里山の秋 大川原高原 9月 2007/9/17
         

9月も中旬となって少しは涼しくなってきた様だ。

今日は家内のリハビリ第二弾 大川原高原の散策



途中の車道は道路幅拡張の臨時工事中。

風力発電工事用のトラックの為だろう。

頂上に近づくと、下のアジサイ園は根こそぎ掘り返されていた。



駐車場に車を停め、いつもの道を上がると此処でも自然林を山ごと掘削していた。

テリハラノイバラがまだ元気。



イヌタデとツユクサ



此処にも風車を建てるのか土台の建設中。

ヒメキンミズヒキが風に揺れている。



左は何回聞いても名前を忘れてしまう?

チジミザサかな?

水滴が着いて綺麗。

シロヨメナかな?

いつもながら初夏の白いキクには悩まされる。



左はノササゲ。淡紫色のエンドウ豆の様な実を付けるらしいが見たことはない。

ガバズミの実が熟れている。



風力発電の工事現場下には珍しく牛が放牧されていた。

以前は白黒のホルスタイン種の様だったが、今は大きな黒毛和種の様。

ススキが秋の気配を伝えてくれる。



勝浦方向の山

カワラナデシコがまだ咲き残っていた。



ヤブマメが可愛い花を咲かせている。



この小さなキク科の花は?

右はミヤマハンノキそっくりだが..



ワレモコウ(吾木香)の多く生えている所もある。

よく見ると小さな花が集まっている。

花弁はなく花の様に見えるのは萼



左の蕾は何の花?

右はダイコンソウ。



イタドリとトウバナ



眉山とその向こうに紀伊水道

私の住む家は眉山の手前の白く見えている辺り。



頂上直下の工事現場。



クルマバナとノコンギクかな?



?とシコクアザミかな?



キバナアキギリが一面に咲いている。

ピンクの角とシベが愛らしい。



展望台の下で昼食。

ふと展望台の奥を見ると古い石積みの中に二つの石の社が鎮座している。

新しい日本酒が供えられている所を見ると今でも祭られている様だ。

近くの石に「?総鎮守」「三?神宮」と彫られている。



ゲンノショウコとミズヒキ



左はシロヨメナの様だけど..

右はシュンジュギク?



地面からこんなのが一杯立ち上がっている。

葉を探しても見つからない。



こんなのもあるが花の下にはモミジの様な葉がある。



トリカブトとイシヅチウスバアザミ



左は少し代わったゲンノショウコ?

ヒメキンミズヒキが暗い林間で一際目を引く。



ヤマジノホトトギスが地面にへばりつく様に咲いている。

葉はまるでカタクリの葉の様だ。

よく見るとシベにミツが沢山付いている。このミツで虫を集めるのかな?



木の実何の実?

アキノタムラソウも多い。



いつも大川原高原で見かける似たりの男性が何か一生懸命に写していた。

私も三脚をお借りして撮影。

この方達は週に3日は大川原高原に来ているらしい。

ツルニンジンの蕾を初めて見た。何かの実みたいに見える。



シギンカラマツはムラサキのツボミが決めてで、紫の萼は開花すると落ちる。

後ろにムラサキの小さな玉が移っているのが蕾。



カラマツソウやモミジカラマツと明らかに違う小さな葉。



先ほどの男性に教えて戴いてシオガマギクを見に行く。

ショッキングピンクの花が絨毯の様に咲いている。

一見トモエシラガマだと思ったが葉が対生。

トモエシラガマは本州北部に咲く。



シオガマギクのピンクノ絨毯の向こうに色の濃いピンクが更に続いている。

いつも見るシコクママコナより色が濃い。

ミヤマママコナかと思ったが、昼行灯さんから、苞の縁に刺毛状のきょ歯があるのでシコクママコナだと教えて戴く。



苞って何処にあるんだろうかとよく見たら、花の付け根の所に小さな葉の様なのが..

確かに鋸歯がある。



色の濃いトリカブト発見。

剣山などに沢山咲いているシコクブシと同じ感じ。



この可愛い花はヌスビトハギの仲間でヤブハギ。



先ほどの白い玉を付けている野草が花を開いていた。オオバショウマだと蘭ちゃんに教えて戴きました。




タカクマヒキオコシ。



ツルリンドウに白っぽいトリカブト。サンヨウブシかも?



モミジガサの群落




左不明花。

スズコウジュだと、コマクサさんと流れ星さんに教えて戴きました。

団地の下の田圃の畦道にはヒガンバナが..

沢山の花を見ながらの散策は心地よい疲れだった。

帰りに、一軒茶屋でソフトクリームを購入。

このソフトクリーム、昔は甘くて辟易したものだが改良されてとても美味しくなっている。

でも350円は少し高いかな?

茶屋のお姉さんと工事関係者が話しているのを聞いた所、9月末にはプロペラなどの機材が運び上げられるそうだ。

後でお姉さんに聞いた所、先日説明会があったとのこと。

今度の風力発電設備は寿命20年。その後はどうするのか尋ねたら

「今まで10年しか実績がないのでその先は解らない」

15期の風車をどの範囲まで建てるのかも不明だが、牧場の範囲だけに止めて自然散策路の方は残して欲しい。

1万9500KW(15基)で来年10月運転開始だとか。


四国電力HPより完成予想図

この写真では旭ヶ丸山頂の辺りまで風車が設置されている様に見えるのだが..

HPで計画図を探しても見つからない。