春の里山 大川原高原   2016.05.17
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- オンツツジ咲き誇る大川原高原 -

夕べは遅くまで大雨が降っていた。

朝起きると天気が回復していたが、山はタップリ雨を吸っているだろう。

こんな日は近くで安全な所を散策するに限る。

オンツツジが咲いているかもしれないと大川原高原に出かける。



薄雲が出ているが天気は良い。

しかし、風が強い。

気温は15.5度と余り低くないが風が冷たくウィンドジャケットを着て出発。



コゴメウツギに蕾が出始めている。

コゴメウツギはバラ科のウツギで、可愛い花を咲かせるので大好きだ。

早速、真っ赤なオンツツジが出迎えてくれる。



遊歩道に入ると益々風が強くなりとても寒い。

ウィンドジャケットをレインジャケットに着替える。

ドウダンツツジはもう散ってしまった。

風車の羽がたわむ程の風が吹いているようだ。

凄い音を立てて回っている。



フタリシズカが咲き始めている。

遊歩道には昨夜の雨で落ちたのかオンツツジの赤い絨毯。



展望台まで来るとオンツツジはまだ蕾が多い。



赤色チャートの岩で出来た祠にお詣り。



左の石像は役行者に見える。

険しい山でもない旭ヶ丸に何故役行者が祀られているのか?

また、右の石仏には文字が彫られているが判読できない。

いつか誰か、由縁について教えていただけると良いのだが。



日が差しているのに気温は下がっている。

ミツバツツジのトンネルはもう花は散っている。



少し進むと真っ赤なオンツツジのトンネルとなる。



夕べの風雨で落花したオンツツジの赤い絨毯を踏んでいくのはとても贅沢。



何処までも真っ赤な絨毯が続く。

外国映画などでは大金持ちが女性を口説くのに真っ赤なバラを敷き詰めるシーンがある。

しかし、このオンツツジの赤い絨毯は規模が違って凄い。



旭ヶ丸頂上付近までオンツツジのオンパレード。



ヤマボウシはまだ緑色。

真っ白な花となるのはもう少し先。



オンツツジを見ながら不動峠に向かう。



ヤマナシに可愛い実が出来はじめている。



高鉾山本峰の頂上ベンチで休憩。

水を飲もうとしてリュックのサイドポケットを見るとペットボトルが入っていない。

入れ忘れてきたのだと思うが、家内は確かに入れたと言う。

それでは何処かで落としたのか?

登山準備は家内に任せているので私は良く覚えていない。

落としたとすれば、レインジャケットに着替えた時だろう。

スポーツドリンクやお茶は予備を持っているが、落としたペットボトルはやっかいなゴミとなる。

後で回収に行かなければ。



暖かくなってきたので又ウィンドブレーカーに着替えてオンツツジの咲き乱れる中を下山する。



稜線には色々な岩石がある。

名前が解らないがいつか勉強して解るようになりたい。



展望岩まで来て、旭ヶ丸と高鉾山本峰を眺める。

風が強くて家内の帽子が飛ばされそうだ。

と思ったら私の帽子が飛ばされた。

一昨日買ったばかりの帽子で驚いたが、谷とは反対に飛んだので事なきを得た。



岩の横には真っ赤なベニドウダンツツジが咲いている。

花の先はギザギザだが、サラサドウダンのように縦の線は入っていない。

それにしてもドギツイ位真っ赤だ。



ピンクのドウダンツツジも。



時間も早いので少し先まで散策する。



少し淡いピンクの花が落ちている。



中津峰でも見かけるが、なんとも言えない色合いのオンツツジだ。



半分ピンクでもベニドウダンツツジだろうか?



今年は山の花が見事だが、オンツツジも近年にない程見事に咲いている。



コケに囲まれて昼食。

今日は、サンクスのだし巻き卵とビーフミルフィールカツ弁当。

色々と手の込んだ新製品が出てくる。



食後、林道を帰ると先日歩いた高丸山~雲早山縦走路や山犬嶽を見ることが出来る。



コツクバネウツギが咲き残っている。

高鉾山に向かう。



例年オンツツジが綺麗に咲くが今年は最高。



今年はアケボノツツジ、ミツバツツジそしてシロヤシオと素晴らしいツツジを見ることが出来た。

しかし、強烈な朱色のオンツツジは又素晴らしい。



此所にも色の淡いオンツツジが咲いている。



高鉾山頂上に着く。



オンツツジの向こうに高丸山。

相変わらずスジグロヒョウモンの雄がノンビリと占有活動をしている。



又引き返して林道を行くとミズキに沢山蕾が出来ている。

もう少しすると白い花が一杯咲くことだろう。



カマツカも梅のような白い花が咲き始め。



ウツギはまだ蕾

タニギキョウがまだ沢山咲いている。



ウリハダカエデに実が出来ている。



ケヤマハンノキかな?



つぼみのほころびかけたミズキの花も綺麗だ。



斜面にちょっと控えめに咲き始めているのはヤマツツジ。

オンツツジより可成り小さな花だ。

おしべは5本で葉は互生していてオンツツジの三つ葉とは異なる。

オンツツジが咲き終わった頃、山中に咲くことだろう。



また風車が修理中。

長いワイヤーでモーターのような部品をつり上げようとしている。



駐車場まで帰ってくると、カマツカが大分花開いていた。

また、えんやこらと登って、落としたペットボトルを回収に行くが思い当たる所には落ちてなかった。

家に帰ると台所に置いてあった。

リュックに入れ忘れたようだ。

今日は予想以上のオンツツジの花が咲いていて嬉しい誤算。

今シーズンのエンディングは南高城のシロヤシオかな?

その後は、初夏の花やオオヤマレンゲの咲くのが楽しみだ。







総歩行距離 10.98㎞

累計標高差 ±752m

行動時間 5時間12分





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