春の里山 |
西赤石山 物住頭 2015/05/29 |
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- 今年もアカモノ、ツガザクラに会いに西赤石山から物住頭へ -
例年、この時期には西赤石山に登っている。
目的は、アカモノとツガザクラだが数年前からは前赤石山のユキワリソウに会うのも楽しみにしている。
しかし、ユキワリソウを楽しんだ後の西赤石山への登り返しが辛い。
特に天気が良い時は紫外線の強さと気温の高さで鉄板蒸し焼き状態になる。
西赤石山からの下りでも膝が痛くなる。
家内が、明日からは天気が悪くなるので行くなら今日しかないという。
しかし、今年は花の咲くのが早いのでツガザクラなどが咲き残っているかが心配。
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5時過ぎに家を出て東平に向かう。
7時過ぎに登山者用駐車場に着く。
先着車は習志野ナンバーの車が一台だけ。
7時21分出発。
何時もなら咲いているコガクウツギやヤブウツギなどの花が見当たらない。
もう花期が終わってしまったのだろうか?
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第三通門広場の朝はいい感じの雰囲気が漂う。
今年もアキグミの花が咲いていた。
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今日は柳谷コースを銅山峰ヒュッテ、銅山越経由で西赤石山まで登る予定。
帰りは兜岩から一本松経由で降りてこようかな。
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第三通門の前を左に曲がる。
此処からが登山道。
7時30分。
銅山峰まで1時間40分の標識がある。
銅山峰とは銅山越のことかなあ。
角石原とは銅山峰ヒュッテのある広場のこと。
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快適な石畳の道を登っていく。
この道を重い荷物を背負って大勢が行き来したのだろう。
大正5年7月の年号が刻まれているお地蔵さんが見守ってくれている。
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馬車でも通れるようにセメントで固められた石畳の道沿いには岩を切り取った時の名残だろうか?
岩壁に発破用の穴?が沢山開いている。
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馬の背経由の道を分けて進んでいく。
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コガクウツギやコツクバネウツギが咲いているがこの標高のあたりでは花期が終りに近い。
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ヤマアジサイはまだ蕾。
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ウワバミソウはまだ蕾
ニョイスミレがすこしばかり咲いている。
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ミゾホウヅキやコケイランが沢山咲いている。
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今年は何時もにも増して沢山のコケイランが咲いている。
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上部鉄道跡の道と交わる。
大きいけれど刻まれた文字はほとんど消えていて見えない。
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大きな毛虫のようなワタが沢山付いている木はヤマヤナギだろうか。
銅山峰ヒュッテに着く。
8時33分着
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庭にはアカモノが満開。
ヒュッテは閉まっていて人の気配がない。
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アカモノはもう終わっているかと心配していたが丁度花の盛りで嬉しい。
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真っ白な花にほんのりピンクの筋が入っていてなんとも可愛い。
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新緑が美しい。
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馬の背経由の道と交わり銅山峠へと向かう。
今年もギンランが沢山咲いて出迎えてくれた。
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ちょっと急な道を頑張って登っているとナンキンナナカマドの蕾が大きくなっている。
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銅山越に到着。
9時8分着。
だいたい看板のコースタイム通りかな。
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椅子に座って一休憩。
気温が上がってきたのでスポーツドリンクを補給
去年は水をあまり飲まなかったら熱中症?になった。
今日は沢山お茶やスポーツドリンクを持ってきているので確り飲むことにする。
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暫く休んでから出発。
コバノフユイチゴが沢山咲いている。
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アカモノが群生している。
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鮮やかな赤い萼とほのかなピンクのえくぼがとても魅力的
まだ蕾が沢山あるのでこれから暫く楽しむことが出来るだろう。
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何時まで見ていても飽きないが遅くなってしまうので足を速める。
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ツガザクラは殆ど散って実になっているがかろうじて花が残っている。
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可愛い花が残っていて家内も喜んでいる。
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いつの間にか天満山の看板ができている。
ピークではないし意味不明。
振り返ると西山と綱繰山の向こうにちち山と沓掛山が見えている。
ちち山の向こうには笹ヶ峰も顔をのぞかせている。
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登るに連れてツガザクラの咲いているのが多くなる。
物住頭の群生地が楽しみ。
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コメツツジの花が咲き始めている。
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ヤマヤナギただろうか、ワタができ始めている。
これから登る西赤石山を見上げるが前ピークが邪魔をしている。
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稜線に出ると東山の看板がある。
登ってきた道を振り返る。
いつの間にか雲が出てきた。
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気持ちを引き締めて稜線歩きに向かう。
カマツカの花が咲き始めている。
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ガマズミの花も咲き始めている。
いよいよ登りに差し掛かる。
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大岩まで登り切ると右奥には東赤石山のとんがりピークが顔を出す。
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コクワガタが一面に咲いている。
例年は咲き始めたばかりで花もまばらだが今年は満開だ。
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黄色の濃いコツクバネソウも満開。
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可愛いツリバナの花が咲いている。
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次々と現れる可愛い花達に見とれて足が進まない。
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やっと大岩のピークに着いた。
別子ダムの水は少ない。
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やっと頂上が見えてきた。
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岩場の手前にマイヅルソウが沢山咲き始めている。
今年初めての出合い嬉しいなあ。
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岩場を回りこみ展望岩に着く
冠岳や平家平が目の前に見える。
