夏の里山 剣山  2021年08月02日  
里山倶楽部四国編 

- 剣山 一ノ森 キレンゲショウマ ―

キレンゲショウマの咲く季節となった。

天気予報も午前中は晴れ。

早起きして剣山に向かう。



7時過ぎに見ノ越に着くと意外と車は少ない。



新しく出来たトイレはホテル並みの設備。

当然、洋式のウオッシュレットになっている。



駐車場脇にはキレンゲショウマとホタルブクロの花が。



剣神社の鳥居をくぐるのも久しぶり。

境内にはキンロバイが満開。



劔神社に今日の登山の安全を祈願。

ご住職がおられたので涼しいですねとご挨拶。

最近流行りの花手水



小屋の温度計は18度。

登山口に大きな温度計が設置されていた。



涼しい風が吹いて気持ちの良い朝だ。



ギンバイソウが花を開いていた。

ヤマアジサイも咲き誇っている。



ツリバナの実はまだ青い。



トンネルを越えるとリョウブの花が満開。



歩き慣れた道だが、チョット足が重い。

いや体が重いんだ。

コロナのせいでデブリン度が上がってしまった。



大勢が抜いていく。

ナナカマドに実が出来始めている。



西島神社まで来るとホッとする。



遊歩道分岐まで来ると山頂が目の前に見える。

トゲアザミが沢山咲いて居る。



イヌトウバナとタカネオトギリ



ジロウギュウが綺麗だ。



西島駅に着く



三嶺は少し霞んでいる。

この時期はどうしても遠くは霞む。



剣山山頂には青空が出ている。



西島駅には誰も居ない。



休憩所が綺麗に出来ていた。

椅子があれば休憩には良いんだけれどなあ。



駅の花壇にはニッコウキスゲやナンゴククガイソウが咲き誇っていた。



白いシコクフウロも咲いていた。



登山道脇にはトゲアザミやオトギリソウが咲き誇っている。



丸笹山と赤帽子山



真っ白なノリウツギが満開。



木屋平や高城山は霞の中。



刀掛けの松着



枝折り神社にお参りするのも久しぶり。



ナンゴクミネカエデの花は散っている。



登山道脇にはシコクフウロが咲いてるが数は少ない。



カニコウモリが咲き始めている。



ミゾホウズキが一面に咲いて居る。

キレンゲショウマの鑑賞路は一方通行となっている。

左巻きに先ずは上の登山道を行く。



可愛いヒメフウロが一面に咲いて居る。



何時見ても可愛いなあ。



シコクフウロとサワフタギ



鶴の舞に向かうとチダケサシかな?



ホソバシュロソウが沢山咲いて居る。

チョコレート色の花が可愛い。



シコクフウロやギンバイソウの蕾が沢山ある。



キレンゲショウマもまだ蕾。



ヤマアジサイも可愛い花だ。



急坂を降りていくとキレンゲショウマが咲き始めている。



更に降りていくと満開となる。

ハナバチが忙しく吸蜜をしている。



蕾がまだ残っているこの頃が一番キレイだ。



今日は誰も居ないのでゆっくりと花を鑑賞することが出来た。



何の実だろうか?

ツルギハナウドも多い。



足元にはヒメフウロの花が。



更に下るとまたキレンゲショウマの群生地が。



まだ蕾が半分くらいかな。



ギンバイソウも満開。



大岩と両劔神社



淡いブルーのヤマアジサイ



普通のヤマアジサイ



滝のように流れる穴吹川の源流を過ぎて行く。



追分への道はまだ通行止め。

数年前には復旧するとの話もあったのだが。



カニコウモリの咲く中をカツラの古木まで来て休憩。



カツラの古木は何時見てもいい雰囲気だ。



オオヤマレンゲはもう散っているが、枯れかけていた木が随分と元気になっている。

足元にヒメシャラの花が落ちているが、咲いている木は見つけることができない。



今頃花が咲いているのはツルギテンナンショウだろうか。

それともシコクヒロハテンナンショウだろうか。

どうも後者のような気がする。



クロヅルの花が赤くなってきている。



また足元にヒメシャラの花。



見上げるとまだ綺麗に咲いている。

通りすがりの男性から何の花ですかと聞かれる。

お教えすると、これが沙羅の花ですかと熱心に見ておられた。



一ノ森が見えてきた。

足元にタカネオトギリ



一ノ森への登山道はミヤマクマザサが切り払われている。

歩きやすくはなったのだが..

肩まで登って二の森と剣山。



更に登ると剣山と次郎笈。

その間に三嶺



剣山も次郎笈も山頂に人影は少ない。



一ノ森頂上着



三嶺は霞んでいる。



三角点からまた剣山と次郎笈



ヒュッテで一休みと早い昼食。



休憩後剣山に向かう。

ナナカマドは鹿に齧られて殆ど枯れてしまった。

枯れ残ったナナカマドには沢山の実が。



二の森に向かう。



シコククシラベも随分と枯れたが、残ったのは綺麗な姿だ。



岩場にはシコクバイカオウレンの葉が残っている。



二の森到着



トゲアザミの蕾は可愛い



経塚森に向かう。

白骨樹が多い。



経塚森を過ぎるとホソバシュロソウが沢山咲いて居る。



アキノキリンソウも



丸笹山と赤帽子山

朝通ってきた438号線。

崩壊跡が生々しい。



疲れた足を踏ん張って東のテラスへ。

何時もは満員なのに殆ど人が居ない。



ヒュッテでは布団の天干し中。



新しくなった宝蔵石神社の祠とトゲアザミ。



頂上に向かう。

三嶺は霞んでいる。



こんなに人が少ないのは珍しい。

密を避けて離れて休んでいる親子も居る。



頂上を過ぎて次郎笈に向かって下る。



白骨樹の向こうに三嶺。



風がないと暑く感じる。

気温は27.3度まで上がっている。



次郎笈へは寄らずに帰ることにする。



二度見の展望所で一休み。

残ったおむすびを食べるが、喉が渇いて冷たいお茶が美味しい。



大剣神社の大岩が見える。



ノリウツギが綺麗だ。



黄色い花が咲いているように見える木はなんだろうか。

高知のÓさんからシナノキだと教えていただきました。

ありがとうございます。

シナノキの花は淡い黄色と書かれてる資料も多いですが、濃い黄色でした。

花序の柄には、葉状の苞が付いているのが特徴らしい。

その苞も黄色くなっていてよく目立つ。

甘い香りがして蜂蜜の蜜源になるそうだ。

また樹皮は古代織として有名。

昔、杣人たちにとっては重要な樹木だったのかもしれない。

ヘラノキとも呼ばれるらしいが、剣山に群生しているのはシコクシナノキかもしれない。



咲き残ったバイカウツギと?の花



シコクフウロと?の蕾



アキノタムラソウかな



西島駅着。

曇ってきたせいか気温が下がってきている。



劔神社に着くと気温は26度。

下界はもっと暑いだろうなあ。



今日は久しぶりの剣山登山。

一番綺麗な時のキレンゲショウマをタップリと鑑賞することが出来た。





総歩行距離 9.4km

累計標高差 ±971m

総行動時間 6時間40分



里山倶楽部四国

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