秋の里山 焼山寺山  2021年11月19日  
里山倶楽部四国編 

- 焼山寺山 紅葉 ―

今日も秋晴れの予報。

毎年恒例の焼山寺山へ紅葉を見に行こう。



左右内川沿いに駐車して歩きはじめる。

河畔のイチョウが真っ黄色に黄葉している。



黒口神社にまずはお参り。

畑の雑草の朝露が朝日に輝いている。



数年前まで祀られていたおフナトさんが崩れているのは悲しい。



紅白の南天



お不動さんに御挨拶して鍋岩荘前へ



この古道が平成年に11年に整備された時に建てられたお堂。

由緒書きが半分見えなくなっている。



この山の神様も平成16年に建てられている。



の鼓動は舗装された道だが、橋が落ちて居る。

赤い橋が個人で架けられているが車は通れない。



鍋岩で車道に復帰して鍋岩橋を渡る。



廃校になった小学校のプール。

子供達で賑わったのは何年前のことだろうか。



急な車道を上がっていくと、台車に巡礼用品をビッシリと積んだ男性が休んでいた。

こんな大荷物でお遍路さんは大変だろうなあ。



途中から遍路道に入る。



青石の敷かれた旧遍路道を行く。



遍路道脇には古い石垣が続く。

昔は畑が作られていたようだ。



以前は桃源郷と呼ばれていた広場に着く。



杖杉庵の杉と大イチョウが見えてきた。

足元にムラサキサギゴケが咲いている。



以前、冷たい飲み物を頂いたお爺さんの小屋。

冷蔵庫に飲み物を入れてあるので、何時でも自由に飲んでと言っていた。

そのお爺さんが見えなくなってから随分と年月が経った。



杖杉庵に着く。



大イチョウが綺麗に黄葉している。



少し日陰となっているので日がもう少し昇るまで休憩。

勝浦の小さな蜜柑が美味しい。



行き倒れの無縁墓が大事に祀られている。



お大師さん像と無縁墓。



馬車道を行くと車道に出る。



また山道に入っていくと紅葉が綺麗だ。



綺麗だなあ。



また車道を渡る。

県外ナンバー車が次々と走っていく。

コロナ対策が緩和されたせいかな。



赤いモミジと黄色いモミジ



焼山寺に着いた。



青石の石段を登って行く。



山門に着く



黄色に燃えるようなイチョウとお大師さん。

まるで炎の中に立っているみたい。




境内の巨大杉



まずは鐘楼で鐘を一突き。

わお~ん ワオ~ンと本当に良い音がする。



12社神社にお参り。



虚空蔵菩薩さんにお詣り。

虚空蔵菩薩は私の守り仏。



宿坊前の椅子で一休み。


上勝・大川原ウィンドファームの建設中の風車の数が増えている。



高鉾山本峰にも風車が建設中。

いよいよ佳境に入ってきた。



一休みしてから奥の院に向けて出発。

センボンヤリの種がまだ多く残っている。



杉木立が高く薄暗い中でモミジの紅葉が綺麗だ。



少しづつ紅く色付いているのが綺麗だ。



カヤの大木



大蛇を閉じ込めた大岩。



赤樫の大木は今日も威圧感が凄い。



クサギの実と戦艦ヤマト岩。



イヌブナの紅葉はブナの紅葉よりスコと赤茶色い。



竜王窟との分岐からは厳しい稜線歩き。



杖立権現にお参り。



ドウダンツツジが真っ赤。

高城山が正面に見える。



焼山寺山頂(奥の院)着。



砥部テックさんの山頂標識。

天狗塚山頂にもある。

松山の発明王でアマチュア無線の大先輩。

元気にされているだろうか。



剣山山系の山々を眺めながら昼食。

暖かいので、ゆっくりとコーヒーブレイク。



随分とゆっくりして下山。

暖かいと思ったら14.6度もある。



明るくなって紅葉が綺麗だ。



紅葉は、明るい秋空が似合う



コナラの紅葉もきれいだ。



色付き始めているのはアズサ?



コシアブラはもう殆ど落ちている。



ヤブムラサキとネジキの紅葉



コシアブラとモミジ



イヌブナ



焼山寺に帰ってきた



また宿坊のベンチで休憩。

真っ直ぐで長い旗のポールは杉の木。

切り倒して石の上に建ててあるのに上部の葉は茂っている。

不思議だ。



お尻丸出しの可愛い子供地蔵さんを見ながら下山。



なんとなくいい感じの電話ボックス。



空海の道を下って行く。



おフナトさんが残っているが祀られていない。

杖杉庵に到着。



梅の木にツタの実。



?の花とコセンダングサの引っ付き虫



ハダカホウズキとお茶の花



石畳の道を降りて車道へ。

鍋岩の駐車場にバスが駐車中。

徳島商工会議所の女子部が参拝中だとのこと。

今日は眉山の地蔵峠下に道標を設置しての帰りらしい。



鍋岩荘の所でワンちゃんが散歩中。

四国犬で賢いとか。

四国犬とは初耳だが、調べてみると

オオカミにもっとも似ているといわれるくらい、野性味あふれる外見です。

きりっとした精悍な顔つき、骨太で筋肉質の引き締まった体型。

首は太く、小さめの耳は直立し、しっぽは太くくるりと巻くか、緩いカーブで背中に傾いています。

平地を速く走るというよりも、足場の悪い急斜面などでもバランスを保ちながら力強く、軽やかに移動する骨格形成をしています。

とにかく生物としての「犬」の優れた機能性を純血種ながら保持している中型日本犬です。


本来の作出目的は、四国山地周辺の山村における鹿や猪等の狩猟およびそれに伴う諸作業。

山地での激しい狩りにも耐えうる体力・持久力があり、温暖湿潤気候に強いとのこと。

昭和12年に、天然記念物に指定されたそうです。

骨格の特徴から弥生犬をルーツに持つとされています。

飼い主に忠実で、賢いが、野性的なので飼うのには相当な覚悟がいるみたいだ。

このような犬が四国にいるのなら、外国の訳のわからないオオカミを鹿対策に持ち込まなくても良いのではないかと思う。





総歩行距離 11.9km

累計標高差 ±1,120m

総行動時間 7時間7分



今夜は月食で6時過ぎには殆ど月が隠れてしまった。



里山倶楽部四国

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