昨夜冷たい雨が降っていたため、きっとお山は雪だろうと、6時過ぎに出発。
瓶が森から石鎚を見てみたいと西条まで高速を急ぐ。
寒風山トンネルへ向かう途中石鎚山が白く輝いているのがかいま見られた。
期待と不安で、寒風山トンネル南側から瓶が森林道へ向かう。
途中、伊予富士、冠山、ちち山が冠雪していることを確認。
瓶が森林道へ着くと、12月1日より3月末まで通行止めとのこと。
剣山のスーパー林道と同じ冬季閉鎖である。
やむなく、駐車場に車を止め、伊予富士へ向かうことにする
(寒風山の冠雪を見たかったのと、どうしても石鎚をみたかった。)。

9時過ぎに出発。樹氷を見るには少し遅いかもしれないと不安。 登り慣れた急坂も雪があると勝手が違う。慎重に登る。 40分ほどで桑瀬峠に到着。早くも足が少しいたい。
寒風山を仰ぎ見る。
樹氷の美しさに惹かれて、休憩もせずに伊予富士に向かう。いきなりの雪道が始まる。 ザレ場も雪をまとって更に痛々しい。 笹の葉っぱに雪が積もり、キラキラと輝いている。
気温はぐんぐん上がり汗ばむくらいだ。
樹氷の中を進む。 次々に樹氷のトンネルをくぐり進む。あまりのすばらしさに足が何度も止まってしまう。 第一のピークを過ぎると伊予富士が目前に迫ってくる。
振り返ると、寒風山、笹ヶ峰、チチ山、冠山が美しい。 もうすぐ伊予富士の直下に着く。 日だまりの直下の広場では多くのパーティが、登るか否かで迷ったり、休憩をとっている。登るんですかと訊ねられたが、当然前進有るのみ。
いきなりの急登。樹氷の中を這うように登る。 樹氷を越えるとますますの急登。アイゼンが頼り。 苦しい所をひと踏ん張り。もうすぐ頂上。桑瀬峠から1時間40分近くもかかってしまった。11時30分着
狭い頂上は人で一杯。天気は最高。眺望最高。
360度遙か向こうまで見える。
瓶が森が目前にはっきりと見える。手前には西黒森。左肩には石鎚の姿が。 石鎚を望遠で撮る。左肩は二の森。手前は子持ち権現が飛び出している。
伊予富士から続く稜線。左は東黒森。石鎚は中央右奥 東方には冠山がそびえる。この方向から見ると美しい。右肩後方には平家平。冠山の左肩には東明石、二つ岳がはっきりと見えた。 寒風山、笹ヶ峰、チチ山方向。寒風山の左は沓掛山か?
頂上が一杯になったので、時間は早いが下山を始める。最初は崖を降りるごとく慎重に。樹木帯にはいるまでは気が抜けなかった。 振り返ると、伊予富士が樹氷の向こうに見えているる 帰りはゆっくり樹氷を楽しむ事とする。あんまりきれいので沢山写真を撮りすぎてしまった。
目前にはまた寒風山が見えてくる。 木々に積もった雪も解けて、つららになって光っている。 陽も少し落ちてきた。さあ帰ろう。駐車場着2時30分約二時間かかった。今日は樹氷と冠雪の山々をゆっくり楽しめた。
   
伊予富士
2003/12/14