秋の里山 高丸山  2021年11月05日  
里山倶楽部四国編 

- 高丸山 ブナ黄葉 ―

今年はブナの紅葉が遅れていた。

所が今週になってから一気に色付き始めたようだ。

標高の高い所から順番に楽しんでいくが、高丸山が最後となった。

しかし、皆さんのレポートを見ても高丸山の紅葉については芳しくない。

紅葉はやはり青空でなくては冴えないので、晴れの予報の日を待っていた。

やっと一日中晴れの予報なので高丸山に出かける。



徳島市内から高丸山までは結構遠い。

夜明けとともに出発したが、登山開始は7時半となってしまった。

駐車場には一番乗り。



朝日が眩しい遊歩道を行くとキッコウハグマはもう実になっていた。



朝日に輝く高丸山。

紅葉しているのかどうか?



何時ものお不動さんと石仏にご挨拶。



見上げるとブナが綺麗に黄葉している。



一旦ブナの広場に出て、東照神社に向かって登って行く。



シコクブシが一輪だけ咲き残っていた。



東照神社にお参り。



三ツ尾の峠からの登山道との交差点まで登って行く。

ブナが見事に黄葉している。

しかし、昨年綺麗だったモミジの真っ赤な紅葉が見られない。

もう散ってしまったのかな。



分岐まで来ると一本だけ真っ赤に紅葉しているモミジがあった。



此処から直線距離で650m。

標高差で200m位と簡単な登山のように思えるが、結構キツく感じるのが不思議だ。

頂上直下のアケボノツツジの紅葉が少し残っている。



落ち葉を踏みしめて登っていくとブナの木漏れ日が柔らかく包んでくれる。



急坂を登りきると展望岩。

一本ブナのピークを眺める。

先程まで真っ青な秋空だったのに少し霞んできた。



木一杯に真っ赤な実を付けているのはアオハダだろう。

今年は特に実の付きが良いようだ。



ドウダンツツジが真っ赤に紅葉している。



昨日の大雨で落ちたのだろうか。

登山道はドウダンツツジの落ち葉で真っ赤。



青空に映えるドウダンツツジを眺める。



高丸山頂上着。



上勝・大川原ウィンドファームの建設中の風車が並んで見える。



雲早山縦走路のピークに行ってみる。

アケボノツツジの紅葉の向こうに雲早山



高丸山西側の紅葉



西三子山と高城山。

その真中奥に剣山。

残念なことに剣山は雲で霞んでいる。



また頂上に引き返す。

頂上でコーヒーブレイクしようと思うが、冷たい風が吹いて寒い。

気温は7度だが、体感温度はもっと低い。

ジャケットを羽織るがやはり寒いので下山開始。



霧氷が綺麗なブナも赤く紅葉している。



登山道に赤い実が落ちている。

見上げると見事な赤い実。



毎年赤い実が着くのは知っていたが、今年は凄い。



柔らかい色合いの紅葉の中を降りていく。



旗立分岐から旗立山へ。



ピンクに紅葉しているのはニシキギかな?



旗立への尾根はブナの紅葉が凄い。



ブナの紅葉が燃えるようだ。



例年こんなに実が付いたのは見たことはない。

今年はアオハダの実が凄いことになっている。



ドウダンツツジの紅葉も凄い。



黄金色に輝くブナ



凄いなあ。

高丸山で見たブナの紅葉の中で最高だ。



ブナとヒメシャラの紅葉



林道に出るとトチノキに新芽が出来ていた。



晴れてきて雲早山も綺麗に見える。



障害物競走のような階段を登る。



カエデの落ち葉を踏みしめながら進む。



旗立山頂上着。

そのまま稜線を下る。



シロモジが真っ黄色に黄葉している。



ウリハダカエデなどの落ち葉が深く積もっている。



赤岩の横を通って林道へ。



林道から登り返して赤石丸。



もう終わってしまったと思っていたキッコウハグマがまだ咲いていた。

切り株に腰を掛けて昼食。



食後も林道を黙々と歩いて元来た道を引き返す。



ブナの広場に帰ってきた。



広場のブナは、まだ青い葉が残っていて7分くらいの紅葉かな。



無線機を持って千年の森の原田さんがやってきた。

随分とお久し振りです。

暫く話し込んでお別れする。

高丸山では携帯が繋がりにくいので、無線機を利用することになったそうだ。



前回来た時に実になっていたツチアケビが、まだそのままの姿で残っていた。

一ヶ月以上もソーセージの姿で残るとは不思議だ。



高丸山の紅葉はもう一つかなと思っていたが、今まで見た中でも最高の黄葉を見ることが出来た。

今年の紅葉もこれからは里山に降りてきて、コナラやクヌギの紅葉がきれいに見えるようになるだろう。




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