春の里山 国見山   2014/03/10
ホームページ

 国見山 スノーシューで新雪歩きを楽しむ -

天気予報によると、今日の祖谷地方は早朝は雪で9時頃から晴れのマーク。

もしかすると青空の下、素晴らしい霧氷を見る事が出来るかもしれない。

先日、剣山では出番の無かったスノーシュー歩きも楽しんでみたい。



高速に乗ると川之江から南国まで雪のため通行止めとなっている。

大歩危に向かうと天井に10センチ以上の雪を乗せた車が次々とやってくる。

夕べから可成り雪が降ったようだ。

後山峠に向かうと積雪は15センチ位。

雪が深いところでは時々腹を擦るが新雪で雪が柔らかいので難なく進むことが出来る。

新雪が綺麗な後山峠に到着。

多分スノーシューは必要ないとは思うが何事も経験なので最初から履いていくことにする。

8時38分出発。



登山口では雪が解けて凍った地面の上に新雪が10センチ位積もっている。



国見山は登り始めが急斜面なので最初からヒールリフター(MSRではテレベーター)を立てて歩く。

ヒールリフターの効果は絶大だ。

モンベルのスノーポンでは踵が沈むので、急斜面では爪先だけで登るようになり、脹ら脛が攣りそうになるほど歩きにくかった。

ヒールリフターがあると爪先のクランポンが雪に食い込み、しかも踵が固定されて居るのでとても楽だ。

細いトラバースもデッキの裏に付いた二本のレールが横滑りを防いでくれる。



急斜面を過ぎると緩やかな斜面となり新雪大好きな家内が前に出る。

寒峰の辺りも雲が重そうだ。



歩きやすいと言ってもやはりアイゼンだけの家内の方が早い。

今朝降ったばかりの新雪はサラサラで、しかも新雪の下は硬く凍っているので深く沈むことも無い。



上の駐車場に近づくと、雪が深くなり家内が膝下まで沈みだしたので私が前に行く。

9時42分 上の駐車場着。

なんと綺麗に除雪されていた。

林道工事をやっているので朝一番に除雪したのだろう。



積雪は40センチ位のようだ。

そのまま山頂を目指す。



剣山系の山々や梶が森も雪雲の下。



手すりを回り込むと深い雪。

スノーシューでも可成り沈む。

私が先に歩いて家内が続く。



ヒノキの植林帯でもフカフカの雪。



何時もの石柱に10時16分着。

前回来た時には石柱が完全に埋まっていたが、今日は頭が雪の上に出ている。

新雪の下には殆ど雪が積もっていないようだ。



此処からは防火帯の急登が続くが家内は新雪歩きが楽しくて仕方が無いようだ。

グングン先に登って行く。



前回は壺足となり大変苦労した急坂もサラサラの新雪がとても歩きやすい。

スノーシューの必要は無いがヒールリフターがとても楽なので履いたまま登る。



アレッという間にトラバース分岐に着いた。

霧氷が沢山付いているがグレーの空では目立たず残念だ。

ヒールリフターを下ろすが、新品なので硬くて手こずった。



細尾根には雪が盛り上がって雪庇のようになっている。

崩れそうで怖い気もするが歩いてみると確りしていて危険は無い。



ブナの霧氷を楽しみながらトラバース道を進む。

前回は雪が深くトラバース道が硬い雪が斜面になっていて歩くのに苦労したが今日は楽ちん。



風が強く、雪が降り出してきた。

一時、地吹雪のようになり雪が強烈に吹き付けてきた。

風に背中を向けて風が弱まるのを待つ。



風が止むと雪が吹きだまりのようになっていて家内の膝まで埋まる。



雪歩きを楽しんでいると、あっという間に避難小屋に付いた。

前回、完全に雪に埋もれて見えなかった国見神社の祠は埋もれていない。

やはり随分と雪が少なくなったようだ。



避難小屋の扉の前は雪が積もっていない。

岩場の急坂は雪が深いのでスノーシューでも登りやすい。



11時43分 国見山頂上着。

風が強く雪が吹き付けて眺望は全くない。

震え上がる程寒い。



頂上の二本のブナもとても寒そう。



眺望が良くなることも期待できないので頂上から下りて避難小屋で昼食にする。

こんな日には避難小屋はありがたい。

しかし、小屋の中でもやはり寒い。

温かいコーヒーを二杯程飲んでやっと暖まる。



12時16分下山開始

寒いと思ったら-9度

風が強いので体感温度はもッと低い。

下りではスノーシューは邪魔者だ。

バンドの調節が悪いのか下りでは足先が締め付けられて痛い。

下りではモンベルのスノーポンが調子良かった。



上の駐車場に下りてくると一面に除雪されている。

林道の終点まで除雪してからまた駐車場を除雪して帰ったようだ。

駐車場から少し降りた所でいよいよスノーシューが邪魔になり背中に背負って下りる。

アイゼンを付けていないので2度程滑った。



14時1分 後山峠着

車に雪が被って白くなっていた。

今日は青空や眺望には恵まれなかったが、新雪歩きを十分に楽しむことが出来た。

帰りには何時ものあわの抄でヌルヌルすべすべの温泉を楽しむ。

温泉に入っていると雪が降ってきて何とも良い感じ。

ロビーには池田高校の久しぶりの選抜出場を祝って昔の池高の写真が飾ってあった。

此処で蔦監督にお会いしたのがついこの間のような気がする。



里山倶楽部四国編 

ホームページにも是非お立ち寄りください