- アケボノスミレ満開の竜王山 -
今週末は快晴の日が続く。
アケボノツツジを求めて薬研谷はさぞかし賑わっていることだろう。
昨日、一昨日は野暮用があり山に行けなかった。
留守番をしていた家内のフラスレレーションは最大に溜まっていることだろう。
どこへ行きたいかと聞くと、竜王山に行きたいという。
この季節、竜王山の尾根歩きは静かに花を楽しむことができるので家内は大好きのようだ。
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久保谷の登山口から出発。
8時2分
バッコヤナギ??の花が咲いている。
もうしばらくすると綿毛がフワフワと飛び出すことだろう。
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川辺りにある白い花はなんだろうか。
随分と沢山群生している。
ねこバスさんからミツバウツギだと教えていただきました。
ありがとうございます。
本州以南に分布 落葉小木 葉は三枚ずつ付く
沢沿いや川沿いに見られることが多い
花びらは完全に開かないままで下向きに咲く おとなしい感じ
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三出複葉の葉が確認できます。
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この白い花はイチゴの仲間かな?
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登り始めの谷は随分と傷んでいるが危険なことはない。
ホウチャクソウの花が咲き始めている。
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イチリンソウは標高の低いところでは終盤。
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ウワバミソウはまだ蕾
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何度も沢を渡って行くが水量は減っている。
谷を上がって行くと日が差してきて新緑が美しい。
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オトシブミがたくさん落ちている。
オトシブミのメスは初夏のころ、ある特定の若葉を巻いて揺籃を作る。
この葉を広げてみるともっとも内側に卵が1個だけ生みつけられている。
幼虫は揺籃の葉を食べて育つという、非常に合理的で無駄のない仕組みになっている。
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アワコバイモはもう青い実になっている。
標高が上がるとイチリンソウはまだまだ綺麗だ。
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フタリシズカに蕾ができ始めている。
ニリンソウはもう終盤。
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イチリンソウもこれで見納めかなあ。
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ヒトリシズカも花の終盤。
ヤマルリソウは今が盛りと咲いている。
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トリガタハンショウヅルが咲き始めている。
西国観音霊場16番清水寺の十一面千手観世音菩薩像。
この後17番以降は三頭神社への参道沿いにある。
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三頭峠に到着。
9時7分
標高は800m
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おっぱい地蔵の右の遍路道の石標には左馬道と刻まれている。
昔は馬でこの峠を超えて金毘羅参りをしたようだ。
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馬や旅人のための井戸は今でも水を湛えている。
少し休憩してから出発。
ここから寒風越まで2,400m
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マムシグサやホトトギスが顔を出している。
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たった標高差100mの登りだがきつい登りを頑張ると4等三角点「久保谷」913mのピークに着く。
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アベマキの多い尾根道はアップダウンの連続。
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ベンチのあるピークでまた休憩。
アンパンの行動食を食べる。
急坂を下ってまた2つほどピークを越える。
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やっと寒風越に着く。
10時22分
ゆっくりと休憩してから一等三角点のピークに向けて黙々と登っていく。
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苦しくなった時、大柄で鮮やかなスミレのアケボノスミレが出迎えてくれる。
去年は時期が悪くて花の最盛期には出会えなかったが今年はすごい群生。
少しまだ巻いている葉も元気に出ている。
この花は少し色が濃いがクロバナアケボノスミレとの中間種かな。
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アケボノスミレに元気をもらって更に上るとギンリョウソウの蕾。
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距がぽってりしているのもアケボノスミレの特徴。
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ピーク近くのアケボノスミレは明るいピンクの花がとても綺麗だ。
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クロフチタチツボスミレや真っ白なヒゴスミレの共演。
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足の踏み場もないほどスミレが咲いている。
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スミレを楽しんでいるうちに三角点ピークに到着。
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下りにもアケボノスミレとクロバナアケボノスミレの共演。
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ケスハマソウも咲き残っている。
11時9分竜王峠着。
此処でも行動食を食べて休憩。
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道路脇にはニョイスミレが群生。
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道端にはオカスミレがこれでもかと咲いている。
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オカスミレとよく似ているが、茎や距などに毛があるアカネスミレも群生。
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ヒゴスミレも驚くほど咲いている。
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ニョイスミレやタチツボスミレもいっぱい咲き乱れている。
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この白いスミレはなんだろうか?
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階段道にはチゴユリが群生している。
まだツボミが多いが咲いている花をパチリ
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白色のキランソウに似た花が沢山咲いている。
上唇の裂片が大きいのでツクバキンモンソウではなくてニシキゴロモだと思う。
12時7分 阿波竜王山到着
食事をしていると二人の男の子連れの男性がやってきた。
小さな男の子の兄弟は「今日は」「さようなら」ときちんと挨拶してくれた。
お父さんの教育が行き届いているのだろう。
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霞んでいて眺望はない。
お腹もいっぱいになったので出発。
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一旦下って、傷んだ階段道を登りキャンプ場からの道と交わるとまた急階段の登り。
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阿波竜王山から20分ほどで12時44分 讃岐竜王山着。
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一休みしてからまた割れ地蔵まで引き返す。
今日はここから浅木原へと下る。
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ふかふかの気持ちのよい道を下っていく。
ミヤマシキミに花が咲いている。
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途中、雨島峠への分岐があるはずだが気が付かなかった。
クロモジの若葉がきれいな道を下っていく。
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大きな栗の木園を過ぎるとフデリンドウが群生している。
淡いブルーが綺麗だ。
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クロモジが多いところだ。
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黒川家が子孫のために森作りをしているようだ。
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キランソウが沢山咲いている広場に出るとそこは東の里。
13時47分着。
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骨董店や100円食堂がある。
100円食堂で山の湧き水をごちそうになる。
おばちゃん達ありがとうございました。
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さて此処からは車道歩き。
ピンクのアケビの花が咲いている。
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白い木の花が満開。
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見上げると阿波竜王山のコルにある最近工事の進んでいる林道が見える。
不気味に山肌を削ってどこまで続くのだろうか。
ガマズミの花が満開。
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ヤマフジとセトウチウンゼンツツジの花
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アキグミの花かなあ
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牡丹桜が満開
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ピンクの点々があるセトウチウンゼンツツジ
遠くから見ると花が淡いピンクに見える。
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川奥集会所に到着
15時丁度
杉王神社のベンチで休憩。
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まだ山桜が満開。
アキグミには沢山のマルハナバチが群れている。
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川奥の畑には、横畑の畑と同じ野菜?が植わっている。
ユキモチソウが幾つか咲き始めていた。
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15時38分 久保谷の駐車地点に帰ってきた。
歩数計では33,440歩
今日はたくさんのスミレに出会うことが出来て大満足の一日だった。
汗もかいてビールが美味しい季節となった。
来週はいよいよゴールデンウィーク。
どこへ行こうかな?
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総歩行距離 15.3㎞
累計標高差 ±1,403m
里山倶楽部四国編
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