春の里山 芝小屋山 薬研谷 梅の木峠 2008/5/6
         

− 芝小屋山 ブナの芽吹きを楽しむ −

ゴールデンウィークも今日で終わり。

芝小屋山もブナが芽吹き始めていることだろう。

アケボノツツジやカタクリの花は、盛りを過ぎているかもしれないが

春の花たちが咲き始めているかもしれない。

7時54分散策開始。



登山口のヒメシャラはすっかり芽吹いている。



トサミヅキやシロモジの芽吹きが美しい。



尾根筋にはミツバツツジが咲き誇っている。



柴小屋山へカタクリの花を見ながら登る。



芝小屋山のブナの芽吹き



同じ場所のブナでも、芽吹きの度合いが異なっている。



大道丸ではシジュウカラが出迎えてくれた。

よく見ると、胸のネクタイがない。

ヒガラかな?



大道丸のリョウブとヒメシャラの芽吹き



大道丸から薬研谷に下るとミツバツツジとアケボノツツジの競演



カタクリも多い。



左はシロモジ 右はクロモジ?なんか枝がクロモジではないような?

調べてみるとカナクギノキらしい。

シロモジと混ざって咲いているので、遠くから見ると見分けが付かない。

もっとよく調べるとカナクギノキの葉は細長いらしいので、ヤッパリクロモジ?

新枝が褐色なのでカナクギノキにしておこう。



林道に出るとミツバツツジが多い。



登山道には、アケボノツツジの花がたくさん散っている。



上の岩場では、もう大部分散ってしまって寂しい。





下の岩場では、まだかろうじて見頃かな。



向かいの岩場はかろうじて残っている。




谷に下り、向かいの岩場に登る。

大岩の下のアケボノツツジは、ほとんど散っている。



銚子の滝まで下りると、ヒカゲツツジが咲いていた。



ナルコユリはまだ小さな蕾。



ジロボウエンゴサクとシロバナネコノメ

そしてヤマハコベ



清々しい新緑の樹間を歩く。



シロモジの若葉の間から柔らかい日差しが注ぐ。



ヤマルリソウとイチリンソウ



今年はイチリンソウの開花が遅く心配したが美しく咲いてくれた。

5人連れのパーティーがやってきてイチリンソウに感激していた。



コチャルメラソウかな?



サイコクザバノオはとても小さい。

やっと見つけた。



もう鯖の尾のような実がなっていた。



サワハコベかな



四国の道を天が滝展望所に向けて歩く。

薬研谷の大岩がよく見える。



松の庭園から山道に入る。



杉の樹下にミヤマカタバミが群生。



突然、倒木林で道がふさがれる。

大きく迂回して強引に下る。



ワチガイソウとヒナワチガイソウが群生。



ニリンソウも咲き始めていた。



樹間にはカタクリも群生。



大岩にはミツバツツジがあでやか。



11時51分天が滝展望所に到着。

此処で食事にして引き返す予定だったが、家内が梅の木峠まで行きたいと言う。

次ぐに出発



斑入りシハイスミレを見ながら下る。

予想通り、梅の木峠は林道が貫通し消え果てている。



四国の道の標識も引き抜かれている。



(4月20日の梅の木峠。)

わずか半月の間に、素晴らしかったリョウブ、ヒメシャラ、ミツバツツジなどの自然林を

大規模伐採し、ふるさと林道がすでに、何百メートルものびている。



登山道の脇のリョウブの林を重機が切り崩していく。



嫌な思いを振り切って、芝小屋山に引き返す。

松林のところで道に迷っているご夫婦と出会う。

薬研谷から芝小屋山に戻るつもりで四国の道の分岐を見落とし、どんどんと進んできて、方向感覚を失ったようだ。

ご案内して、引き返すと、軽トラに乗ってピクニック?にやってきた上勝町のおじいちゃん、おばあちゃんに出会う。

軽トラに積んだタケノコをいただく。

上勝町のお年寄りは気前がよい。

芝小屋山駐車場に15時12分着。

今更、林道建設に異議を唱えても、もうこの計画は止められないだろう。

静かな薬研谷を今の内に十分楽しんでおこう。