夏の里山 |
高丸山 2015/06/28 |
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- さわやかな風が吹く高丸山 -
久しぶりに一日中良い天気の予報。
東赤石山ではタカネバラが花の盛りだという。
会いに行きたいなあ。
しかし、午後には野暮用が有り遠くに行くことが出来ない。
花には期待できないが短時間の散策には最適な高丸山に行くことにする。
終了間際に、なでしこジャパンが1点を入れて勝利したのを見て出発。
駐車場に着くと日曜日だというのに先着車は3台だけ。
やはり花の端境期には登山者は少ない。
日が差しているが空気は冷たい。
シコクトリアシショウマが花の盛り。
フタリシズカは花を落としている。
ヤマアジサイが可愛く咲いている。
ヤマジオウはまだ蕾が見えない。
石祠が無くなってしまったお不動さんと石祠の中に鎮座している石仏にお参り。
ウリノキの花が沢山咲いている。
緑溢れる登山道を登っていく。
ヒメシャラの葉も色濃くなっているが花は見えない。
トチノキは益々緑濃い。
林道を横切る所で男性が追い抜いていく。
三つ尾の峠で水を飲み一息入れる。
真っ赤なヤマツツジがまだ咲いている。
もうそろそろ見納めだと思うと寂しくなる。
昨日、剣山でも出会ったがギンリョウソウがまだ咲いている。
この花も低山では見納めだろう。
展望台まで来ると此所でもヤマツツジが真っ赤に咲いて目を引く。
リョウブの花が咲き始めて、シロモジの丸い実が大きくなってきた。
ドウダンツツジも沢山咲いているように見えるが半分以上の花がすでに落ちている。
今年はブナの実が落ちずに沢山残っている。
ドングリが楽しみ。
登山口から1時間足らずで高丸山山頂着。
高丸山はお手軽に素晴らしい眺望を得ることが出来る良い山だ。
歳をとっても高丸山なら登れそうな気がする。
頂上には先ほど追い抜いていった男性とご夫婦が休まれていた。
頂上にもアカショウマが咲いている。
トゲアザミも咲き始めている。
高城山や雲早山の頂上付近は厚い雲に覆われている。
剣山方向は全く見えない。
方位盤は水が溢れそう。
タバコの吸い殻はどこかへ行っていた。
水抜き穴が無いので大雨が降ると水が溢れてタバコの吸い殻などは流されてしまうようだ。
先ほど追い抜いていった男性は加茂谷の遍路道の修復ボランティアをされている方だった。
かも道の話などでしばらく盛り上がる。
ボランティアを続けたおかげで国の史跡に指定されて、さぞかしやりがいを感じることが出来たでしょうね。
しばらく話をしていると寒くなってきたので下山開始。
緑のシャワーを浴びながら緩やかに山を下り旗立て山に向かう。
ガマズミが未だに満開で一杯花を咲かせている。
ヤマボウシは花が散っている。
ブナの林の中を歩くのは気持ちが良い。
この稜線のブナはまだ200年は経っていない若いブナだが一番生命力を感じる。
林道に下りるとブナの花が満開。
トチノキには小さな実が出来ている。
雲早山の雲が取れて砥石権現まで顔を出した。
カエデに沢山のプロペラの実が出来ている。
旗立山山頂に向かう。
ノリウツギだろうか沢山のつぼみを付けている。
階段を上りきった所には色々な苔?が生えている。
旗立て山に着くがまだ昼食には早いのでそのまま赤石丸に向かう。
下って行くと石英を多く含んだ大岩がある。
閃緑岩だろうか。
緩く登り返して図根三角点へ。
イチヤクソウの蕾が出ていた。
コナスビがまだまだ元気。
赤岩にやってきた。
この赤岩は博物館でお聞きすると赤色チャートだという。
チャートは陸から遠く離れた深海底で、放散虫などの二酸化ケイ素(SiO2)の殻をもつ生物が集積してできたものだ。
色が赤いのは、酸化鉄鉱物を含んでいるため。
白い帯があるのは二酸化ケイ素(石英)の結晶。
2億年前の中生代ジュラ紀に出来たものだそうです。
それにしても此所から赤石丸にかけてこの赤色チャートの岩がゴロゴロしているのに驚かされる。
此所でもシコクトリアシショウマが多い。
ニガイチゴの実は如何にもまずそう。
エゴノキの花が少しばかり落ちている。
前回来た時には全く咲いていなかったが、その後咲いたようだ。
バラいちごの花が咲き始めている。
一旦林道に出て赤石丸に向かう。
此所にも赤岩が多い。
赤石丸に着いた。
お腹がすいているがチュ食を食べるには落ち着かない場所だ。
すぐに引き返すことにする。
林道歩きは退屈だ。
特に上り坂は嫌になる。
山椒の実ができはじめていた。
気温は21度だが湿度が低いので涼しく感じる。
バライチゴの花が至る所に咲いている。
バライチゴの実は美味しいので実がなるのが楽しみ。
ヒラヒラとやってきたのはツマグロヒョウモン。
しかし写真を写す前にどこかへ飛んでいった。
次にやってきたのはヤマキマダラヒカゲかな。
おとなしく写真に収まってくれた。
この蔓性のは植物は?
ミヤマザクラの赤い実が可愛い。
イヌトウバナとキランソウも咲き残っていた。
トゲの少ないアザミはノアザミかな。
旗立て分岐まで帰る稜線は冷たい風が吹いて、寒くてジャケットを着用する。
高丸山の広場まで帰ってくるとヒコサンヒメシャラに一輪だけ花が咲いている。
今年は花が終わったようだ。
ヤハズアジサイはまだつぼみが堅い。
ヤマアジサイの可憐な花をもう一度楽しんでから駐車場に帰る。
駐車場にはもう他の人の車は停まっていなかった。
今日は登山者が少なかったようだ。
帰りの林道でホタルブクロが沢山花を咲かせていた。
此所のホタルブクロはふっくらさん。
急いで帰って夕方からの野暮用を済ませる。
テレビではギリシャ問題が話題となっていた。
やはりディフォルトになるのかなあ。
明日は証券会社は大変かも。
総歩行距離 8.6㎞
累計標高差 ±843m
歩行数 14,721歩
里山倶楽部四国編
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