秋の里山 |
大川原高原 2015/09/05 |
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- チャボホトトギスが咲き誇る大川原高原 -
昨日は剣山でタカネオトギリやリンドウの花を満喫することが出来た。
今日は買い物でもして凄そうかと思ったが、秋空が広がっている。
山を歩かないのはもったいない。
昼からは天気が崩れる予報なので、午前中に歩くことの出来る大川原高原に出かけることにする。
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昨日の剣山は涼しかったが、大川原高原は標高1,000mなのに意外と涼しくない。
今日は湿度が高いのかな?
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テリハノイバラやツユクサがまだ元気だ。
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ノリウツギが秋空に美しい。
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ドウダンツツジが色付き始めている。
チシジミザサが朝露に濡れて光っている。
チジミザサの花が咲くともう秋なんだなあと思う。
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展望台から見ると徳島市内は霞んでいる。
高丸山や剣山方向はすでにガスが濃くなっている。
天気が下り坂になっているようだ。
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旭ヶ丸頂上付近に来るとコフウロが咲いている。
ゲンノショウコとよく似ているが、花弁がひっついていなくて間隔が開いている。
花びらより萼が長い等の特徴が有る。
葉は互生し3全裂して、くっきりと分かれる。
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これは駐車場近くに咲いていたゲンノショウコ
ゲンノショウコの葉は3~5深裂するが、完全に分かれてはなく中心部がひっついている。
萼も短い事が解る。
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アキノタムラソウも少し咲いている。
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ヤマボウシの実が赤く熟れ始めている。
赤く紅葉し始めているのはカマツカかな。
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シコクママコナは今年は少ない気がするが、群生している所もある。
此所のシコクママコナは赤色が濃い。
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シギンカラマツも所々に咲いている。
シコクブシはまだ蕾が多い。
かろうじて少し咲いている花を撮影。
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高丸山方向は益々ガスが濃くなってきた。
アオテンナンショウの実はまだ赤くなっていない。
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シロモジの実もまだ熟れていない。
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高鉾山本峰に向かう。
一旦花が終わっていたトゲアザミに沢山つぼみが出来ている。
秋にも又花が咲くのだろうか。
シコクブシはまだ蕾
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先日の雨で柔らかくなった急坂を登っていく。
少しの距離だが気合いを入れないとずり落ちそうになる。
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登り切って一息入れる。
ススキが花穂を伸ばしている。
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小さなベンチに座って休憩
紫の小さな蔓性の花が咲いている。
花の形がヒヨドリジョウゴに似ている。
ヤマホロシの花のようだ。
私は初めての出合い。
小さくて可愛い花だ。
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クサギが咲き始めている。
赤い萼が目を引く。
ヤマジノホトトギスが咲いていた。
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シコクブシはまだ殆どが蕾。
かろうじて咲いている花を見つけて撮影。
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蕾が一杯出来て、 今頃咲き始めているのはトゲアザミの返り咲き?
それともシコクアザミ?
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高鉾山に向かうとキノコがニョキニョキ
ママゴトのテーブルみたい
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小さな栗が実る前に沢山落ちている。
ヒオウギが丸い実になっていた。
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高鉾山山頂は草深くなっている。
最近訪れる人が少なくなったのかな。
キンミズヒキがかろうじて咲いている。
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ススキの向こうに見える勝浦の山は霞んでいる。
今頃ヒオウギのつぼみが出ている。
二三日後には咲くかな。
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マツカゼソウが咲いている。
ヤマジノホトトギスが此所にも咲いている。
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アカタテハがノリウツギで吸蜜している。
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ヘクソカズラとイタドリの花
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ススキに絡みついてツルニンジンが咲いていた。
今年初めての出合い。
このユニークな花に出会うと何故か嬉しい。
2ストロークの音がして、セロー225 に乗った男性がやってきた。
私のホームページを時々見ていただいているそうです。
ありがとうございます。
今日は、上勝から登ってきて傍示の方まで周回を楽しまれているそうだ。
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林道脇にはオタカラコウが咲き始めている。
毎年の事だが、凄く沢山繁殖している。
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花全体が濃いピンクのシコクママコナを写していると足下にチャボホトトギスが咲き始めている。
やはり今年初めての出合い。
嬉しいなあ。
