春の里山 薬研谷   2015/04/21
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 アケボノツツジ満開の薬研谷 -

去年は4月24日には薬研谷のアケボノツツジが満開だった。

今年ももうすぐ見頃かなと思っていたら3日前には6分咲きだったとの情報。

今日は天気が不安定で明日から数日間なら最高のコンディションだと思われる。

しかし、明日から土曜日までは野暮用が入っている。

12時頃には天気になるというので薬研谷に向かう。

神山から野間殿林道を進むと数m先も見えないほどのガス。



車の中でしばらくガスの晴れるのを待つ。

なんとか少し周りが明るくなってきたので出発。

10時3分



今にも咲きそうなトサミズキの蕾の水滴が綺麗だ。



芝小屋山のすみれは小さい。

シハイスミレは特にピンクが濃い。



芝小屋山の鞍部に着くがやはりガスで何も見えない。

風が強く冷たいガスが顔にあたり寒くて春用ジャケットの上にレインジャケットを重ね着する。



ガスの中の苔むした階段はなんとも言えない良い雰囲気

カタクリの咲くのはもう少し先かな。



ハルトラノオがポチぽと咲いている。

ブナの苔もガスが流れて気持ちよさそう。



芝小屋山山頂着。



ブナの枝に付いた水滴が風に吹かれて大雨が降っているようだ。

早々に下山する。



尾根道にはツチグリが旅をして来ていた。

シハイスミレやタチツボスミレはとても小さくて水滴で縮かんでいる。

目立つのは真っ白なナガバノスミレサイシン。



また少し登り返して大道丸着。

10時58分着。

ガスが晴れないのでしばらく休憩。

この時高い山から見るとこの辺りはすごい雲海だったそうだ。



シロモジの花についた水滴が素敵だ。

ミツバツツジはまだつぼみ。



いくら待ってもガスが晴れないので出発。

標高が下がるとシハイスミレがピンクの花を咲かせている。



エイザンスミレも次々と花を咲かせている。

ワチガイソウも咲き始めている。



カタクリの蕾を発見。

明日晴れるときれいな花を咲かせることだろう。



傷んだ林道まで降りてくるとミツバツツジが咲き始めている。

マダツボミの気も多いが、この辺りのミツバツツジが咲き始めると薬研谷のアケボノツツジは満開となる。



アセビの赤い若葉がガスの中で艶やかだ。

沢山蕾をつけている木はなんだろうか。



薬研谷に向かうと次々とアケボノツツジの花が現れる。

残念なことに冷たいガスで花が縮かんでいる。

寒いと思ったら6度しか無い。



大岩のあたりまで来るとアケボノツツジが満開。

強風でかなり散り始めている。



満開なのにガスで霞んでいるのが残念。



岩に登り花に近づくとピンクの花が綺麗に見える。

まだツボミも沢山残っているようだ。



丁度見頃のアケボノツツジに見とれるが強風のため岩の上にいるのが怖い。



それにしても見事に咲いている。

青空でないのが残念だ。



尾根上は例年になく花が多い。



大岩のテラスで滝の向こう側のアケボノを楽しむ。

時計を見ると12時38分になっている。

昼からは天気の予報だが、雲が晴れるのが遅い。

岩の陰で昼食にして晴れるのを待とうかと思っていたら女性が二人やってきた。

見事に咲いているのに感嘆の声を上げている。

邪魔になるといけないので岩場から降りる。



岩の門のところのヒカゲツツジが咲き始めている。



お二人を案内して大岩下の展望所に向かう。

此処でも丁度花の盛り。



薬研谷に降りていく。



ワチガイソウが群生している。

ミツバテンナンショウも今年はじめての出会い。



カタクリの花がいくつか咲いているが縮かんでいる。



いつものアケボノ展望岩に登り昼食にする。

まだスッキリとはしていないがかなり見晴らしが良くなってきた。



眼下を見るとヤマザクラが綺麗だ。



昼食後、谷を降りるといつの間にか青空が見えている。

ヒカゲツツジが満開

今年は花つきが良い。

バックのアケボノのピンクがいい感じ



やはり青空のもとで見るアケボノは素晴らしい。

また登り返してアケボノを楽しみながら大道丸経由で帰ろうかと思うが、林道の工事現場も気になる。

いつもの通り四国の道経由で帰ることにする。



シロバナネコノメソウが一面に咲いている。

毎年出会う花だが、やはり出会うと嬉しい。



銚子の滝は水量が多い。



先ほどまでいた薬研谷の両側の大岩を眺める。

やはり今年はアケボノツツジが見事だ。



四国の道に向かうとシロモジの花が散ってかわいい若葉が出てきている。

赤ちゃん河童の手のようだ。

以前、雨氷で半分折れてしまったヤマザクラはかなり復活したが花はもう殆ど終わっている。



いつもの斜面にジロボウエンゴサクやヤマルリソウ

林道は酷く掘れて壊れてきている。



梅ノ木峠からの車道はもう舗装工事が終わっていた。

舗装路からの排水路が途中で切れており集まった水が下の旧林道に放出されるように成っている。

このせいで、旧林道に多くの水が流れて掘れてしまったのだろう。

しかし、この先の大道丸を巻くところは土地の買収ができず工事が出来ないと聞いている。

この辺の林道は、殆どが途中で工事が終了し使用されないまま土砂崩れで通行不可と成っている。

この林道はどうなるのかなあ。



林道から別れて四国の道を登る。



色の淡いエイザンスミレが沢山咲いている。

眼下には林道工事の終点地点が見える。

この先はどのように谷を巻いていくのだろうか。

もしかしたら此処で工事は終了かもしれない。



緑っぽく見える桜が満開。



昨年はかなり崩壊していたトラバースは歩きやすく成っている。



フデリンドウをいつもの場所で発見。

マダツボミだ。

シロバナエンレイソウも咲いていた。

先ほどの林道の伸びていく先にはヤマシャクヤクの群生地もあるがちょっと心配。



ハルトラノオとシハイスミレ



芝小屋山で登り返すとタムシバが咲いていた。

朝は濃いガスで全く見えなかった。

雨に濡れて縮んでいたエイザンスミレも綺麗に花を開いている。



トサミズキも花を咲かせ始めていた。



帰りの林道ではユキモチソウが沢山咲いている。

まだ咲いたばかりか白いお餅が小さくて可愛い。

これからしばらくの間沢山咲くことだろう。

今日は天気には恵まれなかったが満開のアケボノツツジを楽しむことが出来た。

西明石のアケボノツツジが咲くのももう少しだろう。

里山倶楽部四国編 

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