里山の秋 剣山、次郎笈、丸石 2007/11/3
         

− 素晴らしい秋晴れの中四国一の展望を楽しむ −

11月となってお山の紅葉も今が盛りだろう。

何処の山に出かけようかと迷うが、今晩息子がカナダから帰ってくるので空港まで迎えに行かなければならない。

一番手頃で展望の良い剣山へと出かけることにする。

朝5時過ぎに家を出て近所のコンビニで弁当購入。

いつもの様に神山、中尾山経由で見ノ越に向かう。

中尾山から見ノ越までの林道から見る紅葉は素晴らしい。





剣山山頂はガスの為見えない。



7時22分見ノ越着。

まだガラガラの駐車場でトイレを済まし出発。




今朝は霜が降りたみたい。

剱神社で登山の安全をお祈り。



現在気温2度。



ツルリンドウがあちこちで赤い実を付けている。



シロモジやブナの黄葉が盛りの様だが曇っているので色がもう一つ。



1500mを過ぎると紅葉は既に終わっている。



霜が美しい。



キャンプ場にでると次郎笈が朝日に輝いている。

ふと西を見ると三嶺が雲海に浮かんでいる。






急いで西島に駆け上がりその景色に見惚れる。

しかしあっと言う間に雲海は薄くなってしまった。

8時7分。



西島には東京から来たグループ(昨日飛行機でやって来て石鎚山登山。今日は剣山で明日は伯耆大山に登って飛行機で帰る)

と、大阪から来たグループ。



三嶺の雲海は消えたが塔の丸の向こうの矢筈山系は雲海の上。

しばし景色の移り変わりに見入ってしまう。



大阪組が賑やかに尾根ルートに向かったので私達は大剣神社コース。

三嶺の美しい姿を眺めながら登る。



丸笹山が雲海から顔を出した。

大剣神社で東京の集団をパス。



次郎笈



三嶺



塔の丸とその向こうに矢筈山。



次郎笈から三嶺に続く縦走路。



今年初めての霜柱や薄氷が張っていた。



山頂に近づくと矢筈山が大きく見えてくる。



高城山の山頂が雲海から顔を出している。

丸笹山の右の赤帽子は雲海の中。



剣山本宮宝蔵石神社に参拝。



宝蔵石と剣山ヒュッテ



一ノ森の向こうに権田山?

雲海荘と観測所跡



次郎笈と三嶺



頂上へ向かうと大パノラマが広がる。



雲海荘と雲海

先月三嶺で会った天狗の足を持った青年と再会。

今日は一ノ森、槍戸山まで行って来るとのこと。



頂上では東京から来たパーティが大はしゃぎ。

登山ツアーお決まりのガイドとハイタッチ。

家内も一緒にハイタッチされていた。

9時6分。



時間も早いので、次郎笈に向かう。



次郎笈の姿はいつ見ても素晴らしい。

振り返ると剣山。



次郎笈から女性二人連れがやってきた。

奥槍戸から登ってきて、これから剣山まで行き奥槍戸に帰るという。

帰りの次郎笈への登り返しが心配と言っていた。



振り返ると剣山の左に丸笹山。



山頂手前のピークで三嶺への縦走路を眺める。

いつかあの向こうまで歩いてみたい。



10時丁度次郎笈到着。

先客は男性一人だけの静かな頂上。



三嶺と天狗塚の向こうに瓶ヶ森と石鎚山そして手箱山などがクッキリと見えている。



やがて女性がやってくる。先ほどの男性の母親で仙台からやって来て昨日は石鎚山に登ったそうだ。

時間もまだ早いし、目の前に見える丸石まで足をのばすことにする。



急坂を下ると高知の人達が大勢登ってくる。

水飲み場の分岐を過ぎると、丸石まで1.8q。三嶺まで15.2qの標識。



下りは結構急坂。

次郎笈から300m程低い所にスーパー林道からの登山口への分岐がある。



分岐からエッチラ登って丸石1684m到着。

11時8分。

少し早いが昼食にする。



丸石からは三嶺がかろうじて見える。



此処から見る次郎笈はとても男性的。



登山客が大勢登ってくるのが見えたので下山する。



やはり登り返しはキツイ。

此処で何とあの天狗の足を持った青年が降りてきた。

もう槍戸山まで行って、こちらまで足をのばしたとのこと。

大学生が大勢やって来て今日は三嶺泊まりだとか。

若い人達は、良いなあ。



やっと水場の分岐まで引き返す。

此処から巻き道を行く。



水場で冷たい水で喉を潤し、剣山方向へ向かう。



遊歩道分岐までまた登り返す。

振り返ると逆光の次郎笈が見送ってくれる。



剣山から大勢下りてきて次郎笈に向かう。



トラバース道の日影では、テンニンソウの氷華

シモバシラの様に綺麗ではない。

朝早くだともっと綺麗なのかな?



青空に映えるモミジ



13時37分西島着。



1500m以下の所では紅葉、黄葉がピーク。



ブナやシロモジの黄葉が陽に輝いている。



ブナの古木の紅葉はさすがに素晴らしい。



シロモジと紅葉



シロモジは紅葉の進み具合で緑から黄色と色が変わり美しい。



淡い黄色のシロモジ



14時22分駐車場着。

車道までバスが溢れていた。

ひたすら来た道を家路に向かう。

今日は素晴らしい眺望と紅葉を楽しむことが出来て大満足。