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カラマツの少し濃い緑が美しい。
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涼しい風が吹いている。
景色を楽しんで少し休憩。
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最後の岩場直下にもマイヅルソウが咲き始めている。
マイヅルソウは咲き始めたと思っていたら、すぐに実になってしまうので旬の花を見るのにはタイミングが大事。
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最後の岩場に登っていく。
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西赤石山頂上着。
10時50分
出発から3時間30分
毎年遅くなるのは仕方が無いことなんだろう。
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少し休んで、目の前に屏風のように見えている山塊の左端の物住頭を目指す。
トゲアザミが咲き始めている。
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登山道脇にはチゴユリが咲いている。
中津峰山などではとっくに花が終わって姿を消しているが此処では花の盛り。
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真っ白なズミの花が咲き誇っている。
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ホソバシロスミレも花の盛り。
下りきる手前の広場には「雲ケ原」の看板が付けられていた。
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鞍部から物住頭までの登り返し
毎年一杯あるこの葉は何の木の葉だろうか。
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少し登った眺望の良い岩場で一休み。
冠山から平家平そして別子ダムの左上には三森山から大座礼山へと続く稜線が見える。
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去年は花が散っていた大岩のところのズミはまだ綺麗に咲いていた。
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ツガザクラの群生地は丁度花の盛り。
今年も出会うことが出来てよかった。
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気温が上がって汗ビッショリになりながら物住頭へ登り返す。
途中のツガザクラの群生地は少し範囲が広がっていて、ほんのりピンク色のツガザクラが可愛く咲いていた。
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物住頭着
11時41分
目の前には前赤石の岩峰がそびえている。
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前赤石の左には権現山の左奥にエビラ山と二ツ岳
右には東光森山
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見れば見るほど険しい山だ。
数年前には登ったことがあるが最近は暫く登っていない。
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笹に花が咲いている。
嫌な予感がする。
シライトソウがよく目立つ。
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黄色の濃いコツクバネウツギが背の低い木にいっぱい咲いている。
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赤いカンラン岩の横には黄色い花がビッシリと咲いている。
萼が赤いまん丸な蕾もかわいい。
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なんとヒロハノヘビノボラズの花だ。
以前、前赤石のカンラン岩を登るときバランスを崩して脇の木の枝を掴んだ。
その木がヒロハノヘビノボラズで、鋭い刺が掌を貫通して血だらけになった。
その木にこのような可愛い花が咲くとは!
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岩場の下には今年も咲いていました。
可憐なユキワリソウの花。
脇にはキバナノコマノツメも。
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足の踏み場に苦労するほど沢山咲いている。
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可愛い花がずっと咲いていてお腹が空いていることを忘れる。
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シコクギボウシは蕾が出るまでには暫く日にちが必要だ。
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可愛い花達に囲まれて昼食。
日差しは強いがふく風が気持ちが良い。
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食後も名残惜しくて暫く花を楽しむ。
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何時まで見ていてもきりがないのでお別れにする。
また来年会いに来ますからね。
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帰り道にもユキワリソウやシライトソウが咲き誇っている。
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また汗をかいて物住頭まで登り返す。
12時46分 物住頭に帰ってきた。
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前赤石にはガスが巻いてきた。
西赤石方向にもガスが流れている。
登山道をすっぽり包んでくれれば涼しくて良いのになあ。
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一旦急坂を下っていく。
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此処でも笹に花がさいていた。
西赤石山への登り返しは気温が上がり日が照りつけてくる。
おまけに両側は雑木が茂り風通しが悪い。
まるでサウナ状態。
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やっと風が吹く稜線に上がって西赤石山頂上に帰ってきた。
13時34分
頂上には新居浜の男性と松山のご夫婦が休憩されていた。
西赤石山が初めてのご夫婦を新居浜の男性が案内してきたらしい。
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気温は24度
1626mの山頂にしては真夏並みの暑さ。
早く帰りたいので兜岩経由で帰ることにする。
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急坂を下り2つの梯子も下る。
エンレイソウに実ができていた。
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兜岩は巻いて下っていく。
イヨノミツバイワガサの蕾が開きかけている。
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急な下りに左膝の古傷が痛み出した頃上部鉄道跡に到着。
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上部鉄道跡の道は相変わらず大石が落ちている。
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傷んだ橋も直っておらず谷を巻く。
15時19分 一本松停車場跡で大休止。
行動食のどら焼きは甘い餡こが美味しい。
水が随分と余っているのでタップリと喉を潤す。
頂上でお会いした三人が降りてきて先に下っていった。
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痛くなった膝をかばいながら下っていく。
![](ni1505290518.jpg) ![](ni1505290521.jpg)
第3変電所跡を少しばかり見学していると習志野ナンバーの男性が降りて来た。
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駐車場には私のと先程の三人の車と習志野ナンバーの車が三台だけが停まっていた。
やはり少しシーズンハズレとなった平日は登山者が少ないのかな。
駐車場 16時5分着。
今日は期待通りのアカモノやユキワリソウをタップリと楽しむことが出来た。
大満足。
帰って体重を測ると3キロも痩せていた。
風呂あがりに痩せた分のアルコールチャージをしてグッスリ。
おかげでホームページ作成は当日には出来なかった。
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![](nisiakaisi20150529g.jpg)
総歩行距離 15.2㎞
累計標高差 ±1,633m
歩行数 34,970歩
里山倶楽部四国編
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