冬の里山 あづり越え  2021年12月25日  
里山倶楽部四国編 

- あづり越え ―

昨夜はずっと雨が降っていた。

剣山等では雪だったかもしれない。

天気予報は晴れだが風が強いようだ。

気楽に歩けるあづり越に出かけることにする。



文化の森では、タイワンフウがまだ紅葉した葉を残している。



何時もの黒猫が二匹。

目付きが怖い。



あじさい園から登って行く。



八万の景色も寒々としている。



ピンクと白のコウヤボウキ



地蔵橋や小松島の町は霞んでいる。



明現神社にお参り。

新年を迎えるために綺麗に掃除されている。



安永と天明の石灯籠がある。

蜂須賀重喜公の時代は、随分と参拝者が多かったのだなあと思う。



この縦走路は、気延山縦走路と同じように標高150m~200mの尾根を歩く。

しかし、岩道やアップダウンが多く、歩いた充実感はあづり越え縦走路のほうが大きい。



あづり越え手前のピークから整備された急坂を降りる。



あづり越えで一息入れる。



足元にはカクレミノの黄色い落ち葉。



縦走路のイボイボの有る白い幹の木は、ネズミモチではないかと聞いている。

しかし、その実を見たことがない。

本当にネズミモチなんだろうか。



東京行きの「りつりん」が停まっている。

眉山が見えるところで休憩。

今日も勝浦蜜柑で喉を潤す。



最高点の三角点。



凄い風が吹いている。

カクレミノの黄葉が残っている。



何かの花の跡がある。

どんな花が咲いたのかな。



スッカリ葉の落ちた蜂須賀桜の横から植物園へ。



植物園ではビオラが少し咲いているだけ。



動物園からは賑やかな子どもたちの声がする。



管理棟の広場に来ると、徳島ECOリーダ会の皆さんがミニ門松作りをやっている。

私もメンバーの一人だが、長いこと行事に参加していない。

皆さんは色々な行事を開催してボランティア活動を続けている。

もう10年以上の長い期間頑張って居られるのは凄いなあ。

フユザクラの花は殆ど散って、ナンキンハゼの白い実が青空に映えていた。



モラエスの花、キバナアマが満開だ。



ハクモクレンの蕾が膨らみ始めている。



風が強いので石垣の下の日溜まりで昼食。

テイカカズラの実が何処からともなく飛んでくる。

キラキラ光って綺麗だ。



農道を引き返すと、綺麗な落ち葉が。



畑の周りにずっと植わっている木の落ち葉のようだが?



何の木かなあ?!

稜線は、ものすごい風が吹いている。

剣山などは、かなり荒れているんだろうなあ。

サンゴジュだと教えていただきました。

燃えにくい木で防火帯を兼ねて生け垣として植えられているとのことです。

来年、白い花や特徴ある赤い実を確認したいと思います。



北九州行きの「しまんと」が停まっている。

バイオマス発電所の工事が進んでいる。

設備容量 約74.8MW
想定年間発電量 約50,000万kWh(一般家庭約15万世帯の年間使用電力量に相当)

大川原ウィンドファームの発電量が、風車1基で1.3MWなので、風車60基くらいの発電能力が有る。

燃料は木材ペレットとヤシ殻だとか。

2023年春の操業開始らしい。



あづり越えから急坂をエンヤコラと登りきる。

丁度南海フェリーの「愛ちゃん」が出港していた。



帰りは行きよりもアップダウンがキツイ気がするが、明現神社まで来るともう後は下りだけ。



山の神様に、今年も元気に山歩きができた事を感謝。



広場では大勢の親子が楽しそうに遊んでいた。



ロウバイの花が咲き初めて甘い香りが漂っている。



シナマンサクはまだ固い蕾。

強風の一日だったが、気持ち良い山歩きをすることが出来た。

明日からは山間部では大雪かもしれないなあ。





総歩行距離 9.2km

累計標高差 ±617m

総行動時間 4時間59分



里山倶楽部四国

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