夏の里山 中津峰山 2008/6/15

− 雨の中津峰 山肌を白く染める樹木の花達 −

昨日は、ほんの少ししか歩けなかった。

今日は、じっくり歩きたいなあと思っていたが、午後から天気が崩れるらしい。

仕方がない時は中津峰山。

朝ゆっくりしてから登山口に向かう。

無人販売所ではもう殆ど売り切れ。



駐車場には先日作りかけだった丸太の椅子がおかれている。

民家では柿が実を付けていた。



ビワもあちこちで生っている。

梅の実はほのかに赤くなっていた。



キウイやミカンもたわわに実を付けている。

季節は初夏から夏そして秋へと忙しく移ろっていく。

果樹達はきちんと季節に従って準備を進めているのだなあ。



川沿いに花を付けているのはアカメガシワかな?

ユキノシタが群生しているがもう花期は終わりそう。



ハエドクソウが花を咲かせていた。

道ばたに小鳥の巣が落ちている。

無事巣立ったのだろうか。



先日、葉を大量に落として枯れるのではないかと心配していた竹は、美しい新緑になっていた。

轟々と流れる沢を見ながら進む。



ハナミョウガの花はもう終わり。

シロダモの変な色の若葉は、もう青くなっている。



10時55分登山口出発

誰も通らない静かな山道。

汗びっしょりになり、こもれびの広場へ。



気温は15度

汗をぬぐって出発。



車道にでると4〜5人が、傘を差して何か相談している。

いつもの常連さん達だ。



今年植えられたヤマアジサイはもう咲き始めていた。

登山道には、誰が持ってきたのか小さなお地蔵さんがたくさんあるが、竹のお堂と賽銭入れが出来ていた。



コガクウツギはもう寂しくなっていた。

あの大群生を来年もまた見てみたい。



アジサイのような花だけど違うみたい。

何だろう?

青いペンキの立派な標識がなくなっていた。



とうとう本降りになってしまった。

ガスに煙る山道もまたいい雰囲気。



11時41分 天津神社着



頂上からは何も見えない。みんなガスの中。



東屋には先客が二人。

雨なので私たちも東屋でお昼にする。

ご婦人から、アメリカンチェリーとスイカをいただく。

甘くてとても美味しい。

おまけにスルメまでいただいた。

ありがとうございます。

そのうち常連の方達が続々と登ってきた。

コーヒーを沸かすみたい。

標識を誰かが捨ててしまったと話している。



皆さんにお先に失礼して頂上を後にする。



雨がひどくなったので足下のしっかりしている四国の道を下り如意輪寺に着く。

今日は6月15日、弘法太子の誕生日。



雨に煙る境内を散策。



如意輪寺からは遍路道を下る。

可愛いお地蔵さんがほほえんでいる。



クマノミズキやアカメガシワが山間を白く染めている。

クロバイに始まって、アオダモ、ハイノキ、ウツギ類、ガマズミ、椎の花など次々に山間を白く染める樹木の花。

いったいこの山間には何種類の樹木が生えているのだろうか。



崖にピンクの花が鮮やか。

コムラサキの花かな。



この花はマサキの花か?



クマノミズキが雨の中で美しい。



テイカカズラが沢山咲いて道に花びらが沢山落ちている。



この花はいったい何?

レンゲの咲き残り???



民家の軒先にでるとアジサイが鮮やか。



いろいろなアジサイを楽しみながら車道を行く。



蛍袋が咲いていた。

ビッショリになってしまったが、雨の日でも里山を楽しむことが出来た。

でも早く梅雨が明けないかなあ。