春の里山 高丸山 旗立山 赤石丸   2020年05月02日  
里山倶楽部四国編 

- アケボノツツジ満開 高丸山周回 ―

アケボノツツジの便りが届き始めた。

例年なら、薬研谷にアケボノツツジを見に行くのだが、昨年から入山禁止の標識が出ている。

個人の山なので山主が禁止と言えば従わざるを得ない。

数年前から岩場のアケボノツツジが、根っこから折れたりして傷んできていた。

この際、暫く休養してまた素晴らしい花を咲かせてほしい。



雲早山の縦走路も良いのだけれど、家内の膝の具合がチョット不安。

縦走路の途中にはチョット危険な岩場がある。

この時期、事故など起こすと大変だ。

危険な場所が無く安全にアケボノツツジを楽しめる山、高丸山に出かけることにする。

高丸山の千年の森の駐車場は駐車禁止となっている。

昔からある登山口横の駐車場に駐車。

朝早いので一番乗り。

軽トラでご夫婦がやってこられた。

地元の方で毎日トイレなどの清掃をされているようだ。

ありがとうございます。

頭が下がります。



登山道を入るとエイザンスミレが沢山咲いている。

柔らかいピンクは流石上品で、スミレの女王の名にふさわしい。



シハイスミレやタチツボスミレもまだ元気に咲いている。



フデリンドウはまだ目覚めていないのが多いが、日当たりの良い所では元気に花が開いている。



コミヤマカタバミもお目覚め。

高丸山を見上げるとホンの少しピンクに染まっている。



樹木の芽生えはまだまだのようだ。



ヨゴレネコノメが一面に咲いている。



シロバナネコノメソウやヤマルリソウも咲いている。



不動明王にお参りして三つ尾の峠に向かう。



ブナは芽吹きが始まっている。



ヒナワチガイソウが咲いているがまだ少ない。

こんな所にもエイザンスミレ。



三つ尾の峠に着く。

ウリハダカエデの芽吹き。



シロモジが満開。



ツルリンドウの葉が出ている。



アケボノツツジが朝日に輝いているる

今年はじめてのアケボノツツジに感激、



頂上直下のピンク色は薄い。



急坂を2つほど登り切ると展望岩に着く。

一本ブナがくっきりと見える。



龍山などの那賀町との境界の稜線。

あの稜線に発電用風車が計画されているとか。



シロモジとヤマヤナギ



シハイスミレが綺麗だ。

岩場を登る。



芽吹く前のブナ。

葉が出始めている。



高丸山頂上着。

誰もいない。

今日も一番乗りのようだ。



那賀町との境界の稜線。

尖っているのが龍山かな?



雲早山縦走路のピークまで行ってみる。



アケボノツツジは咲き始めたばかり。



遥か下には満開のアケボノツツジが見える。

このピークでアケボノが咲くのには後数日かかるかな。



西三子山と高城山。

その真中奥には剣山。

もう雪は見えない。



もう一度頂上に引き返す。

皆さんが登ってくる前に下山開始。



今年はシロモジの花が遅くまで満開だ。

ナツツバキには去年の実の残骸が残っている。



頂上直下のアケボノツツジは7部咲きくらい。



まだ芽吹きが始まっていない東尾根をどんどん下る。



石灰岩の露岩地帯には今年もフデリンドウが咲き始めている。



何時もはこの時期満開のアケボノツツジは8部咲き。



大好きなシハイスミレが、まだ咲き誇っているのが嬉しい。



芽吹き始めたブナ。

葉っぱが展開し始めている。

林道を行くと、k美ちゃんとお母様がやって来た。

お久しぶり。

随分と大人っぽくなっていたので驚く。

少しお話してお別れする。



折り返し地点のアケボノ展望所に行く。



丁度満開で素晴らしい。

ベンチに座ってタップリとアケボノツツジを堪能する。



ブナの葉が芽生えると同時に花が咲き始めている。

今年は花が多いのでドングリが期待できそうだ。



旗立山の急階段を登るとアケボノツツジが咲き誇っている。



此処でこんなに見事に咲いているのは初めて見た。



旗立山頂上着。

標識の針金が弱くて、見るたびに吹き飛んでいた。

今回丈夫な針金を用意してきたが、去年秋に取り付けた針金が意外としっかりとしている。

そのまま赤石丸に向かう。



途中の図根三角点のピークから林道工事現場を眺める。

少しずつ工事が進んでいるようだ。

今日も土を削る音がしている。



ミツバツツジが満開。

アケボノツツジよりも鮮やかな紫赤色が目に染みる。



ニョイスミレ(ツボスミレ)とタチツボスミレ



赤石丸頂上付近にもアケボノツツジが満開。

毎年来ているが、こんなに見事に咲いているのは初めて。



切り株に座って一休み。

気温が上がってきて喉が渇く。

凍らせたお茶が美味しい。

アンダーシャツを脱いで山シャツ一枚となる。



またアケボノツツジを楽しみながら下山。



林道沿いにはキケマンが咲いていた。



散弾の薬莢が落ちていた。

こんな所でも銃で狩りをするんだなあ。



東屋で昼食。

旗立山を見上げると見事なアケボノツツジが見える。

今年はアケボノツツジの当たり年のようだ。



稜線を引き返しブナの広場に向かうと朝よりミツバツツジが咲いていた。



ブナの花も一杯咲いている。

今年はブナのドングリが期待できるかも。



石灰岩の露頭地帯では朝よりフデリンドウが多く開花していた。



可愛いミツバテンナンショウが咲き始めている。

ジロボウエンゴサクも。



コミヤマカタバミが花を開いている。

少しピンクの花弁が可愛い。



シロバナネコノメソウも咲いている。



トチノキの葉が展開始めていた。



芽吹き始めたブナ。

新緑が美しい。



カツラの真ん丸な若葉が可愛い。



ブナの花とヒメシャラの新芽



今年もサイコクサバノオが咲いていてくれた。

他にはあまり見ることが出来ないので、毎年此処で出会うのが楽しみ。



駐車場に帰ってくると車が増えていた。

今頃頂上は過密状態かな?

私達は朝早くから登ったので出会ったのは二人だけ。

山歩きはやはり朝早くからに限る。

今日は予想以上のアケボノツツジに出会えてよかった。







総歩行距離 8.8km

累計標高差 ±864m

総行動時間 6時間18分



里山倶楽部四国

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