冬の里山 |
雲早山 2015.12.30 |
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-ポカポカ陽気の雲早山 -
バタバタと1年暮らしている間に、今年もあと2日となった。
今日は、ノンビリとすごそうと思ったが、どうせノンビリするのなら山の上が良い。
今日は天気が良いようなので、霧氷や雪は期待できないが、静かな雲早山も良いかもしれない。
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神山町川又から193号線を雲早隧道に向かう。
岳人の森にはバイクが数台止まっていて皆さんコーヒーを飲んでいるのが見える。
年末なので開業しているのかな?帰りに寄ってみよう。
雲早隧道の手前に車を停める。
目の前に焼山寺山を中心に神山町境の山並みが連なる。
朝からとても良い天気だ。
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例年冬には、トンネルの天井から水が漏れて大きな氷柱が出来ていたが、今年修復工事が行われて綺麗になった。
しかしまだ地面に氷柱の欠片が落ちている。
見上げると修復した天井の水抜き穴からまた氷柱が出来ている。
これから寒くなって沢山氷柱が出来ると、震動で落下する可能性があるので通過するのに気をつける必要がある。
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スーパー林道の入り口はガッシリとゲートが閉まっている。
隙間には大きな岩が積まれている。
バイクも通さないという強い意志(石)が感じられる。
8時28分出発。
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長期間通行止めの原因となっていた箇所は綺麗に修復されている。
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しかし、他にも崩壊しつつある場所がありまた大雨が降ると通行止めになるかも。
今のうちに修復すれば大崩壊にならず通行止めに至らないと思うのだけれど。
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登山口で気温は-3度程。
少し寒いが急登に備えてジャケットを脱ぎフリースだけになる。
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予想はしていたが雪が全くない。
雪が積もると怖いトラバースもスイスイ。
気温が低いので霜柱は大きく育っている。
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所々、水気の多い所は地面がツルツルに凍っているので注意が必要。
瀬の水量は少ない。
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カツラの広場まで来るとまだ少し甘い香りがする。
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小石のザレタ道は何時もは少し歩きにくいが、今日は凍っていて歩きやすい。
しかし、きつく感じる道だ。
ブナの倒木まで来るとホッとする。
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稜線近くまで登り、右へとトラバースすると傾斜は急だが逆に楽に歩けるようになる。
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木々の間から砥石権現が見える。
東砥石権現(三角点)と西砥石権現(最高点)のピークの鞍部の向こうには矢筈山が顔を出している。
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稜線近くになると雪が少し現れるが霜かなと思う位だ。
突然携帯が鳴った。
会社からだった。
会社は今日まで出勤日なので皆さん忙しく働いているようだ。
電話している間立ち止まるとあっという間に冷えてきた。
登山口から50分程でパラボラ分岐到着。
倒木に座ってコーヒータイム。
急登で汗をかいたが座ると寒くなってダウンジャケットを着る。
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稜線を山頂に向かう。
見上げると真っ青な青空に吸い込まれそうだ。
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空気はヒンヤリしているが風もなく暖かく感じる。
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霧氷の白いドレスを纏わないブナは素肌美人だ。
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見上げるととても力強さを感じる。
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落ちずに残った枯れ葉もまた良い感じ。
若いブナは、沢山の枯れ葉が落ちずに残っている。
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年末というのに全く雪がない山頂に着く。
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目の前に高城山がすごい迫力でそびえている。右肩には丸笹山、赤帽子山そして矢筈山
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北には大川原高原と中津峰山
大川原高原の手前は柴小屋山と大道丸
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東へと目を移すと長い稜線の向こうに高丸山。
その右には竜山が見えているが初日はあの辺から昇るのだろうか。
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高根山の向こうには眉山と徳島の街
東には橘湾
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那賀川の流れと阿南の街もクッキリ。
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高城山の左には木沢の山並み
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何時もなら寒くて大岩の所まで戻って昼食にするのだが、今日はポカポカ陽気。
頂上の草に座って昼食。
山並みの向こうに海が輝いている。
頂上からは360度の眺望だ。
しかし、雲早山は何処から見ても山頂がはっきりとせず同定する事が難しい。
高丸山が何処からでもよくわかるのと対照的でかわいそうな山だ。
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石立山?と矢筈山
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じっとしていると眠くなる。
今年一年の嫌な事などすべて忘れる事が出来る程リラックスする事が出来た。
名残惜しいが帰る事にする。
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山影に入るとまだ空気が冷たい。
渓流に出来た氷が溶け始めている。
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丸いビー玉が並んだような氷が枝に付いているのも面白い。
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枯れ葉を中に閉じ込めた氷の造形も面白い。
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登山口まで帰ってくると気温は2度位。
砥石権現と鹿舞ダキ山がクッキリと見えている。
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ここでも早春に咲くはずのヤマハンノキの赤い雌花が目立つ。
男性的な高城山を眺めながら林道を帰る。
今日は、雪も霧氷もない山歩きだったが、ポカポカ陽気の中たっぷりと冬枯れの山を楽しむ事が出来た。
帰りに楽人の森に寄りミツルさんに挨拶するが、寒月茶屋はお休みで、宿泊者だけの対応だそうだ。
今晩も外国の男性がテント泊するそうだ。
元旦は天気が良さそうなので、恒例の元旦登山で素晴らしい初日の出を拝む事が出来る事だろう。
帰りは三郷経由で鴨島に出て年越しと新年用のおせち(酒のつまみ)を仕入れて帰宅。
これで良い大晦日が過ごせそうだ。
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