冬の里山 |
柴小屋山 2015.12.26 |
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- 芝小屋山 大道丸周回 -
先日受けた会社の健康診断の結果が帰ってきた。
メタボ改善必要のコメントは何時もの事だが、今回は不整脈で要精密検査の診断結果も付いていた。
昨年の11月に不整脈による心不全で一時的に意識を失い転倒したが、もう良くなっていると思っていた。
やはり、完全には直っていないようだ。
精密検査をして結果を会社に報告しなければならないので、昨日検査に行ってきた。
診断結果は軽度の洞性不整脈で通常の生活では心配ないとの事だった。
しかし、ストレスや飲酒には注意しなければならないとのこと。
というわけで今日はストレス解消のため、近くの山を散策する事にする。
今朝の気温は少し低いが、霧氷が期待できるほどではない。
ノンビリと歩ける山に行こうかな。
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大川原高原にも雪はないようだ。
神山町役場から柴小屋山に向かう。
登山口の駐車場には犬を乗せた軽四トラックが4台ほど停まっている。
狩りをするのなら嫌だなあ。
出発準備をしていると無線が入って4台とも走って行った。
快晴だが、徳島市街から先はかすんでいる。
気温は丁度1度。
吹く風は驚くほど冷たい。
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去年の今頃は沢山雪が積もっていた。
乾いた落ち葉を踏みながら登っていく。
落ち葉の下は霜柱が出来ている。
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最初のピークで気温はやはり1度位。
日が差してきたが気温は上がらない。
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柴小屋神社の鳥居も寒そうだ。
芝小屋神社は元々妙見神社奥の院とも呼ばれていた。
その妙見神社が何処にあるかわからない。
鳥居を奉納した妙見神社氏子は神山の人たちなのか上勝の人たちなのか?
柴小屋神社は場所的には丁度、両村の町境にある。
一般的に妙見神社は元々妙見宮で妙見さんと呼ばれている 。
祭神「妙見尊」は、北極星と北斗七星つまり天の中央を定位とする「北辰」だとされている。
妙見宮は寺院であり明治の頃に妙見神社になったそうだ。
妙見尊が北辰だとすれば、妙見神社氏子は南の上勝町の人たちという事になる。
現在、上勝町にも神山町にも妙見神社は見あたらない。
尚、佐那河内村下中辺に妙見神社があるが、場所的にみて違うと思われる。
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寒々としたブナ林の中の階段道を登っていく。
足下には大きな霜柱がびっしり。
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焼山寺山を中心に神山の山々がよく見える。
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トラバースのシャクナゲは割と沢山の花芽を付けている。
大爆発と言わずともそこそこの花が咲きそうだ。
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ブナ林の中の柴小屋山山頂に着く。
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以前、柴小屋山は大好きな山だった。
しかし、数年前の雨氷でブナやヒメシャラが大被害を受けた。
枝が折れたり倒れたりした痛々しいブナ達の姿を見て痛々しくて足が遠のいた。
しかし、新しい小枝が成長して美しい姿が戻ってきている。
後数年もすればまた美しいブナ林を見る事が出来るようになるだろう。
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十分に初冬のブナを楽しんで大道丸に向かう。
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一旦降りて少し登り返すと大道丸頂上。
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雲早山方向にも全く白いものは見えない。
ノリウツギのドライフラワーが沢山残っており面白い。
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ミツバツツジの冬芽が大きくなってきている。
足下には大きな霜柱が出来ていて歩くとバリバリと言う。
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久しぶりに薬研谷に向かう。
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ヤマハンノキに沢山の雄花が咲いている。
赤くて初々しいので実ではないようだ。
花なら2~3月に咲くはずなのにおかしいなあ。
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リョウブの冬芽はまだ小さい。
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倒木が多い。
ヒオウギの群生地にはヒオウギの跡形もない。
今年も沢山咲いたのだろうか。
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途中まで造られて放置されている林道に着く。
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右には高丸山と旗立山、赤石丸。
右後ろには大道丸
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シロモジに可愛いまん丸の冬芽が出来ている。
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このちょっと赤い冬芽は何だろうか。
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ミツバツツジの冬芽は赤くて綺麗だ。
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大道丸へ回り込んできている林道は新しい林道とどう繋がるのだろうか?
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今日は東の尾根から下る。
冷たい風が吹いてとても寒い。
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向こうにアケボノの咲く大岩が見える。
アケボノ展望台の手前から右上の大岩の下でちょっと早い昼食。
日が当たって風も遮られているので暖かい。
今日は激辛担々麺と巻き寿司。
時間があるのでコーヒータイムもユックリと楽しむ。
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食後、痛んだ急坂を下りるが、ザレタ石の下に霜柱が出来ていてとても滑りやすい。
薬研谷の滝はまだ凍っていなかった。
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湿った所には氷が張っている。
林道は益々深く掘れていてもう道とは言えなくなっている。
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新しく造っている林道の排水路が途中で切れている。
雨が降ると新しい林道の水が下の林道に一気に落ちて流れる。
こんな工法が許されて良いものなんだろうか。
やはり排水路はきちんと最後まで造らなければと思う。
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林道の工事は土曜日でも続けられている。
一体この先どの様にして先ほど見た大道丸の林道につながるのだろうか。
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ブナやヒメシャラの綺麗な四国の道を登っていく。
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森の放浪士ツチグリが落ち葉の中でその一生を終わっていた。
凍るとやっかいな傾斜のあるトラバースも霜柱が凍っていて歩きやすい。
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誰も来ないだろうと思っていたのに男性が一人木の杖だけをついておりてきた。
何も持っていないが、どこから来て何処へ行くのだろうか。
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稜線を越えて林道まで下りて帰る。
ヤマハンノキの雄花が至る所に咲いている?
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この林道が出来てからもう18年。
いつ供用開始するのかわからないが、大雨の度に修復工事をしている。
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高根山の大岩をしたから仰ぎ見ながら車まで帰る。
ヒメシャラに新芽が出てきて輝いている。
まるで早春の気配がするようだ。
帰りに神山温泉に寄ると26日で風呂の日とかで600円が500円に割り引き。
些細な事だが嬉しいなあ。
神山温泉はヌルヌルスベスベで徳島の温泉では一番の泉質だと思う。
今日も倒れることなく山を歩く事が出来た。
この幸せに感謝しなければならない。
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