秋の里山 高城山  2021年11月25日  
里山倶楽部四国編 

- 高城山 氷柱 ―

剣山や高城山で霧氷の便りが聞こえている。

火曜日が最適だと思っていたら、同級生からゴルフのお誘いがあった。

ゴルフ仲間も随分と減って、おまけにコロナで元の職場等の定期的に開かれていたコンペも無くなった。

せっかく誘っていただいたので、 山は何時でも行けるとゴルフに出かけた。

所がその後、気温が上がってしまった。

当然家内は機嫌が悪い。

今日も、高城山では最低気温がマイナス1度の予報。

これでは霧氷はチョット期待できないかなと思いながら出発。



神山の満月イチョウは丁度満月。



スーパー林道に入ると高城山が正面に見える。

あちゃー 白いものが見えない。

霧氷は着いていないようだ。

ファガスの森は定休日。



霧氷もないようなので、作業小屋からのんびりと登ることにする。

気温は4.3度。

これでは霧氷は無理だな。



登り始めると、霜柱がビッシリ。

バリバリと音を立てて登って行く。



急坂を登っていくと雪が残っている。



風が冷たく気温も下がってきた。



尾根筋に出ると、正面に剣山が見える。

剣山の山頂付近は白い。

雪が積もっているようだ。

やはり剣山まで足を伸ばせば良かったかな。



尾根道にも朝日があたってきた。

標高が高くなると霜柱も大きく育っている。



雪に赤いナナカマドの実が映える。



ちょっとしたアップダウンを繰り返して登って行く。

このチョッとした登りがキツく感じるようになってきた。



ついこの前に来たときには、まだ紅葉が進んでおらず緑の葉が茂っていたのに。

ブナはスッカリ葉を落として冬の気配。



何時もブナの倒木で一休み。

寒いので一口水を飲んだだけで出発。



ここから暫くは急登となる。

木の根に雪が積もって霜柱もあるのでスリップに気をつけながら登る。



登りきると絶景のご褒美。



上空に下弦の月が出ている。



山頂のブナの木は寒い風に吹かれて葉を落としても威厳がある。



スッカリ葉を落としたブナには早くも新しい芽が出来ている。

春を迎える準備がもう進んでいるのを見ると心があたたまる。。



スッカリ冬景色の高城山山頂。

少しレーダードームの方に下って温かいコーヒーとおやつタイム。



レーダードームの方から話し声が聞こえる。

モノレール駅の所には沢山車が停まっている。

スーパー林道が、もうすぐ閉鎖になるので、その前にアメダスの点検作業でもやっているのだろう。



食後、西尾根を下って行く。



テンニンソウの草紅葉が縮んで焦げ茶になってきている。

青空にナナカマドの赤色映えている。



霧氷が着いていれば綺麗だったのになあ。

11月中にチャンスは有るだろうか。



ブナとお月さん



沢山実の跡が残っているは、ナツツバキかな?

それもヒコサンヒメシャラか?



少し気温が上がってきた。



大好きな景色。



広大な景色の中をジェットコースターで降りていくような不思議な感覚。



木屋平の町も見えている。



スーパー林道に降りると木沢支所の大きなブルドーザーが停まっていた。



スーパー林道は凸凹が砂利で埋められて整備されていた。

埋まった側溝も掘られていた。

やはり林道が閉鎖になる前に整備を進めているのだろう。



まるで赤い花が咲いているように見えるのはカマツカの実だろう。

林道歩きで暑くなってきた。

ダウンジャケットを脱ぐ。



大きな音がしてモノレールが登っていった。



モノレール小屋には沢山車が停まってる。

南高城の登山口にも山の整備に来たと思われる車が数台駐車。

高城山登山口には県外車が一台。



徳島のへその下の草原で昼食。

雲が忙しく流れて晴れたり曇ったり。



食後林道を歩くと高城山の北側で日が当たらないせいか寒い。

またジャケットを着る。

山肌にはデッカイ氷柱がビッシリ。



至るところでツララができている。



赤い実はアオハダの実。

小鳥が少ないのか実が沢山残っている。



先日綺麗に黄葉していた三本のブナも葉を落として寒々しい。

大きなツララがあった。



子供達に見せれば大喜びするだろうなあ。



数年前までツララ祭りが催されていた辺りが一番ツララが多い。

またツララ祭りが催されるようになれば良いのだけれど。

今日はファガスの森は休みなので、岳人の森に寄るとなんと定休日だった。

仕方がないので、早く帰って風呂上がりのビールを楽しもうと下ると、満月イチョウの前の集会場でカフェが出来ていた。

お汁粉やコーヒーのメニューが見えた。

一瞬寄ろうかなと思ったが、そのまま下ってしまった。

やっぱり立ち寄ればよかったなあ。

今日は、念願の霧氷は見ることは出来なかったが、快晴の中絶景を楽しみながら歩く事が出来た。

11月中に霧氷が着く日があれば良いのだけれど。






総歩行距離 7.7km

累計標高差 ±609m

総行動時間 4時間42分




里山倶楽部四国

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