秋の里山 |
剣山、次郎笈 2015.11.20 |
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- 晩秋の剣山、次郎笈 -
11月も半ばを過ぎたが、暖かい天気が続く。
去年の11月19日は、剣山では氷点下となり素晴らしい霧氷を楽しむことが出来た。
今年は無理だと思うが、今週末の連休で剣山頂上ヒュッテは今年の営業終了となる。
今年のお礼もかねて、剣山に行くことにする。
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7時40分に見ノ越に着くと、先着車は千葉や神戸などの県外車が3台だけ。
随分と寂しい。
銅の鳥居から、木製の鳥居を潜り階段を上っていく。
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空は曇っているが三嶺がクッキリと見える。
気温は5度。
昨日までよりは少し気温が低いようだ。
ダウンジャケットを着たまま出発。
7時54分。
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登山口のマユミがビッシリとピンクの実を付けている。
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このトンネルがあと一ヶ月もすればすっかり雪に埋まる。
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歩き出すと暑くなってくる。
ジャケットを脱いで丁度良い。
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西島神社を越えて、遊歩道と交わると次郎笈と三嶺が美しい。
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西島駅に着く
8時35分。
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三嶺の右肩には石鎚山を始めとする愛媛の山々がクッキリと見える。
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塔の丸の向こうに矢筈山。
矢筈山の右奥には綺麗な三角錐の大川山
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先ほど通ってきた川井峠や木屋平が眼下に見える。
雲海がドンドン上がってきて消えている。
中央右奥の三角錐の山は焼山寺山。
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コガラが忙しく何かを突いて木の回りを動き回っている。
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気温は8.6度
やはり、11月末の剣山の気温としては高い。
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刀掛けの松で休憩。
八面山、綱付山も雲海に浮かんでいる。
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枝折神社にお詣りして頂上に向かう。
相変わらず三嶺がクッキリと見える。
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愛媛の山々もクッキリと見えている。
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何時もは宿泊者が下山するのに出会うのだが、今日は誰にも出会わない。
紅葉も終わったので平日の宿泊者は居なかったのだろうか。
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当然、剣山本宮神社も閉まっている。
ご神体は藤の池本社に遷られている。
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頂上ヒュッテによって三代目に挨拶をする。
今朝の最低気温は1.2度だったようだ。
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今日は次郎笈を止めて久しぶりに一の森に行こうかと家内が言う。
それではまず、頂上に寄ってから一の森に行こうかと木道を進む。
そこで、宝蔵石等に興味のあるような男性二人に出会う。
鶴亀石や鏡石のことを聞かれるが今まで興味が無くてよく知らない。
鶴亀石は御塔石とその隣の石と思っていたが違うようだ。
鏡石は剱神社にその欠片があると聞いているが本体の場所はよく知らない。
剣山には100回近く登って居るが、何にも知らないことに改めて気付く。
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相変わらず、山嶺が綺麗だ。
お聞きするとお二人は千葉と西宮から来られたらしい。
千葉の男性は石鎚山など四国の山を沢山登られているようだ。
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突然、西宮の男性が、オーボエに似た楽器を吹き出した。
低い地鳴りのような心に響く音色が響き渡る。
お聞きすると、イオンカというアイヌの古い楽器で単筒笛(たんとうてき)だそうだ。
家内は一の森に行こうと言っていたが、次郎笈を見るとやはりその魅力に勝てない。
次郎笈に行くことにする。
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二人の青年と共に次郎笈に向かう。
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この時期は気温が低く、次郎笈の急坂も気にならない。
手前のピークで三嶺への縦走路を眺める。
家内がまた丸石まで行きたいと言わないかビクビク。
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鍬で水切り溝を整備していた男性が登って来られたので鶴亀岩のことをお聞きする。
なんと剣山山頂直下にあるとのこと。
西宮の男性はまたイオンカを吹き出した。
晩秋の静かな次郎笈、剣山に響き渡るようだ。
記念撮影してから下山開始。
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天気も随分と良くなって青空が顔を出した。
トラバースを帰る予定だったが、鶴亀石を見に行こうと誘われたので、剣山に登り返す。
鶴亀石は、鶴亀(つるき)山の語源だとも言われている石だ。
かごめかごめの不思議な歌の起源とも言われている。
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頂上からお聞きした階段を下りて、ミヤマクマザサが被さっている登山道を下りる。
かなり下りると目の前に二コブの岩がある。
岩の横まで踏み跡が続いているがどうもこの岩ではなさそうだ。
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更に下ると眼下に御塔石と大剱神社が見えて、登山道の分岐標識もある。
此処から大剱神社へと登山道が続いているようだ。
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振り仰ぐと大岩が見える。
あれが鶴亀石かな?
近づくと明確な登山道があり、石積みの道が続いている。
後でお聞きするとこの先に神社の祠があるそうだ。
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岩の下に行こうかと思ったが、登山道ではなさそうなので止めにして引き返す。
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引き返していると岩の上への道がある。
鶴亀石の間に御塔石が見える。
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何時もの頂上からの眺めと違って凄いパワーを感じる。
ヒュッテに寄って、祖谷そばを食べて下山する。
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いつの間にかすっかり晴れ渡り、雲海も消えている。
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すっかり葉の落ちたブナも寂しい姿になっている。
気温は8度。
次、剣山に来るときは雪が積もっているかな?
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3時丁度見ノ越に帰ってきた。
これから神戸へ帰ってご家族と六甲山でディナーだという青年とお別れする。
今日は、思いも掛けず若い人達と次郎笈を共にすることが出来た。
珍しいイオンカをお聞きすることが出来たし、鶴亀石を見ることも出来た。
若い人達にパワーをもらった一日だった。
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