本宮山 346m  那智山 271m  2004/3/21
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 飯野山の桃の花も、今日ぐらい満開になっているのでは?と気にかかったが、前々から、徳島に帰る途中
いつも通る水主の山に登ることにする。みろく公園を通り過ぎて、しばらく行き水主に向けて右折する。
 大内ダムの手前を、右折して水主のコミュニティセンターに駐車する。10:00出発


      

水主のコミュニティセンターには、「なにしよんな」の石像がある。
花壇の掃除をしているおばあちゃんと話をする。

昨夜は、近くの子供が合宿で泊まっていたそうだ。沢山の布団が干してある。
朝早く何台かの車で登山者が沢山やって来て、さっき帰ったとのこと。
手にツツジの花を沢山抱えていたとのこと?
おばあちゃんに送られてコミセンを出発する。
与田川系笠松川の河原は、綺麗に遊歩道になっていた。
岸辺の桜はまだ蕾が固い。冷たい風が川沿いに上がってくるので遅いのだとか。


      

のどかな農村風景を楽しみながら行くと、道端の桜はもう満開だ。
しばらく行って左に笹の林の中を行くと、綺麗な看板がある。
クジラ岩の本宮山とある。登山道は砂防ダムの右手にある。
突然の急坂を登るとツツジの淡いピンクが目を楽しませてくれる。
この山はツツジの木が沢山植わっている。
時期が少し早いのと、先客が枝折ってしまったせいか、咲いてる花はほとんど無い。
後一週間もすれば、全山ピンクに染まるのではないだろうか?
緩急のある登山道を行くと沢に出る。この沢を渡りしばらく沢沿いの道を行く。
結構厳しい登りが続く。しかし非常に綺麗に整備されている。


      

沢筋を離れ尾根道に乗ると、快適な道となる。山桜はほとんど散っている。ツバキの花も多い山だ。
最後の急坂を踏ん張ると、視界が開け小屋が見える。
お堂かと思ったが、平成12年に宝くじ助成金で作った山小屋だった。
古い小屋の残骸がそのまま捨ててある。10時45分着


      

 山小屋の奥に、祠があり、石灯籠と石仏が並んでいる。山小屋の横に出ると、突然のクジラ岩!!
これはまさしくクジラ。マッコウクジラが海面から飛び出した姿そのものだ。でっかい。(7m)
この岩の廻りを鼻をつまんで息をしないで三回廻ると良いことがあるそうだ。
さっき会った婆ちゃまが教えてくれた。家内は早速やっていた。

        

クジラ岩を過ぎると頂上。三角点は見あたらない。ここからは東と南の眺望が素晴らしい。
大内ダムの向こうに虎丸山がどっしりとそびえている。
南には鵜峠から続く阿讃山脈そしてその手前に高平山586mが屏風のように続いている。
讃岐富士さんが、最近ご夫婦でチャレンジしている県境の稜線はこの山の向こうだろうか。

東方面パノラマ展望。

      

頂上の西には笠が峰に続く507mのピークが見える。この奥に道らしき物がある。
私の山歩きの泉保さんが踏み入った道らしいが、今回は遠慮をしておく。
少し休憩して元来た道を引き返す。途中藪の向こうに石灯籠があり、そこはツツジの群落であった。
麓まで下りて農道を歩くともう空き家となった農家の庭先に見事な桃の花が満開であった。

      

飯野山の桃の花もさぞかし満開だろう。昨年見逃しただけに、今年は是非とも行かなくては。
野の花が沢山咲いている農道を行くと、先ほど会ったばあちゃんが農作業しているのに出会う。
婆ちゃまの家から真南に見える本宮山は、前と後ろのピークに囲まれて、頂上だけがぴょこんととんがって見える。
婆ちゃまは、このクリスマスの木のように見える本宮山が大好きらしい。
時間を聞かれたら11時48分だった。お昼にしようと笑っていた。
私たち夫婦は、このまま徒歩で那智山に向かうことにする。東の正面に那智山が見えている。

      

水主神社方向へ少しばかり車道を歩き、すぐに農道へ左折し、那智山の山裾を巻くように与田川水系に沿って歩く。
竹林が美しい。西内の新築された集会場の向こうに那智山が綺麗に見える。頂上には小屋も見える。
大社まで行くとガードレールに那智山の大きな看板が出ている。
左折する。のどかな農道を行くと、大きな古ツバキの木の並木道がある。
民家の木蓮の巨木の向こうに目指す那智山が見える。

      

しばらく行くと左の砂防ダム上部から登山道がある。突然厳しい坂道を行く。すぐに第一の赤い鳥居。
そのまま登っていくと快適な道になる。この写真を写したすぐ後、大きな物音とともに猪が飛び出してきた。
こちらに向かってきたので肝をつぶしたが、すぐ右下を通り過ぎていった。
小さめの猪だったが、今年であったのは初めてだ。
100mほど標高を稼ぐと、見晴らしのいい場所に出る。
南方向は、そのまま下まで滑り落ちそうな場所だが非常に見晴らしがよい。
小休止して、サンドイッチとコーヒーをいただく。

 東方向パノラマ展望

      


展望を楽しんだ後、急坂を登る。汗が噴き出てくる。久々の急登だ。第二の赤鳥居に着く。
ここは、先ほどの場所より更に展望がよい。しかしながら天気が下り坂で、霞んできたのが残念だ。
赤鳥居から、更に急坂を5分ほどで、頂上の山小屋に着く。
この小屋も、本宮山と同じ時期に、補助で作られたらしい。
本宮山にもあったが3月に作った真新しい登山ノートがある。
沢山書き込んである。本宮山共々、多くの人に愛されている山らしい。
昼食にする。13時15分
山小屋の奥に、新旧二つの祠がある。

      

頂上からは、瀬戸内海や、小豆島そして志度の町や津田の町が眼下に見える。
南には大内ダムの向こうに虎丸山、阿讃山脈が見える。
祠の裏は、巨大な岩石がたくさんある。そのまま下りていこうと思ったが道を見失う。
また来た道を引き返し、ひたすら農道を歩き、コミセンの駐車場に着いたのは15時15分だった。

歩行距離 10.3km 歩行時間3.2時間 休憩時間1.5時間

カシミール3Dで作成
このホームページで使用している地図は、国土地理院長の承認を得て、
同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ
(標高)を使用したものです。(承認番号 平15総使、第601号)

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