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よく見るとそこら中に沢山咲いている。
今年は例年に比べたとても花が多い。
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沢山生えているアケボノソウはまだ殆どが蕾。
あと一週間もすればアケボノソウの花園になるだろう。
やっと一株だけ咲いていたアケボノソウを撮影。
一株でも咲いているアケボノソウに出会えて幸せ。
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ススキやノリウツギを楽しみながら駐車場に帰る。
まだ昼前だが、昼食にして帰ることにする。
途中、野鳥の森への登山口にカモシカさんのデリカが停まっていた。
何処へ行かれたのかなあと思っていたが、ブログで轆轤山に登られたことを知った。
このコースは10年以上前に登ってから登って居ない。
また季候の良い時に登ってみたいなあと家内と話し合った。
****
おまけ 徳島の地神塔の造立起源に関する地神塔を探る。
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帰りに徳円寺方向に曲がり、嵯峨川に沿って登って行くと嵯峨天一神社に着く。
平成25年に作られた立派な石鳥居が有りその下の常夜灯には文久二年(1862年)と年号が刻まれている。
坂本龍馬が脱藩をした年だ。
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樹齢360年と思われる大杉
大杉の根元に残っている青石の自然石で作られた灯明はもっと古そうだ。
社務所では大勢のお年寄りが食事会と輪投げをしていた。
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昨日行った朝宮神社や大宮神社のも立派だったが、此所の手水鉢も大きくて立派だ。
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どっしりと構えた狛犬が出迎えてくれる。
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文政十 丁亥年(1827年)と彫られている。
ジヨン万次郎が生まれた年だ。
また、朝宮神社の大鳥居や狛犬が造られたのも文政10年、そして常夜灯なども文政7年から11年の間に順次寄贈されている。
そしてまた大宮八幡宮の狛犬が造られたのが文政2年。
この頃、近くの神社では、氏子が競って狛犬や鳥居そして常夜灯などを寄贈したようだ。
この頃は阿波踊りの隆盛期にも当たり、庶民の財政力が飛躍的に向上した時期にも当たるのかも。
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この榧(かや)の大木は、もともとは2本あった。
昭和37年の拝殿改築の用材として1本を使用したために、現在は1本しか残っていない。
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天井の照明も趣がある。
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拝殿は広くて立派だ。
天一神社は、天照大神、月讀命(つきよみのみこと)・大白星神を祭神としている。
平成時代の初期である弘仁3年(812)1月11日勧請の伝承があり、
室町時代の終わり頃である永禄11年(1568)8月13日に再建したという棟札(むなふだ)を蔵している。
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立派な新しい額と古い天狗様が掲げられている。
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神楽が催された時の写真も掲げられている。
最近は野舞台も復活したようだ。
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大鳥居の右に地神塔が祭られています。
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刻まれている五神の名は標準
所が刻まれているはずの年号が見当たらない。
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肉眼では見えなかったが、写真のコントラストを上げて、よくよく見ると寛政元年11月の文字がかすかに見える。
寛政元年は、蜂須賀治昭が、神職早雲伯耆の建白を受けて地神塔の設立を庄屋に命じた年だ。
(寛政2年とも言われているが、寛政元年が正しいのだろう)
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神社下を流れる嵯峨川の流れは清い。
神社の石垣は大きな石が使われていて立派だ。
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更に帰りに高樋の地神塔を見に行く。
郵便局の裏にこんもりした森があり社があるが地神塔ではなかった。
朝宮神社と同じく旧参道脇にあるのかな?
隣の産直市でとても安い野菜を購入して、地神塔についてお聞きする。
お聞きした女性が、丁度今年のお当屋で今月の19日の社日の準備中だとか。
地神塔は、以前あった所がザレタので438号線から少し上に移設してあるとのこと。
95歳のおじいちゃんから、昔は地神塔の前に集まり夜中まで皆で過ごしたそうだ。
この辺の地神塔は、大宮八幡宮のお太夫さんが社日に順に回っておまつりしてくれるそうだ。
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こんな所から登って行くと広場が有り地神塔が祀られている。
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左の新しい社は、此所から直ぐ山の上の272.9mのピークに神社が有り、昔は遊山箱を持って良くお参りに行ったそうだ。
最近年寄りが多くなり、山道がキツくて危険なので下に下ろしたそうだ。
神社の名前をお聞きしたのだが忘れてしまった。
地神塔の右の社は山の神で、昔はこの山の神の前で踊りを踊ったそうだ。
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地神塔は丸い台石の上に心石が乗っており大江匡弼の『神仙霊章春秋社日醮儀(天明元年序文)』の記載に従っている。
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下の台石には寛政元年と刻まれている。
他に寛政元年に設立したことが解っているのは、国府町西黒田と石井町加茂野の地神塔がある。
造立起源については、寛政元年と寛政2年の2つの説があり「『貞光谷見聞録』に、
「地神塚は寛政2年10月─早雲伯耆ヨリ建白ニ依リ各郡村庄屋ヲ以祭官トシ春秋社日ニ祭事ヲ行ハシム、
当日村民ハ業ヲ休ミ参拝ス」と記されていることから寛政2年が造立起源だとする説が強い。
しかし、このように寛政元年設立の地神塔があるのも事実だ。
もしかしたら、早雲伯耆の神学の学友がいる徳島近辺の神社近くにまず設置し、
その1年後県下の庄屋に伝えられたのではないかと思う。
(当時、富田八幡宮の早雲伯耆の神学の学友に、大宮八幡神社の神官井関充長がいたそうだ)
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