あたらない。

ゆっくりと登っていく。



西島に来るといつもの三嶺がお出迎え。



8時6分西島着。

バライチゴがもうすぐ咲きそう。



大剣神社コースを進む。

ノリウツギが多い。



ヒメレンゲが目立つ。



山肌にはミゾホウヅキやオククルマムグラが群生。



大剣神社で三嶺を眺める。

涼しい風が吹いて気持ちがよい。

イシヅチアザミかトゲアザミか?

アザミも咲き始めは初々しい。



定番の次郎笈



ミヤマオトギリはまだ咲いていない。



劔山本宮神社に着きお参り。

7月17には大祭があるらしい。

8時50分

タカネバラが咲いているとニュースで見たが、もう散っていた。



イシダテクサタチバナやキレンゲショウマはまだ蕾



ナンゴククガイソウもまだ緑

木屋平の谷はガスっている。



ヒュッテ前のヒメフウロが咲き始めていた。

ヒュッテの方としばらく話し込み頂上へ。



目の前の次郎笈へ登りたいが今日は一の森に向かう。

家内が次郎笈に寄ってから行けばと言うが、この暑さではちょっとね。



ミヤマクマザサの中にはツマトリソウやニガナの花が少し。

シコクフウロはまだ咲いていない。



二の森から下っていると小さな子供連れのご夫婦が登ってきた。

昨夜は一の森に泊まったのかな?

突然赤いヘビが出てきて大騒ぎ。

しばらく下ると5人にパーティに出会う。

なんと鬼手仏心さんがいる。

そして、いつも紫雲さんと一緒に登っておられる与力さんご夫婦とお友達の旭の岩屋さんご夫婦。

鬼手仏心さんから「勝ぼうずさんが徳島駅から一の森を目指してやってきている」

とお聞きする。

とするとやっぱり朝の男性は勝ぼうずさん。

エントツ山さん達はホラ貝の滝コースへ藪の中を下っていったらしい。



ギンリョウソウやカニコウモリの咲く道を下りとりあえず一の森頂上に向かう。



9時57分一の森着。



一の森ヒュッテに着くと勝ぼうずさんはまだ到着していない。

勝ぼうずさんをお待ちのWAIWAIさんとお千代さんと広場のベンチでしばらく雑談。

初めてお会いするが趣味を同じくする者同士話が弾む。

いくら待っても勝ぼうずさんがこないのでとりあえず槍戸山に向かう。



昨年ちょうど今頃槍戸山に行ったが暑さとササの埃で気分が悪くなった。

家内はその後肝障害を起こし一ヶ月以上も病院通いをした。

今日は涼しいしササが綺麗に刈られていて快適。

10時49分槍戸山着。



ここから見た剣山、次郎笈の姿は美しい。



しばらく景色を楽しんで引き返す。

一の森から剣山への稜線がなだらかに見える。

実際に歩くと結構急なのにね。



素晴らしい五葉松の下でしばし佇む



何百年もこの場所で風雪に耐えて生きてきたんだね。



三角点に引き返し岩場で昼食。



家内の好きなマイヅルソウは赤い実になっていた。



ここから見る剣、次郎笈も素晴らしい。



ナナカマドに白い花が咲いている。

11時45分一の森ヒュッテに帰るとWAIWAIさん達はもう出かけていて、勝ぼうずさんが昼食中。

かなり疲れ果てていた。

でもこの暑い中80qも歩いて登ってくるとは超人だとしか思えない。

「無茶をしないで」と皆さんの伝言を伝えて失礼する。

この時、表の広場に何人かのパーティがおられたが釋護法さん達だったらしい。

お会いしたかったなあ。



アカカンバの林の中を下るる

スダヤクシュが小さな花を咲かせている。



新田次郎の碑からお花畑に向かう。

ピンクのギンリョウソウみっけ



手の届くような所にオオヤマレンゲの蕾。

ネットの中にはオオヤマレンゲか沢山咲いていた。



去年来たときは凍っていた穴吹川源流の冷たい水でのどを潤す。



ウワバミソウが沢山のつぼみを付けていた。




沢筋にはタニギキョウなどの小さな花が沢山咲いている。



イワキンバイとミゾホウズキ



行場の階段下で休憩しているとなんとお千代さん達が戻ってきた。

いろいろと花を撮影していたらしい。

私たちも両劔神社から岩場に向かう。

うろうろしてからまた行場の階段を登っているとお千代さんが何か一生懸命撮影している。

お千代さんの写真の腕は素晴らしいとお聞きしているが、熱心さと集中力が私とは全く違う。



何を写しているのか思ったら可愛いヒメフウロ



私も真似をしてパチリ。



刀掛けの松まで来ると、この上にイシダテクサタチバナが咲いているはずだとお千代さんが石段を登っていく。



見つかったのか○サイン。

私たちも急いで駆け上る。

思っていたより大きな花。

ミカンの花に似ている。

テンニンソウの中に大きく背を伸ばして沢山咲いている。



ツルカノコソウかな



西島駅まで来ると勝ぼうずさんがリフトで下りている。

疲れ果てたのだろう。お疲れさま。

売店の水道で水を飲んでいると何処かで見た人が。

あれっ!マーシーさんだ。

振り返るとエントツ山さんもいる。

エントツ山さんにコーヒー缶をご馳走になり、ホラ貝の滝コースの武勇伝をお聞きする。

マーシーさんは手をねんざしたそうだ。



ゆっくり下っていくとまたお千代さんが撮影中。

WAIWAIさんが優しくお手伝いしている。



ナツツバキより小さくてヒメシャラより大きな花。

ヒコサンヒメシャラかな?

駐車場でまたエントツ山さんにアイスクリームをご馳走になり劔岳の話が弾む。

お別れして、木屋平の大桜の湯へ。

ネット仲間の皆さん、今日はお会いできて楽しい一日を過ごせました。

WAIWAIさん、お千代さん、初めてお会いしましたが長い時間おつきあいいただきありがとうございました。

また、一の森でお会いできたらゆっくりお話を聞かせてください。



里山倶楽部四国