秋の里山 高丸山    2016.11.05
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- 高丸山 ブナとカエデの紅葉 -

今日は一日中秋晴れの予報。

高丸山へブナの黄葉を見に行くことにする。



朝早く起きて、高丸山駐車場に7時20分に到着。

予報通り青空が広がっている。

30分過ぎに出発。

遅くまで咲いていたシコクアザミが綿毛になっている。



アサマリンドウがまだ少し残っている。

まだ色が青いので花が開くかもしれない。



青空にまん丸い高丸山頂上。



いつもの様に石仏にお参りしてから出発。



三ツ尾の峠に向かう。



トチノキが紅葉している。

風の所為か葉が傷んで例年のように美しくはない。



淡く黄葉しているのはシラキだろうか。



ツルシキミの赤い実が朝日に輝いている。

ブナはまだ青い葉も残っているが、そこそこ黄葉している。



端正な姿のブナは、葉を可成り落としているがそれでも綺麗だ。



三ツ尾の峠で一息入れてから頂上に向かう。



登山道脇のコハウチワカエデ(イタヤメイゲツ)がちょうど見頃に紅葉している。



アオハダの実が熟れて青空に映えている。

アオハダの樹皮は灰色だが、少し剥ぐと緑色の内皮が出てくるらしい。



高丸山の南斜面は、アケボノツツジの紅葉で赤く染まっている。



見晴らし岩まで登ると、一本ブナのピークが美しい。



剣山が正面に見えている。

今日は珍しく、一ノ森の左に、次郎笈がクッキリと見えている。



ナツツバキの紅葉は、テカテカと光って綺麗だなあ。



標高が上がると、ドウダンツツジが真っ赤に紅葉している。



ミツバツツジの紅葉は少しチョコレート色。



リョウブの葉が落ちて実が寒々と見える。



ドウダンツツジの紅葉は鮮やかだ。



ドウダンツツジの向こうに剣山、一ノ森。

秋晴れで空気が澄んでいるのかクッキリと見える。



綺麗に黄葉しているブナも増えてくる。



ドウダンツツジが朝日に輝いて、秋の山肌を染めている。



高丸山山頂着。

8時39分。



正面の雲早山もクッキリと見えている。



山頂直下のカマツカも赤い実を付けている。



ポカポカ暖かくてノンびりしたいが、青空が広がっている間にブナの黄葉も見たい。

早々に出発。

今年は沢山花をつけたナツツバキの実は、もう弾けていた。

名前はツバキだが、実を見るとやはりヒメシャラの仲間。



高城山のドームもきれいに見えている。



正面に大川原高原の風車群。

その右の中津峰山の下には勝浦の街。



頑張ってまだ花を咲かせているシコクアザミ。

ミツバツツジに赤い冬芽。



葉の落ちた道は明るく気持ちが良い。

ヒメシャラはまだ葉が少し青い。



葉が傷ついていない綺麗なシロモジもあり、明るい黄色の葉が日に輝いてとても綺麗だ。



ウリハダカエデの黄葉は、葉が大きいだけ良く目立つ。



コバノガマズミの実が、まだ残っている。



明るい紅葉はシラキだろうか?



旗立山に向かうと、ブナが増えてくる。

見事に黄金色に黄葉している。



アオハダの葉が落ちて赤い実が見事だ。

秋から冬の初めには鳥達も食べないのでずっと残るらしい。

冬遅くなった時の貴重な食料となるらしい。



尾根道はブナの黄葉が眩く光っている。



トチノキも綺麗に黄葉している。



旗立山の急階段を登る。

ほんの少しだけれど、この階段を登ることで旗立山に登った実感が湧く。

だんご3兄弟がクッキリと見えている。



旗立山からの道は柔らかで静か。

小鳥の鳴き声だけが響く。



シロモジの薄い黄色の葉を透過した光が、柔らかく稜線を包む。



ブナの黄金色の葉を透過した光と、反射した光が周りを優しく包む。



図子三角点まで来る。

林道がグルっと回ってまたこちら側へ伸びている。



しかし、今年工事した場所もすでに崩壊が始まって岩が落ちているのが見える。



キッコウハグマはすでに綿毛になっている。



赤石丸到着。



温度計は7度位。

この温度計は-50度まで計測できるが温度表示が数度低い。

だから実際は10度位か。



赤石丸から降りて林道を引き返す。

今頃タンポポが咲いている。



クマシデの実と?の実。



林道から見る紅葉も良いものだなあ。



このヤツデの実のようなのは?



雲早山の見える東屋で昼食。

夏の間はムツコクて食べなかった鶏丼カツオ出汁付き。



赤く染まった山肌を見ながらの昼食はまた格別。

温かいコーヒーを飲んで暫くまっとりする。



ブナなどの落ち葉の積もったフカフカ道を歩くのは最高の気分。

アスファルトや岩の道を歩くのとは格段の贅沢な感触。



旗立分岐からブナの広場に向かうとブナの大木が出迎えてくれる。



細かい葉のカエデも今が紅葉の真っ盛り。



色とりどりの紅葉が目の前に広がる。



次から次へと異なった彩りが現れて見入ってしまう。



コレでもかという黄金色のブナ。



落葉すると焦げ茶色の葉になるが今は光り輝いている。



モミジの細やかな色の変化がなんとも言えない。



それぞれに天下一品の色合いの木々だが、周りに溢れてコレでもかと言っているみたい。



まだ緑のブナなども多いが、青空のもと素晴らしい紅葉を楽しむことが出来た。



ヤドリギも出来ている。

駐車場に帰ると満車状態。

皆さん遅く来て今登山中なのかな。



帰りに月ヶ谷温泉の10月桜を楽しむ。



小さな花だが近付いてよく見ると綺麗だ。



これから2月くらいまで次々と咲いて楽しませてくれる。



今日は期待以上の紅葉を楽しむことができた。

次は雪の高丸山かな。




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