夏の里山 針ノ木大雪渓    2014/07/22~24
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海の日が近くなり、毎年楽しみにしている北アルプス登山の日がやってきた。

例年なら海の日の前に行くのだが、今年は天気がスッキリとしない。

天気予報を眺めていると22日から24日の間が天気が良いらしい。

21日に出発して前泊し22日から登ることにする。

行き先は、昨年鹿島槍に登った時途中まで行って引き返した針ノ木岳だ。



針ノ木岳(はりのきだけ)は、富山県中新川郡立山町と長野県大町市にまたがる標高2,821 mの山(200名山)。

針ノ木岳へは、日本三大雪渓(白馬大雪渓・針ノ木大雪渓・剱岳大雪渓)の一つ針ノ木大雪渓を登っていく。

針ノ木峠を挟んで対峙する蓮華岳のコマクサの群生も有名だ。

針ノ木大雪渓は雪が少ないと、殆ど夏道を歩いて所々雪渓を渡るコースとなる。



今年は雪が多いようなので雪渓を直登(ピンクの点線コース)できるかもしれない。

楽しみだ。

針ノ木峠は、天正11年(1583年)、越中領主佐々木成正が遠江国(浜松)の徳川家康に同盟を求めに赴く途中、

厳冬期の黒部渓谷を横断した、いわゆる「さらさら越え」としてよく知られている。



歌川芳形:英雄八景之内/笹良越暮雪・佐田陸奥守有政



江戸時代になると加賀藩の奥山廻り役人が藩境である針ノ木峠の警備や密漁などの取り締まりに廻ったそうだ。

針ノ木岳は昔は地蔵岳と呼ばれていた。

大正時代になって針ノ木峠にちなんで針ノ木岳と命名されたそうだ。

また立山参詣の人が通ったとも言われている。

21日の出発まで手持ちぶさたで毎日ゴルフの打ちっ放しに行って汗を流した。

所が度が過ぎたのか前日になって膝と腰に違和感が発生した。

体力温存だと言って毎日寝転がっていた家内から馬鹿じゃないかと言われる。

21日は朝から高速をひたすら走り金熊温泉の明日香荘に着く。

この明日香荘は公共の宿で夕食のみだと5000円ちょいの料金で泊まることが出来る。

最近綺麗に改装されている。



この金熊温泉とは金太郎ゆかりの温泉で、金太郎と熊の相撲の逸話から名前が付いているらしい。

出生の伝説は、母親が大姥山の山姥で、雷神の子供を孕んで産まれてきたとされている。



近くには鷹狩山や唐花見(カラケミ)湿原もあるようだ。



八坂の山の上にある明日香荘はゆったりとしていてロビーも広い。

温泉は日帰り温泉としても開放されている。



部屋は10畳で山の見える次の間もありゆったりとすることが出来る。



時間も早いので大町まで10分ほど車を走らせる。

明日からの食料品の購入。

大町は標高が712mほどあるのでコッペパンの袋もパンパンに膨らんでいる。

スーパーの店先に登山靴が並んでいる。

流石、アルプスの町。



旅館に帰り風呂に行くと祈願スポットがある。

大姥様のムシキリ鎌に祈願すると子宝成就、恋愛成就にご利益があるとか。

お風呂はきんたろうの湯。

柔らかな泉質で気持ちが良い。



格安料金なのに料理は素晴らしい。

まずは茶碗蒸しを戴き、ハモ鍋がメイン

丸いお焼きは「名物灰焼きおやき」

中に味噌とナスが入っているとのこと。

包んでもらって明日の弁当代わりにする。



山の中だというのに刺身や甘エビそしてコハダの酢の物など新鮮な魚料理が美味しい。



その後出てきた信州蕎麦とイワナの塩焼きも美味しかった。

中々イワナにはお目にかかれないので感激。

デザートは黒豆なんとか?

上に乗っているのはドライフルーツだとか。

もう一度温泉に入って8時過ぎには就寝。

明日は5時に出発の予定。


針ノ木大雪渓へ

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里山倶楽部四国編 

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