夏の里山 |
中津峰山 2015/06/14 |
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- 梅雨の合間の静かな中津峰山 -
星河内(八大龍王神社)の虫追い祈祷
今日は曇りのち晴れの予報。
久しぶりに、金谷から中津峰山を一周しようかと思い、朝6時前に起きると雨が降っている。
雨の日に山を歩くのは嫌だなあと朝食後のんびりしていたら雨がやんだ。
天気予報を見ると昼前に雨のマークがある。
雨のやむ前に帰ってこようと如意輪寺の駐車場に向かう。
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如意輪寺の駐車場に着くと、小雨が降り出した。
家内はポンチョ、私は夏用の軽いレインジャケットを着て出発。
アジサイが咲き始めていて綺麗だ。
8時9分出発
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アカメガシワに花が咲いている。
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イチヤクソウの新しい葉が沢山顔を出している。
もう少しすると花を咲かせることだろう。
少し歩くと雨がやんで暑くなる。
家内はポンチョを脱いでライトジャケットに着替える。
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風の無い疑似木の階段道は蒸せて汗が噴き出るが黙々と登る。
いやしの道に交わるベンチの温度計は17度
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尾根道を行くとまた雨が降り出した。
どうもすっきりとしない天気だ。
しかし、雨が降ると緑が綺麗になる。
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コガクウツギがかろうじて残っているが、もう今年は花の終わりだろう。
春先から黄色の花を咲かし続けてきたジシバリが綿毛になっている。
この花も今年は花期が終わったのだろう。
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シロモジとクロモジの緑がいよいよ濃くなってきている。
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雨に濡れたシロモジやクロモジの葉は素敵だ。
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天神神社に着く。
石垣に小さなヤマツツジの花が沢山咲いている。
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中津峰山頂上着。
9時8分。
小雨が降っていて眺望は殆ど無い。
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頂上にはイボタノキと真っ赤なヤマツツジが咲き誇っている。
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東屋で一休み。
雨も弱くなってきたので大回りして帰ることにする。
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ヤマアジサイの赤色が鮮やかだ。
キャンプ場広場に向けて下って行く。
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小さな蝶が飛び交っている。
テングチョウがまた繁殖しているのかと思ったが色が明るく見える。
やっと木の葉にとまったのをパシャ
どうも蛾のようだ。
それにしても大量発生しているのに驚く。
また蛾が昼間から飛び回るのも不思議だ。
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道路にはネジキの花が沢山落ちている。
山の神様にお参り。
お久しぶりです。
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キャンプ場の桜も大きく育っている。
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トイレや水場も整備されているのにキャンプをしている人を見たことが無い。
水道を捻ると水が出た。
飲めるのかどうかは不明。
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森林公園に向かって下って行く。
シロモジに沢山実が出来ていた。
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以前陥没していた道路は綺麗に治っている。
石灰岩の巨岩が多い。
雨がやんでヒンヤリとした空気が気持ちが良い。
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キカラスウリの花が咲いている。
実も出来ている。
カラスウリの花は日の出前に萎むがキカラスウリの花は午後まで咲くらしい。
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ヤブムラサキが綺麗に咲いていた。
トチノキにはもう実が出来ていた。
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ヤマツツジが綺麗だ。
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サルトリイバラの実が沢山出来ている。
ネムノキはまだ蕾
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賑やかに大勢の女性が登ってきた。
ホームページ見ていますよとお声がけ頂く。
ありがとうございます。
今日は五滝から登ってきたそうだ。
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アジサイやテイカカズラの花を見ながら駐車場を目指す。
11時49分 駐車場着。
香川ナンバーの観光バスが停まっていた。
先ほどの登山者が下りてくるのを待っているのだろう。
第24期と書いてあるが、高松市民登山学校の24期の方々だろうか。
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帰りの園瀬川河畔でネムノキを撮影。
まだ蕾が多いのでしばらく楽しむことが出来そうだ。
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以前からずっと気になっていた星河内にある八大龍王神社の虫追い祈祷に立ち寄ってみる。
五穀豊穣、虫害避けのために6月第二日曜日に執り行われる。
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立派な狛犬が大きな口を開けている。
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中々面白い顔をした狛犬だ。
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2007年に来た時には確りとしていた土俵が消えかかっている。
奉納相撲をすることも無くなったのだろう。
拝殿では祈祷の準備中。
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祈祷は13時からで時間があるので近くの地神塔を見に行く。
民家のおばあちゃんにお聞きすると、今でも毎年春秋の社日には宅宮神社から神官が来て祭礼を行っているそうだ。
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江戸時代からずっと五穀豊穣を祈る祭礼が続いていることに驚く。![](na15061401841.jpg)
隣の不動明王?の石碑には天和2年(1682年)と刻まれているので随分と古い時代の物だ。
江戸時代の早い時期からこの星河内の地は栄えていたことが解る。
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13時近くになると次から次へと氏子の人達が集まってきた。
総勢30人は集まっただろうか。
中には子供さんを連れた若い人も居る。
やがて太鼓を叩きながら宅宮神社から来られた神官の祈祷が始まった。
五穀豊穣、虫害退散とお祈りされていた。
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その後神官から、祈祷の作法や虫追いの歴史やしきたりそしてお札の説明などがあった。
春秋の地神祭、そして田休みと虫追い。
8月には宅宮神社で神踊りが行われる。
また、文化の日には豊作祝いの秋祭りで神楽屋台も行われる。
すべてその日は田仕事を休み、五穀豊穣を祈る農民達の楽しみな一日だったことだろう。
この近所の地区は宅内神社を中心として多くの神社で氏子が「馬組」を結成して輪番で奉納を続けているらしい。
壁に貼ってある紙の毎年11月23日の馬番は何をするのかなあ?
その日は新嘗祭の日なので収穫祭が催されるのかもしれない。
そう言えば中津峰山の如意輪寺でも同じ日に百味供養が催されるなあ。
馬番については、向日明神祭の記録に上植野には九つの宮座があり、
神輿の滞在期間中、当番の座 (馬番座) の一老が不寝番を勤める慣習があったと記載がある。
輪番制でお祭りの当番をする座のことらしい。
伝統を守り続けている事に感心するとともに、これからもずっと続けていって欲しいなあと思いながら帰宅する。
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