秋の里山 剣山  2021年10月24日  
里山倶楽部四国編 

- 剣山 霧氷は落ちてしまった ―

先日来、剣山では素晴らしい霧氷が見えているらしい。

昨日は初雪まで降ったとか。

ブナの紅葉の時期だが、霧氷も見てみたい。



朝早く起きたが、出発に手間取って6時前となってしまった。

川井峠まで来ると剣山頂上は雲に覆われている。

これは霧氷が期待できるかも。

木屋平に入って梅津建設の辺りから見ると、雲が退き始めて稜線が白く見える。

これは急がなくては。

所が見ノ越トンネルの手前まで来ると、雲が完全に消えて霧氷が溶け始めている。

これは今から急いで登っても無理かな?

30分ほども早く出発すればよかった。



見ノ越に着くと朝早いと言うのに駐車場は満車。

第2駐車場に向かうが此処も殆ど車で埋まっている。

2階の端があいていたので駐車。

その間にも次々と車がやって来る。

これではもう少し遅く来ると路駐せざるを得なかったかもしれない。



朝一番のアルバイト。

神社までの階段を登って、まずはお参り。

三嶺が朝日に輝いている。



気温は丁度ゼロ度。



ツリバナの実が驚くほど沢山弾けている。

リフトがもう動き始めた。

客が多いので早めたのだろう。



今日も皆さんが追い抜いていく、

マイペース・マイペース



遊歩道分岐まで来ると剣山の西斜面はまだ影だ。

日の昇るのが随分と遅くなっている。



次郎笈には日があたって輝いている。



テントサイトは満杯で登山道脇にも張ってある。



西島駅着。

丁度50分掛かった。

雲一つ無い。

三嶺が綺麗だ。



何時もは実が殆ど落ちているマユミにピンクの実が沢山付いている。

リフト下の紅葉は終わってしまっている。



やっと日があたってきた剣山の頂上直下を見ると樹氷が沢山付いた樹木が見える。

まだ大丈夫かと気が焦る。



三嶺と矢筈山



赤帽子と丸笹山



雲海に浮かぶ高城山



三嶺の右肩には石鎚山などの愛媛の山々がくっきりと見える。



写真を写していると可愛い三姉妹のご家族がやってきた。



刀掛けの松の急階段で三姉妹にアッという間に追い抜かれてしまった。

後を追いかけていくと、ご夫婦からお声がけ頂いた。

なんと小学生で日本100名山達成の少女のご両親だった。

この前、高校生になり登山部で活躍していると聞いていたが、今年新社会人になられたとのこと。

月日の経つのは早いなあ。



枝に霧氷が残っていてバラバラと落ちてくる。

三姉妹は初めてなのか、氷が落ちてくると大はしゃぎ。



今シーズン初めての霧氷。



三代目新居さんが降りてきて、今朝の霧氷は綺麗だったと言っていた。



雲海の残る木屋平の町



最後の坂をエッチら登っていると、三姉妹がやってきて追い抜かれそうになる。



なんとか抜かれる前にヒュッテ到着。

チッチャな子供と競争して情けないかも。



木屋平の雲海を無料双眼鏡で覗く姉妹



東のテラスまで行くと少し霧氷が残っていた。

もう少し早く登頂できればきれいな霧氷を見ることが出来たかも。



少しばかりだが霧氷を見ることが出来たので頂上に向かう。



ロープや木道には霧氷の名残が。



可愛いワンコも登頂していた。



測候所のフェンスにも霧氷の名残。



解ける前にはかなり大きな霧氷が着いていたようだ。



頂上は駐車場の車の割には登山者は多くない。



剣山から見る三嶺は美しい。



そのまま次郎笈に向かう。



次郎笈に向かう人と帰ってくる人が蟻の行列のようだ。



水場分岐で行動食を食べて一休み。

キツイ登りが待っている。

気を引き締めて登りはじめる。

何時もの霧氷ポイントには何もない。



岩場の急登を前に一息入れる。

振り返れば剣山が美しい。



団体が次々と降りてくる。



岩場を登り切るとコメツツジに霧氷が残っている。



ナナカマドに霧氷



一寸一息入れる。



三嶺と天狗塚の間の西熊山の奥に石鎚山が見えている。



次郎笈頂上に着くと凄い登山者。



一寸空いたので記念撮影。



いつもの食事ポイントの岩場も満員のようだ。

丁度下山する人がいたので座り込んで昼食。

山並みの向こうに高知の海岸線が見える。

浦戸湾の辺だろうか。



暫くすると狭い頂上は登山者で一杯になった。



これは一寸密過ぎる。

早々に下山開始。



次々に登ってくる登山者に道を譲りながら下山。

水場のカエデはもう葉を落としていた。



西島分岐で一休み。

早くも次郎笈が銀色になってきた。

錦の袴は完全に消えている。



三嶺を見ながら遊歩道を行く。



二度見展望所からの次郎笈。

紅葉はもう茶色になっている。



紅葉の盛りは終わったのか色は薄い。



御塔石を見上げる。



マユミの実がビッシリ。



ドウダンツツジの紅葉とナナカマドの実



西島駅まで帰ってきたが、ブナの紅葉が気になるのでそのまま下る。

シロモジが少し色付いている。



ブナなどはまだ色付いていない。

緑のままだ。



カエデも殆ど紅葉していないが、中には真っ赤に紅葉している木もある。



クマノミズキの赤い花柄と黒い実



色付き始めたカエデのグラデーション。



綺麗なカエデの光を浴びてコーヒータイム。

インスタントコーヒーでもなんと美味しいことか。



ブナなどはマダマダ紅葉の気配なし。



苔が綺麗だなあ。



まだ駐車場は満杯で、夫婦池への道路端にもズラッと駐車している。



やっと剣神社に着いた。

宮司さんが水場を掃除していた。

気温は6度。



帰りの見ノ越トンネルの先にもズラッと駐車している。

秋の剣山の人気はすごいなあ。

今日は霧氷も紅葉ももう一つだったが、最高の天気で素晴らしい眺望を楽しむことが出来た。

ブナの紅葉の時期には又来なくては。



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