春の里山 砥石権現      2014/05/08
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- 砥石権現 アケボノツツジ カタクリの花満開  -

人間ドックの結果が帰ってきた。

胃カメラやレントゲンそして各種腫瘍マーカーは異常なし。

とりあえず大きな病気の心配は無いようだ。

しかしながら体重は昨年比+3㎏

二年前に苦労してダイエットした時に比べると+5㎏だ。

肝機能やコレステロールは問題ないが、なんと2年前は60で昨年は80だった中性脂肪が
239もある。

検査の前日は特に油ものを食べたことも無い。

これはやはり危険信号。

しかし、これ以上歩けないのだけれど。

やはり日本酒の量が問題かなあ??

と言う訳で今日も天気が良いので近くの山を散策。

雲早山か高城山かとも思ったが久しぶりに砥石権現に行くことにする。



朝ゆっくりしてから出発しファガスの森に着くと誰もいない。

水・木曜日は休みのようだ。

真っ赤な梅のような花が咲いているが?

幹は桜のように見えるのだが何の花だろうか?



8時27分 ファガスの森左奥から出発。

ブナの赤ちゃんが一杯顔を出している。

流石ファガスの森だ。

いつ来ても最初の坂はキツイ。



これも例年通りオオカメノキの花が咲いている。

太いヒメシャラの木は今年も健在。



ワチガイソウも少し咲いている。

20分程で川井峠分岐に着く。

此所は間違いやすいところだが立派な標識が出来ている。



右に曲がり次のピークに向けて登っていく。

カラマツが芽吹いている。

天気は薄曇りで冷たい風がキツイ。

急坂の登りで汗ばんだ体が一気に冷えていく。

急いでウィンドブレーカーを着込む。



1,457mのピークに着く。

此所は西砥石権現と呼ばれている所。

三角点のある1,375mのピークは徳島県森林管理署の標識には東砥石権現と書かれている。

しかし一般的には三角点のあるピークが砥石権現と言われている。

頂上あたりにはマイヅルソウの葉が一杯だ。

もう少しすると沢山花が咲くことだろう。



ピークから下って行くと急に眺望が広がる。

目の前に焼山寺山や神山から三郷の山々が緑濃く見えている。



日立ち止まって正面を見ると右端に東宮山がとがった三角錐に見える。

その左奥は奥野々山とお高越山だろう。

更に左手前の山は正善山のようだ。

遠くには阿讃の山の向こうに小豆島も見えている。



更に下って行くとリョウブの若葉が芽吹き始めている。



また更に下るとミツバツツジが鮮やか。

ミヤマシキミも花の盛り。

中津峰山などではとっくに花が終わっているのにこの山は寒いのかな?



オオカメノキの花が目立つようになる。

咲き始めでほんのりピンク色なのがとても好ましい。



白い小さな花が沢山咲いていてつい立ち止まって見てしまう。

フモトスミレに似ているが少し大きな花だ。

シコクスミレかもしれない。

新緑とミツバツツジに癒やされながら静かな稜線を下っていく。



足下に小さな双葉が一杯発芽している。

見上げるとカエデに花が咲いている。

この小さな双葉はカエデかな?



やはりカエデの実生のようだ。

こんなに沢山発芽しても立派なカエデの木になるのは極希なことだろう。

みんな虫たちのご馳走になってしまうのだろうか。



ブナの実生も気をつけて歩かないと踏みそうな程多い。



ブナやヒメシャラの芽吹きを楽しみながら下って行く。



ミツバツツジが多くなりワチガイソウも一面に咲いている。



フモトスミレやエイザンスミレが咲き始めなのか初々しい。



オオカメノキの大木にびっしりと花が咲いていて見事だ。



標高が下がるとシロモジの葉がカッパの手を広げ始めている。



林道からの登山道との分岐にも立派な標識が出来ている。



ここからは砥石権現への登りとなる。



稜線に出るところの分岐にも標識。

この分岐は間違えやすく帰りにまっすぐ行ってしまって迷ったことがある。

初めて来た人は助かることだろう。



一旦緩やかとなりまた急坂となるが素晴らしいミツバツツジに見とれてキツサを感じない。



水恋沢の分岐の標識は岳人の森が設置してくれたようだ。

帰りに寄ってみよう。

ワチガイソウが群生してる。



山頂近くになるとカタクリの花が咲き乱れている。



日が差して暖かくなったので綺麗にカールしていて綺麗だ。

一面に咲いているので何枚も写真を撮る。



白いカタクリも数輪咲いていた。

色が褪せて白くなっているのとは違うようだ。



砥石権現頂上着 10時45分

登山口から2時間半程かかっている。

いつもなら2時間程だが今日はカタクリの花が余りに美しいので時間を食ってしまった。

頂上付近にも色の濃いカタクリがいっぱい咲いている。



シコクスミレよりもまだ大きくて真っ白なスミレが咲いていた。

??



鹿舞ダキ山へ向かって下りていきアケボノ岩に向かう。

二ヶ所ポイントの岩場があるがどちらも花のピーク。



素晴らしいアケボノに酔いしれる。



鹿舞ダキ山の方から登山者が次々とやって来たので場所を交代して下って行く。



楽人の森への分岐を過ぎて登っていくとますますカタクリの花が多くなる。



鹿舞ダキ山 1,330m 到着

11時22分



シャクナゲはまだ咲いていない。

ツクバネソウもまだだ。



日が差して気持ちが良いのでカタクリの花を見ながら昼食。

やはり吹く風が冷たくジャケットが必要だ。

ピンクのカタバミも花を開き始めた。



シコクスミレやカタクリを楽しみながら下山。



先程の白いカタクリは綺麗にカールしていた。



水恋沢に寄ってみる。

見下ろすとシャクナゲの蕾が開き始めている。



岩場のアケボノツツジは満開で素晴らしい。



大木を見上げると真っ赤な房のような物が一面に見える。

よく見ると葉が展開していないのにカエデの花が咲いている。



下の方には葉が出ている。

やはりカエデのようだ。

足下にはカエデが沢山芽を出している。



分岐まで下りて後はひたすら登っていく。



登るのに飽きてきた頃見晴らしの岩場に着き景色を見ながら休憩。



西砥石権現まで登り返すと今頃まだシロモジの花が満開だ。



日が照って芽吹き初めのカラマツの新緑が美しく輝いている。



急坂を滑らないように気をつけて下りるとフデリンドウが花を開いていた。

14時18分着。

ファガスの森には車が二台。

登山者にはお会いしなかったので高城山に登っておられるのだろう。

今日は気持ちの良い春の日に、のんびりと新緑やミツバツツジの花を楽しみながら歩くことが出来た。

また、例年に無い素晴らしいカタクリの花とアケボノツツジを堪能することが出来た。

これでお酒を飲まないで寝れば少しは中性脂肪も減るだろう。

しかし、シャワーを浴びて夕食前に飲むビールは最高だ。




里山倶楽部四国編 

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