冬の里山 剣山 一ノ森  2021年12月23日  
里山倶楽部四国編 

- 剣山 一ノ森 ―

今日も天気が良い予報。

久しぶりに、お高越山に出かけようと思っていたが、剣山の昨日のレポートを見ると雪と霧氷が素晴らしい。

少し遅くなったが、剣山に向かう。

所が川井峠に来ると、ガスが巻いて剣山の姿は何も見えない。

今日は駄目かなと思いながら車を走らせる。

所が、見ノ越に近づくと一気にガスが晴れた。



雲が流れて、雲海が美しい。



アッという間に高城山も顔を出した。



見ノ越に着くと先着車はパジェロが一台。



劔神社にお参りして、軽アイゼンを付ける。

三嶺の冠雪が白く輝いている。



気温はマイナス2度とそう寒くない。

劔神社の境内ではゴジュウガラなどの小鳥が餌をついばんでいる。



トンネルまでの危険地帯は、まだ積雪は少なく問題はない。

駐車場に二台ほど車が増えている。



固くしまった雪を踏みしめて登り始める。

丸笹山の鞍部の向こうには矢筈山が白く輝いて見える。



雪は固くアイゼンの歯が効くので歩きやすい。

しかし、単調な登りは脹脛が張ってくる。



西島神社まで来るとホッとする。



遊歩道分岐に来ると朝日が昇ってきた。

次郎笈は少し白い。



三嶺



矢筈山



西島駅着。



休憩所は相変わらず椅子などは用意されていない。



少し休んで出発。

駅舎の上から眺める三嶺や矢筈山は美しい。



雲海の中に赤帽子山が浮かぶ。



天神丸から高城山への稜線は真っ白だ。

霧氷がビッシリと付いているように見える。



少し登ったところから雲海の全景



雪が多くなる。

アイゼンの足跡が続いているが、パジェロの人だろう。

朝日が上がってきて雪道が明るくなる。

三嶺を眺めるが、今日はカラマツに霧氷が付いていない。



刀掛けの松に着く。



山頂近くにも霧氷はない。

枝折神社に今年道迷いせずに歩けたことを感謝。



雪の多い冬季は右の笹原から鉄梯子へと直登するのだが、今年はまだトラバースが通行可。



ソロモンの秘宝の発掘跡の霧氷ポイント。

サンゴのような霧氷が今年も立派に育っている。



樹木の霧氷も少し残っていて朝日に輝いて綺麗だ。



行場分岐上からの眺め。



鳥居の周りの霧氷も美しい。



剣山本宮神社はしまっている。

登山者は誰も居ない。



ヒュッテ前からの眺望。



気温はマイナス2度と暖かい。



すぐに頂上に向かう。



測候所跡の霧氷は貧弱になった。



ロープにエビの尻尾が少し出来ている。



三嶺と塔の丸



三嶺と矢筈山

愛媛の山並みは霞んで見えない。



剣山山頂、雪は少ない。



次郎笈から三嶺、塔の丸、矢筈山の全景



三嶺とその奥に天狗塚と白い牛の背

大きなカメラを下げた男性がやってきた。

綺麗ですねえと少し話し込む。

今日は何時もより時間が遅い。

次郎笈に行こうか惑うが此処で引き返すことにする。



トイレのドアには緊急時には、ロープやロックを外せば使用できると書いてある。

当初冬季使用はできなかったが、エマージェンシートイレの役割が果たせないと不満が多かった。

これで、急激な天候不良等の時に凍死することは、防ぐことが出来るだろう。



東のテラスに来ると、高城山への稜線はまだ霧氷が白い。



何時もの昼食ポイントまで降りて、次郎笈と剣山山頂を眺める。



ところが家内はドンドン先に下って行く。

天気が良いので一ノ森まで行くと言う。

お腹が空いているのになあ。



経塚森から二の森までの霧氷ポイントのアカカンバやナナカマドは、スッカリ枯れて棒だけになっている。

これでは霧氷も付かないだろう。

また此処が緑の樹木に囲まれるようになるのは無理なんだろうか。



二の森までのチョットした登りで股関節が痛くなってきた。

最近時々痛む。

股関節を痛めて登山ができなくなった人を多く知っている。

一寸、登山を控えないと駄目かも。



家内はドンドン遠慮なしに下って行って、一ノ森の鞍部で待っている。



脇道を上がって一ノ森ヒュッテへ。



一ノ森ヒュッテ着。

剣山から丁度一時間掛かった。



ヒュッテ前の広場で絶景を見ながら昼食。



昼食後、三角点へ。

念の為にロキソニンを飲んでおく。



五葉松越しに次郎笈、剣山、その間に三嶺

一ノ森ヒュッテは何時見ても美しい。

四国で一番古いヒュッテだ。

利用者が減って存続が危ぶまれているようだが、何とか継続して欲しい。



一ノ森頂上から次郎笈、剣山、三嶺



剣山や次郎笈山頂に人影は見えない。



もう一度一ノ森ヒュッテ




さあ帰ろう。



一ノ森は、この帰りが辛い。

二の森、経塚森と登りが続く。



最後にテラスまでの登りを踏ん張る。

帰りも一時間足らず掛かった。

テラスに座って、コーヒータイム。

もう、後は降りるだけ。

どら焼きでエネルギー補充。



頂上には誰も居ない。

今日は私達が最後かな。

気温は相変わらずマイナス2度。



まだ雪は緩んでおらず、固く締まって歩きやすい。

霧氷も残っている。

良い天気なのに不思議だなあ。



雪が団子にならないので歩きやすい。



トットコと劔神社まで下山。



餌台にはヤマガラやシジュウガラ、そしてゴジュウガラが次々とやってくる。



飛んできては、ひまわりの種を一つ啄んで巣まで持って帰ってまたやってくる。

可愛いなあ。



劔神社で今日も無事だったことをお礼して下山。

やはり駐車場には私達の車だけだった。

帰りの工事現場は、スンナリと通過させていただいて帰宅。

例年になく雪が少なくて、ポカポカ陽気の剣山を十分に楽しむことが出来た。

週末は寒波が来るらしいが、雪はどのくらい降るのだろうか。





総歩行距離 8.7km

累計標高差 ±866m

総行動時間 7時間21分



里山倶楽部四国

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