春の里山 気延山  2019年03月12日  
里山倶楽部四国編 

- シハイスミレ咲き始めた気延山 -

今日もいいお天気。

山深い所では、スギ花粉が飛び回っていることだろう。

比較的スギ花粉が少ないと思われる気延山をノンビリ歩こう。

史跡公園を目指すと、八倉比売神社の大きな幟が何本も立っている。

春のお祭りでも有るのかな。



近くの里山歩きは、朝がノンビリ出来て良い。

9時前に史跡公園の駐車場を出発。

もうすでに多くのお年寄りが、朝の散歩から帰ってきて談笑している。



赤や白の椿が一面に咲いている。

バライチゴに似ているが、クサイチゴだろう。



八倉比売神社にお参りすると、明日、春季大祭で太々神楽が奉納されるようだ。

太々神楽は見たことが無いので見てみたいが、明日は野暮用が有る。

残念だ。



いつものように山の神や五稜にお詣り。



気温は11度と高いが、空気は澄んでいて遠望が利く。



今日は誰も休んで居ない五叉路のベンチを過ぎて山頂へ。



山頂には気延山管理者の森本院が建立した、祠や役行者などが祀られている。



多くの人たちがドンドン帰ってくる。



アオモジの花が満開。



月の宮と石井を結ぶ峠道「馬場尾越」のお地蔵さん。

地蔵菩薩を表す梵字の「カ」が刻まれている。

梵字 帝釈天 イー(タトゥーデザイン)
梵字 地蔵菩薩(カ)




昔は大勢が越えたと言われる峠道だが、今では廃道となっている。

月の宮にゴルフ場が出来たので、通れなくなったのかな。

月の宮への道を左に見て尾根道を進む。



赤白鉄塔で一休み。

赤白鉄塔には航空標識の点滅ライトが付いている。



1時間半ほどで前山峠(地蔵峠)着



咲き始めているのは桜だろうか。



この前山峠も石井と入田を結ぶ峠。

石井側へは車道が出来ているが、入田側へは道が通じていない。



看板には<入田へ行くことが出来るように書かれているが?

3月30日には、知事も参加して桜ウォークが行われるようだ。



時間も早いので、童学寺越まで歩くことにする。

タチツボスミレが咲き始めている。



この道は結合アップダウンが有る。



鉄塔広場から石井の町と童学寺。



童学寺越に着く。

看板が倒れかかっていたので直しておく。



11時20分 鉄塔広場に着く。

昼食にはまだ時間が早い。

この先を前山公園まで降りて帰ろうかと思ったが、桜の咲く頃に行くことにして引き返す。



何故か栗の実が落ちていた。



石井のフジグランがよく見える。



帰りは、三等三角点「入田村」193.97mに立ち寄る。

鉄塔広場からは、刑務所が正面に見える。



前山古墳にも寄っていく。



前山峠まで帰ってきて昼食。

ジョウビタキのメスがやってきて、私達を見ている。



帰り道には、シハイスミレが沢山咲き始めている。



テングチョウが飛んできて留まった。

今年も大発生するんだろうか。



五叉路のベンチで一休み。



ニガナが咲き始めていた。

シロダモに新芽が出来ている。



アオモジが満開。



ピンクのヒサカキが咲いている。



帰りに矢野城址に寄る。

矢野城址には、子孫のマルヨシ会長が建てた矢野神社がある。



永禄8年に、三好義継と松永久秀が対峙したが、フロイスの仲介で戦いを中止してクリスマスを祝ったとか。

それが日本最初のクリスマスだとか。

13代将軍足利義輝が、松永久秀と三好三人衆に殺された、永禄の乱の直後のことだろうか。



矢野城主 矢野駿河守

長宗我部に攻められ、脇城外の戦いで討ち死にしたと書かれている。

コレは史実に近い。



阿波公方足利義栄が14代将軍に擁立された。



古い祭壇跡と三好一族が近畿を治めた記念碑



駐車場に帰ってくる。

もう早い桜が葉桜になっている。

もうすぐ桜が満開となり、賑やかな春爛漫の季節になる。

その少し前の、静かな季節を十分に楽しむことが出来た。





総歩行距離 10.78km

累計標高差 ±611m

総行動時間 4時間55分





里山倶楽部四国

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