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冬の里山 |
雪の大川原高原 |
2008/1/3 |
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− 思いも掛けず、動物の足跡しかない新雪の山歩きを楽しむ ー
元旦に降った雪も近くの山では殆ど融けてしまった様だ。
大川原高原も下から眺めると、白い部分が殆ど消えてしまっている。
少しは雪が残っているかと偵察に出かける。
佐那河内から車道を登って行くと意外と雪が残っている。
駐車場への道は今日は誰も通っていないみたい。
駐車場に来ると誰もいない。
スパッツを付けるのも面倒。
どうせ大した雪ではないだろうと出発。
処が登山口に向かうと結構雪がある。
昨日雪が降ったばかりに誰か登ってきている。
スキーの跡が付いているので一人楽しんだみたいだ。
雪が降ってからの登山者は一名のみ登って行ってスキーで降りてきている。
後は動物の足跡が一杯。
ナンゴクミツバツツジのトンネルは雪で枝が下がり、頭から雪だらけになる。
風紋が美しい。
段々雪が深くなる。
それにしても誰も歩いていない雪道を歩くのは気持ちが良い。
その内雪が段々深くなる。
牧場との境界のフェンスは雪に埋もれている。
吹きだまりでは簡単に膝まで埋まってしまう。
吹きだまりの固まりを越えるのに足が上がらない。
ラッセルの基本、膝で押さえて二段に足を運び進む。
しかし、終いには手の肘も使い匍匐歩行となってしまう。
こんな時体重の重いのが致命的。
二本蹄の動物の足跡が続く。シカだろうか?
屈んで深い雪の中を歩くのは疲れる。汗ビッショリ。
やっとツツジのトンネルを抜けた。
眉山とその向こうの紀伊水道がクッキリと見える。
展望台の椅子にもかなりの積雪。
展望台からの眺望。
高鉾山方面と旭ノ丸
スーパー林道もかなりの積雪の様だ。
馬酔木のトンネルは余り雪が深くない。
旭が丸頂上もひっそりと静まっている。
そのまま稜線を進む。
高鉾山との分岐からカタクリの道を右に進む。
急な階段道も段差が埋もれて快調。
林道への分岐も雪の中。
林道も動物の足跡しかない。
鳥の足跡と尻尾をひこずった様な足跡。
キツネだろうか?
昔やはり雪の日にこの辺で大きな尻尾のキツネに出会ったことがある。
北斜面は風もなくポカポカして気持ちが良い。
景色も最高。
風車建設予定地も雪の中。
駐車場まで帰ってくると沢山の轍が..
東屋でゆっくりと昼食をする。
昼食後、新しく装着したスタッドレスのテストも兼ねて旭ノ丸林道を行ってみることにする。
実は今までは雪道でもオールシーズンタイヤにタイヤチェーンで走っていた。
チェーンなしのスタッドレスはチェーンの様にゴリゴリと進む力強さはないが、結構グリップしてブレーキも良く効く。
途中から梅木谷林道に左折し上勝を目指す。
この林道はかなり厳しい。
雪で小枝が道に被さりボデーをガリガリと擦る。
後で見たら線傷だらけになっていた。
一旦上勝に出てからまた灌頂ケ滝に向けて登る。
見上げる様な崖から水がチョロチョロ流れている。
やはりもう少し水量がないとね。
その後慈眼寺にお詣り。
穴禅定の試しの石柱があった。
試してみたらお腹がつかえて通れない。
それを見ていたお寺の人が、「これでは穴に入れませんね。」
また大川原高原まで帰り徳円寺に向かう。
六郎山を巻いて進むと雪が深い。
杖立権現越えまでの道には、団地造成の様な大規模工事現場が続く。
風力発電用の風車建設工事は想像以上に大規模だ。
徳円寺は雪の中に静かに佇んでいた。
今年は誰もお詣りに来ていない様だ。
雪に埋もれたシャクナゲの間を抜けて雪に埋もれた階段を上ってお詣りをする。
自宅からこんなに近い所で雪と戯れることが出来た。
大川原高原は直ぐに雪が積もるのでまた天気の良い日に雪を楽しみに来てみたい。
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