- 高城山 紅葉 ―
今年はブナなどの紅葉が遅れている。
高城山の紅葉は、例年ならもう終わりかけている頃。
天気予報は一日中快晴なので、高城山の紅葉を楽しみに出かける。
作業小屋から登り始めるが色付きはもう一つ。
天気が良いはずなのに濃いガスに覆われている。
キッコウハグマはもう実になっている。
ガスが濃くて紅葉も暗く見える。
気温は、8.5度。
そう低くはないが冷たい風が強い。
濃い赤いのはオオカメノキ。
ドウダンツツジはまだ淡い色合い。
ドウダンツツジや紅葉が色付いているが曇っているので色合いがもう一つ。
登っていくと気温が下がってくる。
益々ガスが濃くなる。
キッコウハグマの花の跡
ブナとドウダンツツジ
ナナカマドの実とドウダンツツジ
ピンクの葉はなんだろうか。
急坂を登ってシャクナゲ尾根へ。
今年はあんまり蕾ができていない。
細尾根は綺麗に色付いているがガスっているのが残念。
しかし、ガスの中のブナと柔らかい紅葉の色合いもよく似合う。
皆伐地が真下に見える。
ブナの紅葉とドウダンツツジ
ガスが濃いので地面が濡れている。
滑りながら登っていく。
晴れていれば綺麗んだろうけれど、ガスのために色が冴えない。
落ち着いた色合いも素敵かな?
急坂を前に何時ものブナの倒木に腰を掛けてコーヒー休憩。
ブナの子供達も紅葉し始めている。
こんなに小さくてももう5年以上経っている。
毎年紅葉して葉が落ちて、春にはまた新しい葉が出てくるのが不思議だ。
こうして生えたブナの幼樹は、林冠木の枯れ死や倒木によりギャップが出来るのを待ち続ける。
長い時は30年近く待ってギャップが出来ると、更に幼樹同士で競争をし、それに勝ち残った木がブナとなり成長していく。
ブナの種から発芽して幼樹となり花を咲かせるには50年近くの年月がかかり、種が出来るまでには更に30年掛かる。
数多くの競争に打ち勝って、80年も掛かってやっと成木となる。
気持ちを引き締めて一気に急坂を登る。
ガスで濡れた斜面は時々ズリッと滑って気が抜けない。
登りきると何時もなら絶景のご褒美があるのだが、今日はガスで何も見えない。
高城山頂上着。
気温は3.2度。
暴風が吹き荒れて寒い。
少し下った所で温かいコーヒーを飲んで一休み。
少し待ったが、ガスは晴れないので下山開始。
テンニンソウはまだ青く、草紅葉になっていない。
今年は紅葉が遅いなあ。
下っていくとガスが薄くなって山並みが見え始めた。
標高1500m位を境に雲があるようだ。
剣山などの高い山から見ると雲海になっているのかもしれない。
そう言えば剣山から見た時、午前中は高城山山頂に雲がかかっていることが多い。
木屋平の町も見え始めた。
日があたっている山は輝いて見える。
南高城山の斜面は赤く紅葉している木が多い。
稜線のブナはまだほとんど紅葉していない。
高度が下がった所でやっと少し色付き始めたばかり。
カマツカが少し紅葉している。
残った赤い実がよく目立つ。
姿がとても良いブナの木はシッカリと紅葉していた。
日が差すと黄金色に輝くのだろうけれど。
アオベンケイが綺麗に紅葉している。
親木のマユミには実が全く付いていない。
林道を歩くと、カエデやミツバツツジが綺麗に紅葉している。
ヤマボウシの可愛い実が残っている。
時折日が差すと谷間の紅葉が綺麗だ。
曇って色が薄いが、シットリとした感じの紅葉も良いものだ。
青空が見え始めた。
ドウダンツツジの紅葉が鮮やかだ。
やはり紅葉は日が差すと一段と見事だ。
綺麗だなあ。
風が強くアッという間に雲が流れて青空が広がった。
岩に座って一休み。
今日は温かいコーヒーが特に美味しい。
カマツカの実がビッシリと残っていて綺麗だ。
ウリハダカエデが真っ赤。
日が差してブナの黄葉が輝き始めた。
稜線のブナはまだ紅葉していなかったが、スーパー林道沿いのブナはもう何本かが紅葉し始めている。
彩りの木々を見ながら歩くのは楽しい。
モノレールの駅舎の前で一休憩。
晴れてきて剣山がクッキリと見える。
剣山の頂上ヒュッテや一ノ森のヒュッテもよく見える。
林道沿いには色とりどりの木々が光り輝いて、歩いていると楽しい。
立派なブナが色付き始めている。
見上げると葉を落とし始めたブナも、マダマダ綺麗だ。
カエデの大木も色付き始めている。
徳島のへそから雲早山~高丸山
ノリウツギの残された萼がピンクに染まって綺麗だ。
ウラジロモミに実が出来ている。
真っ赤な実やモミジも青空に映える。
ネギボウズが見える。
ピンクに紅葉している木はなんだろうか。
実と花柄を見るとミズキみたいだが?
十分に紅葉を楽しんで駐車場着。
帰りにファガスの森に寄って湯気の立ち上る温かい山菜そばを。
天然ヒラタケが一杯入っていてボリュームも有りお腹いっぱいになった。
底冷えのする一日には薪ストーブの暖かさが嬉しい。
里山倶楽部四国
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