春の里山 大川原高原 2020年03月17日  
里山倶楽部四国編 

- 春の雪 大川原高原 ―


お山では春の雪が降ったらしい。

剣山や雲早山では可成りの積雪があった模様だ。

今日は寒峰へ福寿草を見に行こうかと思っていたが、雪に埋まって見えないかもしれない。

剣山や雲早山の雪歩きも魅力的だが、桜を楽しむ季節に体が慣れてしまっている。

スタッドレスは履いたままなので、それは問題ないのだけれど。

寒い所に行く気持ちが萎えて近場で雪を楽しむことにする。



佐那河内村に入ると大川原高原が雪で白く輝いている。

頂上に向けて走っていくと、リフトアップして背にスコップを背負ったジムニーが走っている。

路面には雪は殆ど無く頂上直下に少し残っているだけ。



駐車場に着くと、ジムニーからは女性三人組が降りてきた。

女性ばかりは珍しいなあ。

雪歩きを楽しみに来たのかなあ?



結構雪が積もっている。

風車は何故かみんな止まっている。



遊歩道に入ると思ったより雪が多い。

誰の足跡も付いていないバージンスノーを歩くのは楽しい。



風もなく暖かい。

ダウンジャケットを着ていると汗が吹き出してくる。



展望台から高丸山、雲早山の眺望。

まるで日本アルプスの稜線のような雪景色。



高丸山はほんのり、雲早山は真っ白。

高城山も白くなっている。



徳島市内は霞んでいる。

先ほどの若い女性三人組がやってきた。

私のホームページを見ていただいているそうだ。

ありがとうございます。

小松島の方々で今日は雲早山に行く予定だったけれど、道路の雪が多そうなので止めたそうだ。



山の神様もお久しぶり。

ツツジのトンネル。

ツツジには少し雪が残っている。



西の尾根を降りていく。

キレイな雪だ。

サラサラで気持ちが良い。



西奥の剣山系は霞んでいる。

雪雲があるのかもしれない。



鉄塔広場からの長め。



階段道を降りて不動峠へ。



お不動産にお参りして高鉾山本峰へ。



直登路を登る元気はなくトラバースから頂上へ。

ヤッホウさんのベンチには可愛く雪が積もっている。

雪を除けるのが勿体ないので立ったまま休憩していると、先程の女性三人組がやってきた。

途中にあった赤い蕾は何ですか?

と聞かれたが、赤い蕾に思い当たらない?

暫くお話して、先に進む。



尾根を工事現場の上まで進む。

風車建設予定地は平らにする為か、かなり削られている。



自然破壊は嫌だが、眺望は素晴らしくなった。



アセビの蕾に雪が積もっていて良い感じ。

あっ!

もしかすると質問された赤い蕾って<このアセビの蕾のことかなあ?



引き返すと、ベンチで仲良し三人組がもぐもぐタイム。

楽しそうにされているので、お断りして写真をパチリ。

またお別れして高鉾山に向かう。

あっ、しまった。

赤い蕾のことを言うのを忘れた。



一旦車道に出て高鉾山に向かう。



雪道を一登りで高鉾山山頂。



勝浦の町を見ながら昼食。

先日行った慈眼寺の位置について家内と喧々諤々。

どうも位置関係が良く解らない。

轆轤山から勝浦町への稜線の向こうにあるのかなあ?



カシバードで確認すると、やはり轆轤山から下る尾根上にあった。



車道歩きは嫌なので、また不動峠まで帰ってトラバースを進む。

このトラバースは南向きなので、アセビが咲き始めている。



標高が下がると可成り咲いている。



満開になっている樹もある。



車道に出ると三人組の女性がヒップソリを手に下げて、楽しそうに降りて行っている。

滑れそうな雪の斜面もないのだけれど何処で滑ったのかな?

駐車場に降りていくと、子供連れのお母さんがやってきた。

ちっちゃな子供は可愛い。

他に何人かやってきている。

雪に喜んでいるようだ。




帰りに佐那河内のユキワリイチゲの咲く所に寄る。

ユキワリイチゲはもう花が終わっていた。

代わりにニョイスミレとハコベが沢山咲いていた。



ヤマネコノメソウに茶色い種が沢山出来ていた。

この種の様子が猫の目に似ているとか。

今日は、高い山には行けなかったが、春の雪山歩きを楽しむことが出来た。

もうコレで今シーズンの雪は終わりかな?



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