秋の里山 柴小屋山 大道丸   2015.11.24
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- ガスの中の柴小屋山 大道丸 -

昨日は、中津峰山に登ろうとしたが雨が降り、如意輪寺で百味大護摩供養を見るだけに終わった。



百味供養

観音さまへ御礼の報謝の意味で、山海の珍味を模した百種の供物に相当するお菓子(百味)を供えて、感謝の法楽を営む。



護摩供養

護摩木に願い事を書く。

500円。

読経の響く中で、大導師が願いを書いた護摩木を投げ込み焚く。

火が収まると塩を撒き清め大導師が渡り、その後参拝者が大願成就を祈願して続く。



今日は天気予報は午前中は晴れで午後から曇り。

スーパー林道が通行止めになる前に雲早山に登ろうと出発。

しかし、観月茶屋を過ぎた辺りから一面のガス。

雲早山登山口に付くと雨が本降りとなった。

10時過ぎまで待ったが、やむ気配はない。

諦めて数メートル先も見えない中を超微速で神山に向かう。

柴小屋山登山口まで来ると相変わらずガスで視界は悪いが雨がやんだ。

せっかくだから柴小屋山に登って帰ろう。



風と霧雨でダウンを着ていても寒い。



完全に葉を落とした木々の間を落ち葉を踏みしめながら歩く。



シャクナゲにはまだ花芽が出来ていない。

今年はサッパリだったが、来年の花の具合はどうなんだろうか。



ガスに霞んだブナの木も雰囲気があって良い感じ。



シコクママコナが群れ咲く大岩も苔と落ち葉の色合いが良いなあ。



ガスの中の静かな山歩きも良い物だなあ。

と、鳥居手前の急坂を下りようとして思い切り滑った。

家内にぶつかりそうになり、体をねじると二回転ぐらいして岩の手前で止まった。

落ち葉の下に濡れた木の根があったようだ。

最近よく滑るなあ。



柴小屋神社の鳥居も久しぶり。



木地師の山、柴小屋山が神秘の山に見える。



ガスの中のブナは何とも言えない良い雰囲気。



落ち葉と、枯れた草が素晴らしい色合いだ。



来年は沢山花を咲かせて欲しい。



柴小屋山到着

ブナの落ち葉が茶褐色の高級絨毯のようだ。



ちょっとした登りでも、山頂を踏むと気持ちが良い。



ブナはガスに巻かれるのが大好き。

何百年も生き続ける命の源だ。



そのまま大道丸に向かう。



雪が積もると風紋が美しい尾根道を登っていく。



大道丸到着。



以前は、伐採した木が積んで有り椅子代わりになったが、いつの間にか腐って消えてしまった。

熱いコーヒーを飲みたいが、座るところがない。



アセビのピンクの冬芽が綺麗だ。



この芽はなんだろうか?

シロモジの冬芽に似ているようだが。



ミツバツツジの冬芽も沢山出来ている。



また引き返して車の中で昼食。

天気予報には裏切られたが、ガスの中の山歩きもまた楽しかった。



帰りに、西野間で地神塔を見つけた。



地神塔の後に木地宮がある。

木地師のお宮だろう。



大戸地大権現とは?



古くて良く解らない石塔?

良く通る道でも通る度に新しい発見がある。

祠の謂われは、役場で聞いたら解るかな。


明日からは気温が下がり、高山では雪が降るようだ。

スタッドレスの用意をしなければ。




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