木曽駒が岳 2004/7/18
 
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朝4時前に起きると、外は暴風雨。しかし天気予報は晴れだったのでそのうち治まるだろうと
温泉に入り、リラックスをする。
ホテルで、朝食の代わりのお弁当を貰い出発。
5時40分のバスに乗る。すでに臨時便を含め10台ほどが出発していた。
と言う事は50人×10台=500人がもう出発してるって事だ。
30分ほどでしらび平のロープウェイ乗り場に着く。
標高1600m
雨は、ほとんどやんでいる。今日の山行きに期待が持てる。



整理券を貰い、順番を待つ間におにぎり弁当で腹ごしらえ。
するとまた雨が降り出した。スパッツをつけ、カッパの準備。しかし車の中に忘れてきた。
簡易ポンチョしかない。まあたいしたこと無いだろうと天気予報の姉ちゃんの言葉を信用する事にする。
約40分待ちで、ロープウェイに乗る。8分で千畳敷駅に着く。
標高2600m



なんということでしょう。外は大雨。出発をためらう登山客で、出口は満員。
ああだこうだと、言い交わす声で騒然としている。
そのうち万全の準備をしているパーティから順番に出発していく。
登山カードは誰も記入していない。(皆さんのレポートでは怖い警備巡視員がいて必ず記入させられると聞いていたのに)
登山者カードに記入していると雨が小やみになってきた。昼からは晴れるんだ。(まだ天気予報を当てにしている)
それぞれのリーダーが、パーティのメンバーに注意事項を大きな声で伝えている。
スーツを着て旗を持った、旅行社の兄ちゃんは、お客の冷たい目線をそらすように斜め上を向いて、
決してお客と目を会わさないぞって感じで隅っこにいる。
トランシーバーを持ったグループのリーダーが、7時45分出発と決断した。。
私達も出発しよう。



駒ヶ岳神社で登山の無事を祈って出発。
千畳敷カールから真っ直ぐ八丁坂へ向かう。
天気であれば正面に宝剣岳が見えるはずだが、今日は全く見えない。



コバイケイソウのアップ              
                
コバイケイソウの群落はとても素晴らしい。ものすごい数咲いている。






ハクサンイチゲがガスの中でとても神秘的に見える



。       左はウラジロタデ。右はミヤマシオガマ          



この二つの花はよく似ているがよく見ると違うみたい。同じかも?
クロトウヒレン(左)。



左はウラジロタデ?、右はミヤマアワガエリ。一人静かさんに教えていただきました。
この穂の先に、ムラサキの可愛い花が咲くそうです。



ウメバチソウとタカネグンナイフウロ



ツルキジムシロ(左)バラ科                          !
イチゴに似た葉が5〜9枚対生           ミヤマキンポウゲ     
間違っているかも知れません



ミヤマキンポウゲ
小さな花。花弁に光沢がある。
葉は円形で3〜5裂している。



シナノキンバイ(キンポウゲ科)
花は、4cmくらいあり、大きい。
花弁の様に見えるのはガク。




黄色い花は、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、キンバイソウが入り乱れている。
どの花がどれなのか、誰か教えて!!



               

    オンタデだと思う。(左)               葉っぱは、キオンのようだけど..



アオノツガザクラやコイワカガミも沢山咲いている。



                           

左はハクサンボウフウ?
右のは葉の感じからミヤマウイキョウかも?。



ミヤマクロユリとミヤマリンドウ



エゾシオガマ(左)                          右不明      



                              ウサギギク



チングルマ(右)シベが雨に濡れてひっついている。
左はオオヒョウタンボク?2個セットで花が咲く。
仲良しの象徴。赤い実が二つ並んでひょうたんのように見えるとか。



キバナノコマツメとハイマツの実
木曽駒が岳は、ハイマツで覆われている。



ムカゴトラノオ(左)イブキトラノオをちっちゃくしたような花。
チングルマの実(右)



モミジカラマツ(左)雨に濡れて花弁がひっついてしまっている。
右はミヤマクロスゲ。もう少しすると先が白くなる。







イワツメグサ。五枚の花びらが深くさけて十枚に見える。


蛇かごが組んである岩や鉄の階段を登っていく。
周りは険しい岩山が続く。左手には宝険山があるはずだが全く見えない。
雨に濡らさないようにしながら、写真を撮るのは大変だ。
毎回ケースから出し入れし、帽子をかぶせて雨に当たらないようにしながら撮る。



急に高度を稼ぐので、少し頭がクラクラする。
家内はこういう時強い。どんどん休まずに登って行って仕舞う。

    

オットセイ岩。宝剣山を向いて首を傾げたオットセイに見えるような..



八丁坂のジグザグ急登の後、伊那前岳と宝剣岳の鞍部である乗越浄土に着く。
手が寒さでしびれて紫色になっている。こすり合わせても全く効き目はない。
こんな時にセントバーナードのブランデーが欲しい。



乗越浄土から、一息で宝剣山荘に着く。ここから宝剣岳に行く事が出来るが、誰も行く人はいない。
宝剣山荘は満員。少し休憩をする。休憩料300円。花の本1260円を買ったので無料。トイレは200円必要。
大型のストーブが数個火を入れてある。
ストーブの周りにいるのは、氷の山に放り出されても平気なような連中。
寒さに参っている人達は、ストーブにも近づけずガタガタ震えている。
ストーブの周りで昔の山行きを自慢するのだったら、場所を変わってやれよなあ(プン!)
次々に登山客がやってくるので早々に出発する事にする。


ここまでは、まだ余裕だった。宝剣山荘を越えた途端、嵐のような強風の中を行く事になる。

続く