- 農村レストラン出羽 ~ 東尾・踊石 -
ササユリ・カイナンサラサドウダン
5時過ぎに起床、昨夜は少し遅くまで起きていたので一寸寝不足。
高丸山でもゆっくり歩こうかと上勝に向かう。
旭を過ぎた所で、山道の改良工事が一部終わっていて、走りやすくなっている。
フト見ると、龍峠への看板が無い。
上勝から竜峠へは、一度行ってみたいと思いながら果たせていない。
突然家内が、東尾のカイナンサラサドウダンを見たいと言い出す。
コレは大変だ。
高丸山入り口を通り過ぎて、八重地トンネルを越した所で左へと入る。
ついでだから、「農村レストランいずりは」に寄ってササユリを見ていこう。
「農村レストランいずりは」は20年ほど前に一度食事に立ち寄ったことがある。
その時、少しばかりササユリが咲いているのを見た。
その後、10年位前に改築し、コテージなども併設してササユリなども増えたと聞いている。
 
町道出羽線は5月17日まで通行止めだったが、現在は通行可。
しかしまた新たな落石がある。
大きな岩が落ちているが、車一台くらいは通行できる隙間があった。
8時丁度農村レストラン着。
自宅から丁度1時間半ほどかかった。
駐車して看板を見るとその下にもジンリョウユリが咲いている。
普通のササユリより赤色が濃い。
 
農村レストランは綺麗になっているが、閉店のようだ。
しばらくすると、ご主人の門田(もんた)さんが出てこられた。
つい最近まで営業されていたが、良く利用してくれた方達が転勤や退職で来られなくなり、お客さんが極端に減ったらしい。
せっかくコンナ立派な施設があるのに、なんとかならないかと思う。
 
園内を門田さんが案内してくれる。
コテージの名前にもなっているミヤコワスレが一面に咲いている。
 
ササユリのシロバナも咲いている。
広場の縁にはジンリョウユリが満開。
 
上の広場まで周ってみると、ずっとジンリョウユリが咲いている。
予想よりも花数が多い。

朝露がジンリョウユリの美しさを際立たせている。
3年前にネズミが異常発生して、東尾のジンリョウユリが全滅した。
その時、此処も大被害を受けたが、土の中に球根の元が残っていて、また咲き始めたらしい。
 
特に色の濃い花も、幾つか咲いていた。
 
オオヤマレンゲが花開く寸前。
明日にはパカっと開くかも。
樫戸丸のオオヤマレンゲの種をもらって、育てているらしい。
 
同じく樫戸丸の種から育てているレンゲショウマ。
幾らでも生えてくるとのこと。
樫戸丸にお里帰りさせてあげたいな。
沢山あるサラサドウダンは、すべて花が終わって実が出来ていた。
 
朝露が綺麗だなあ。

あじさい?
それともガクウツギ?

ベニバナシャクヤクも沢山咲き始めている。
 
セッコクやクモランなども。
十分に花を楽しんで帰ることにする。
 
大美谷ダムの水は相変わらず深いブルー。
此処から、下流にある広野発電所に水を送って発電している。
 
その後、長安口ダムまで走って左へと東尾を目指す。
ジンリョウユリが咲かなくなってから訪れる人も居ないのか、駐車場所も草茫々。
草の中に突っ込んで停めるが、コレが後でアクシデントを引き起こす。
4年前に吉田さんが苦労して開園した、ジンリョウユリ園の入り口にはネットが貼ってあった。
全滅したジンリョウユリは復活しているのだろうか。
 
来る途中で追い抜いて行ったバイクが停まっている。
東尾に登ったのかな?
すぐに車が停まり、室内犬を二匹も連れた老夫婦がやってきた。
何処に行くんですかと聞くと、ジンリョウユリを見に来たと言う。
「この先にはジンリョウユリは咲いていないし、元の群生地でも全滅したみたいですよ。」
「私達も出羽で見てきたばかりですよ。」
そう言うと、うなずいて帰って行った。
情報が少ないからなあ。
少し行くと男性が引き返してきた。
東尾に登るつもりで来たが、道がわからないと言う。
犬も吠えるので帰ってきたらしい。
男性を案内して行くことにする。
ワンワンと吠える犬は吉田さんの飼い犬のようだ。
吉田さんはまだ此処に住んでいるのかな。
此の犬は吠えるけど噛みつかない。
訓練されている。
けれど猪除けに飼っているので、気性は荒い。
9時37分出発。
 
