冠山、平家平 なすび平でカタクリを見る  2004/4/25

リンク仲間のオフ会で、なすび平のカタクリを見に行く事となった。
その後冠山から平家平まで縦走する予定だ。
メンバーは言い出しっぺのKAZASHIさん、reikoさんご夫妻。そしてエントツ山さんご家族3名。
もちろん我が家は、家内と二人だ。待ち合わせの駐車場に6時前に到着。
乗り合わせて6時過ぎに出発。
新居浜インターを出て、エントツ山と串が峰の見える国領川にて記念撮影。
中七番に向かう。トンネルが開通し快適な道となっていた。
住友フォレスタの森に7時20分到着。入山届けを出して出発。

住友フォレスタのいろいろな花を楽しみながら出発。

渓谷沿いの道を行こうとしたがやはり通行止め。
これでもかと伐採木で通せんぼをしている。仕方なく看板に従い林道に上がる。
林道からこれから登る冠山から平家平への稜線が綺麗に見える。

        

水量が多く、林道途中に滝が見える。林道を真っ直ぐ行こうとしたが、
通行止めだという登山者がいて、沢沿いの道に下る。沢を渡る所で休憩。
下りてきた若い二人ずれが、カタクリは昨日の寒さで全滅だと言う。
KAZASHIさん真っ青。よけいな事を言う人が多い。気を取り直して急坂を上がる。

やっとカタクリの第一群生地に着くと、確かに多くのカタクリの花がしおれているが
まだまだ元気な花も多い。
第二群生地は、一面のカタクリの花園になっていた。花を見て休憩をする。

カタクリの花を堪能して一ノ谷越えへ向かう。エンレイソウの花が沢山咲いている。
寒峰で見たのは白い花を付けていたが、ここのは萼だけしかない。
所々崩壊しかけた所を行くが踏み固められているので心配ない。やがて、銅山川源流の碑に着く。

所々厳しい場所もあるが、去年よりかなり整備されて歩きやすい。
目の前が明るくなり一ノ谷越えに着く。先客が沢山休憩している。
冠山への急登に備えて一休憩。冠山へ向けて少し登ると急に眺望が開ける。
記念撮影。ここでエントツ山さん一家は、奥様の用事の都合でお別れ。
最後までご一緒したかったのに残念です。

冠山への途中から見た、右からちち山、笹ヶ峰、寒風山、伊予富士へと繋がる稜線。
中央奥は瓶が森。石鎚はまだほんの少ししか覗いていない。
伊予富士の左後ろに筒上山も見える。

冠山までの最後の急登を、黙々と行く。
今年は笹がまだ背が低くて足下が見えるので楽だ。
やつとたどり着いた頂上は、記念撮影のラッシュ。順番を待って撮して貰う。
次から次から登って来るので休む事も出来ない。
すぐに出発。ここから平家平までは、少しのアップダウンはあるが快適な縦走路。
しかし休んでないので結構きつい。

平家平への最後の登り。振り返ると冠山の向こうに石鎚へ続く山々が綺麗に見えている。
やっと頂上に着くが、団体客で沸き返っている。
記念撮影は後回しにして、明石連山の見える所で昼食にする。
REIKOさんから暖かいコーヒーをごちそうになる。やはり煎れたては美味しい。
しあわせ。雲一つ無い晴天で360度遮るもののない眺望を楽しむ。

左から、笹ヶ峰、ちち山、沓掛山。正面に西山。西明石、物住頭、権現山、二つ岳への眺望
エントツ山さんが看板を担いで、串が峰まで縦走したルートが目の前に見える。
串が峰はあの物住頭の奥にあるのだろう。よく11時間もかけて行ったものだ。

別子ダムの向こうに西明石から東明石への稜線が続く。
来週あたりはアケボノツツジを楽しむ登山客で混み合う事だろう。
二つ岳が特徴ある姿を見せている。私たち夫婦には無理とは思うが一度登ってみたい。
これから先命がけの看板も見てみたい。
やっと頂上がすいたので記念撮影。頂上は風がとても冷たい。

景色を十分に楽しんで、名残惜しいが下山を開始する。
高知県側の早明浦ダムへと続く吉野川の流れと渓谷を楽しみながらゆっくりと下る。
実は前が込んでいてゆっくりとしか行けない。高知の団体客の間に挟まれてしまった。

道端の花を楽しみながら、葛折りの道を下る。ここまで曲げなくてもと思う。
こんな時は讃岐の何処までも一本道が恋しい。
やがて沢筋に出て、滑床渓谷のような渓流の流れを見ながら下っていくともう登山口は近い。

丸木橋を渡ると、もうフォレスタの森に到着。
庭園ではシャクナゲと山シャクヤクの花が出迎えてくれた。
入山届けに帰着のサインをした。エントツ山さんはもう帰っていた。
約7時間あまりの、天候と仲間と花々に恵まれた山行きであった。大満足。

夫婦だけの山歩きも良いが、仲間と登るともっと楽しい。またこんな機会があればいいなあ。
KAZASHIさん、企画から運転から道案内までありがとうございました。


行程約14km 約7.5時間

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