秋の里山 |
あずり越え 2015/11/13 |
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- 雨のあずり越え 経塚古墳 周回 -
今日は雨の予報。
朝起きるともうドンヨリと曇っている。
日課の腹筋と腕立て伏せそしてスクワットをしても、夕べ飲んだ土佐鶴の糖分とカロリーは消費されそうもない。
家内も歩きたそうにしているので、近くの大川原高原かあずり越えをちょっと歩く事にする。
雨が降ってきたときのことを考えて樹林帯が多いあずり越えに行く事にする。
ついでに図書館と博物館にも寄ってこよう。
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文書館横から登り始めるとモミジが紅葉し始めている。
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団体さんが準備している横を失礼して尾根に上がると、リュウノウギクがまだ咲き残っている。
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コウヤボウキも沢山咲いている。
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シロヨメナが一面に咲いている。
里山はまだまだ秋真っ盛り。
明現神社に着いてお詣り。
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安永8年(1779年)の常夜灯が奉納されている。
安永8年と言えば、蜂須賀重喜の隠居により治昭が藩主となって直ぐの年だ。
天明の飢饉の前となる。
200年も前の石灯籠なのに痛みもなく綺麗に残っている。
もう一方の石灯籠は天明4年と刻まれている。
全く同じ形だが、5年越しで対に揃えたのだろうか。
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空はドンヨリと曇っているがまだ雨は降ってこない。
あずり越え手前のピークでは黄色の菊が綺麗に咲いていた。
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急坂を下りてあずり越えから登り返すとモチツツジが咲いていた。
此れから冬を越すまでの間モチツツジの狂い咲き?を所々で見かける事が出来る。
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剣山礼拝所の古い鳥居から少し下ったところに、先日通った星河内へ抜ける道があるはずだが、解らない。
イチヤクソウの立派な株がある。
実が出来ているが何時咲いたのだろうか?
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経塚古墳に寄る。
いつ見ても立派な手水鉢だ。
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経塚大権現の扁額が掛かる新しい鳥居と趣のある古い鳥居。
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古墳の上に作られた経塚は青石の自然石を積み上げていて趣がある。
このみかん園の向こうに先日星河内から歩いてきた道があるはず。
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サネカズラの実が沢山出来ている。
赤くなり始めの実もある。
ビナン(美男)カズラとも呼ばれて茎を煮ると整髪用に使えるらしい。
美味しくないのか鳥も余り食べずに、冬になってもかなり長い期間残っている。
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趣のある一の鳥居
農家の立派な石積みが続く道を下っていく。
山間部にも多くの石積みが残っているが、これだけの石を運んで石積みを作るのは大変だった事だろう。
雨が降り始めてきたのでポンチョを着用。
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センニンソウの実も沢山出来ている。
クサギの実がまだ残っているのに驚き。
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皇帝ダリヤが満開だしモミジも紅葉しているが雨なので綺麗ではない。
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東屋で昼食。
食後見晴らしも良くないので早々に帰ることにする。
ハナミズキの紅葉はどぎつい色だ。
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ナツツバキの紅葉と変な実
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クスノキに黒い実が出来ている。
常緑樹のはずだが淡く色付いている葉もあり綺麗だ。
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赤く紅葉した木は何だろうか?
実が出来ている。
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近づいてよく見ると、白い実がはじけている。
ナンキンハゼのようだ。
何時も葉が散って白い実だけになったのしか見た事がなかった。
このように紅葉したナンキンハゼを見るのは初めてだ。
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タンポポのような花が咲いている?
マルバシャリンバイの花がポツポツと咲いている。
5月の花のはずなのに今頃咲いているのはやはり狂い咲きだろうか。
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古い祠跡から稜線に上がり、あずり越えを越えて文化の森に帰る。
あずり越えの「南無大師遍昭金剛」と彫られた石碑は木食上人と彫られている。
「木食」とは、穀物を食べずに木の実だけを食べて命をつなぐこと。
「木食上人」とは、木食で修行した遊行聖(ゆぎょうひじり)のことをいう。
この石碑は背面に文政10年(1827)と刻まれている。
その頃、淡路生まれの弘法大師の再来とも言われた「木食観正」がこの地に立ち寄ったとの記録がある。
碑に彫られた梵字は大日如来を表す「ア」だ。
「木食観正」は布教に当たってこの文字を書いて配ったと思われ、碑のやや大きすぎる梵字は観正の直筆を
そのまま碑に彫った物だと思われる。
文化の森に帰って図書館で本を借り、博物館に寄って「でこまわし」の展示とビデオを見てから帰る。
早く論文を仕上げなければと思うと気がせく。
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