歩きだすと、どうも調子が悪くて足が重い。
男性には先に行っていただく。
あっと言う間に見えなくなった。
 
足元にはフタリシズカが咲き始めている。
 
登山道は歩く人が少ないのか、杉の枯れ葉で埋もれて滑り落ちそうで歩きにくい。
家内にドンドン離される。
 
急坂でもないのに息が乱れる。
後1.5キロの標識で水休憩。
小さな沢を渡る。
 
ピンクの筋の入ったタニギキョウが咲いている。
トチバニンジンはまだ蕾。
 
今日は、先日購入したアディダスのローカットの靴を履いてきた。
枯れた杉の葉が靴の中に入って、二回ほど脱いで取り除いた。
ハイカットの靴を履いてくればよかった。
 
杉に埋もれた道と、崩れた石の道が交互に現れる。
以前登った時は、あっと言う間に登った記憶があるのに、今日は息が切れて足が重い。
 
後、800mの標識でまた座り込む。
眼の前にナベワリの花が。
 
広場の様な場所を過ぎると竜峠はもうすぐ。
 
竜峠着。
11時5分。
一息入れてから急坂を登る。
 
遠くにオンツツジが真っ赤に咲いている。
 
東尾頂上のオンツツジはすでに散っていた。
 
ベンチでまた休憩。
眼の前にカマツカが真っ白に花を付けている。
このピークは、那賀町では「東尾」
上勝町では「龍山」と呼ばれている。
 
踊石に向かう。
 
分岐まで来ると、頭上にカイナンサラサドウダンが咲いている。
少し登り返すと大岩に祠が祀られている。
 
大岩の下には竜王宮が祀られている。
樹齢200年のサラサドウダンの木は朽ちているが、ヒコバエが大きくなってまた花を咲かせている。
樹の数も増えてきたようだ。
 
さざれ石のところから踊岩に登る。
 
眼下に長安口ダムが見える。
此の岩の上で雨乞踊が踊られたそうだ。
「阿波志」に、「龍山亦東尾巓てんに在り、石あり特立す、烏帽子と呼ぶ、村民雨乞いを為す所」と書かれている。
この踊り石は烏帽子と呼ばれていたらしい。
 
岩の上にはカイナンサラサドウダンが満開。
2012年に来た時にも満開だったけれど、その時と同じくらい見事に咲いている。

サラサドウダンは大川原高原にも咲いているが、カイナンサラサドウダンは一際大きくて見事だ。
 
大岩に座って昼食。
丁度12時のサイレンが那賀町と上勝町から聞こえてきた。
 
古い登頂記念標がある。
平成13年に相生小学校が開校したらしい。
 
暫く散策してから下山。
頂上を経由せずにトラバースを帰る。
伐採した杉が、雨水に流されて登山道を塞いでいる。
おまけに、杉の枯れ葉が厚く積もって歩きにくい。
 
枯れ葉がズルズルと滑るところもあり気を使う。
此処でスマホの電池が切れそうになって、電池交換をする。
フト見ると家内の姿が見えない。
急いで駆け下りるとどうもおかしい。
家内を大声で呼ぶと、遥か右上から声がする。
また道を間違ったようだ。
途中から、道を少し登り返すように進むのを下ってしまった。
踏み跡は殆ど消えているので、スマホのGPSで確認して分岐まで帰る。
この道は来る度に道迷いをする。
間違いの赤テープが残っていたり、林業用に踏み跡がアチコチにあるので間違いやすい。
間違うとトンデモナイ方向に行ってしまうので、GPSで確認することが必要だ。
 
またズルズル滑る杉の枯れ葉に気をつけて、下って行く。
サワギクが沢山咲いている。
 
サワギクとマンリョウのような赤い実を付けている木。
正月でもないのに不思議だ。
 
ウツギに埋もれた道を過ぎると、またワンちゃんが勢いよく吠えて出迎えてくれる。
14時12分 駐車場着。
今日は疲れた。
帰ろうと草の中から車をバックさせると、ガードレールにぶつけた。
前のいすゞのSUVは、何度もバックで電柱等にガチんとぶつけたが、何ともなかった。
エクストレイルはバンパーが柔い。
ベコンと凹んでしまった。
気を取り直して、相生から持井経由で帰宅。
今日はチョット調子が悪かったが、満開のササユリやサラサドウダンツツジの花を見ることが出来た。
此れからは夏の花が咲き始めることだろう。


総歩行距離 5.6km
累計標高差 ±765m
行動時間 4時間45分
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